ノーレットルールについて
ノーレットルールについて
令和6年インターハイ長崎県予選以降の大会から、ノーレットルールが採用されました。
選手がノーレットルールを十分理解し、大会参加ができるよう、各校顧問の先生方はご指導のほどよろしくお願いいたします。
「レット」とは
「① サービスのやり直し、② ポイントのやり直し」となる場合、ソロチェアアンパイ ア(以下 SCU)は“レット”とコールする。
① サービスのやり直し *1 例)サーブされたボールが、ネット、ストラップまたはバンドに触れて正しいサービスコート内に 入った場合、そのサーブをやり直すが、1つ前のフォールトは取り消さない。 → 第1サービスだった場合は、第1サービスをやり直す → 第2サービスだった場合は、第2サービスをやり直す。
② ポイントのやり直し *2 例)インプレー中に、ほかのボールの侵入があったら、SCU は即座に「レット」とコールし、ポイントをやり直す。 → ポイントのやり直しなので、第1サービスからやり直す。
「ノーレットルール*3」とは
「① サービスのやり直し」を採用せず、ネット、ストラップまたはバンドに触れたとしても、インプレーとする方式。
確認事項
(1)サーブされたボールが、ネット、ストラップまたはバンドに触れて正しいサービスコート内 に入った場合、ラリーを続けなければならない。
(2)「② ポイントのやり直し」は、従来通りに SCU がコールする。
(3)サーブされたボールが、ネット、ストラップまたはバンドに触れて地面に落ちる前に、レシ ーバーまたはレシーバーのパートナーが触れた場合、レシーバー側の失点となる。
(4)ダブルスにおいて、ネット、ストラップまたはバンドに触れて正しいサービスコート内に入 ったサーブを返球できるのは、レシーバーだけである。(レシーバーのパートナーは返球できない。)
詳細に関しては、「JTA TENNIS RULE BOOK」や「SCU 実施マニュアル」を参照ください。不明な点は、 県高体連テニス専門部へお問い合わせください。
参照 JTA TENNIS RULE BOOK 2023 *1 P16 規則22 サービスのレット *2 P17 規則23 レット *3 P32 サービスのレット “ノーレットルール”
ノーレットルールの注意点
①SCU(審判) がつく試合・・・ルールどおり
*レシーバーが「レット」をコールした時点で、レシーバーの失点。
*審判が誤って「レット」と言ってしまった場合、ファースト、セカンドサーブに関係なく ファーストサービスからになります。
試合の中での例
ノーレットルールを採用している試合で、レシーバーが間違えてレットをコールしてしまいました。そのサーブは打ち返されており、正しいコートに入っています。間違いの訂正で、そのポイントのやり直しで良いですか。
本来してはならないコールをしてしまったので、相手選手への妨害としてレットをコールした選手は失点となります。 ただし、2024年度から新たにノーレットルールを採用する大会では、2024年度に限りルールの移行措置として以下のように扱われます。
・サーブを正しくコートに返球した場合はそのポイントのやり直し
・返球したが正しいコートに入らなかった、またはサービスエースの場合は失点
・そのレットのコールは1回のミスジャッジとしてカウントされる
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