よくある質問
よくある質問
進級のための条件
Q:フランス文学専攻に進級するために、第1学年でフランス語の履修は必須でしょうか。
A:その方が望ましいのは確かですが、要件ではありません。第1学年でフランス語を履修せずにフランス文学専攻に進級した学生諸君も過去に何人もいます。その場合、第2学年で初級レベルのフランス語を履修したり、市販書を独学したり、学外のフランス語学校に通ったりしながら、フランス語の初歩を学んでもらいます。第2学年が終了する頃には他の学生諸君と学力の差がなくなるケースがほとんどです。
Q:フランス文学専攻の学生は、みんなフランス語のレベルが高い人たちばかりでしょうか。
A:第1学年で上級レベルだった学生、仏語圏で生活経験のある帰国生なども在籍していますが、人数的には少数です。圧倒的多数の学生諸君は、大学入学と同時にフランス語の学習を始めた人たちです。また、第1学年でのフランス語の成績は進級には影響しません。「フランス語が好き」「フランス語が上手になりたい」「フランス(語圏)の文化に興味がある」という動機と熱意が何よりも重要です。
授業
Q:フランス文学専攻で学ぶことができるのは文学だけでしょうか。
A:文学を専門とする教員が多いのは事実ですが、授業で扱われる領域は文学のみならず、文化史や言語学、思想、映画、舞台芸術など多岐にわたっています。また、研究会(ゼミ)ではできるだけ学生諸君の興味関心に対応できるよう配慮しています。(リンク:専門教育科目、教員、研究会、卒業論文題目)
Q:フランス語の語学力を伸ばすことはできますか。
A:専門教育科目として「フランス語表現演習」(作文)や「フランス語学演習」(読解)などが開講されています。またフランス人教師の授業も多く開講されており、フランス語の運用能力・コミュニケーション能力を高めることができます。
Q:研究会(ゼミ)の振り分けはどのようにして行われますか。
A:研究会の履修を希望する学生諸君には、4月のガイダンス前後に「志望票」を提出してもらいます。第3学年の学生諸君には自分の興味関心のある分野、テーマなどを記入してもらいます(特定の教員の名前は記入しません)。集まった「志望票」の内容を精査し、各学生を最も適切な研究会に振り分け、結果を掲示によって発表します。第4学年の学生諸君は、希望すれば第3学年で所属した研究会に継続して所属することができますが、変更することも可能です。その場合は改めて興味関心のある研究テーマなどを「志望票」に記入してもらい、振り分けを実施します。
留学
Q:海外に留学したいと考えています。
A:大学派遣交換留学の制度があり、フランス文学専攻からも多くの学生諸君がこの制度を利用して留学しています。フランスに限らずベルギーやスイス、カナダなどの仏語圏、さらにはイギリスやイタリア、オーストラリアなどに留学するケースもあります。(リンク:留学、留学体験談)
Q:留学すると、帰国後は留年することになるのでしょうか。
A:第3学年の秋から留学し、1年後に帰国した場合、留年せずに(在学年度の合計が4年で)卒業することは可能です。その場合、留学出発前に必要な単位をできるだけ多く取得しておくことが肝要です。ただし、帰国するのは第4学年の夏頃になりますので、就職活動の関係などで結果的にもう1年度在学する学生諸君も少なくありません。
その他
Q:フランス語の資格試験を受ける学生は多いですか。
A:一つの到達目標として受験する学生諸君は少なくないようです。公益財団法人フランス語教育振興協会(APEF)が実施する実用フランス語技能検定試験(いわゆる「仏検」)に関しては、第2学年終了までに2級に合格し、卒業までに1級や準1級に合格するケースが多いようです。また、フランス国民教育省認定のDELF/DALFに関しては、卒業までにB2またはC1の取得を目標に掲げる学生諸君がいるようです。