当領域には、教育経営プロフェッショナル育成プログラム(以下、教育経営PPとします)という名称のプログラムがあります。いわゆる1年制プログラムのことです。大学院案内には、次のように紹介されています。
教育改革動向や組織マネジメント,リーダーシップ論などを学び,変動し続ける社会の中で,学校教育を多元的にとらえ,学校内外の連携・協働をつくりだせる教育経営プロフェッショナルを育成する。
1 年制プログラムの履修を認められた方は実習科目6 単位が免除され、指定された科目を履修することで1年での修了が可能となります。また、教育経営PPの場合には、共通科目4単位分を教育経営に関するプロフェッショナル科目に振り替えます。つまり、共通科目としては12単位以上、プロフェッショナル科目としては16単位以上の履修が必要になります。(その際、共通科目の第4領域「教育の経営と社会」「学校の組織と経営」およびコース別選択科目「教育経営総合演習Ⅰ」は必須科目となります。)
1 年制プログラム履修者は、修了時に本領域独自の「教育経営プロフェッショナル育成科目修了証」を発行します。教育経営PP自体は短期履修プログラムですが、2年履修の方の場合にも、下記の修了証発行要件を満たした方には「教育経営プロフェッショナル育成科目修了証」を発行します。学位記が本学の本コース・領域の課程を修了したことを証明するのに対して、この修了証は本領域独自で発行し、領域内の科目の中でも特に、教育経営プロフェッショナルになるために必須な科目を必要単位以上履修したことを一覧表の形で示し、証明するものです。
今後ミドルリーダー、スクールリーダーとなっていく方は、下記修了証発行要件を確認の上、是非修了証を取得して修了してください。
〔修了要件の概要:2年以上在学の院生の場合〕
①共通科目全16単位を履修すること。
②コース別選択科目として、下記の教育経営プロフェッショナル育成科目から16単位以上を履修すること。
③上記の科目履修16 単位の中に、「教育経営総合演習Ⅰ」および「教育経営総合演習Ⅱ」の2科目(4単位)を必ず含むこと。
※それぞれの科目の概要については、こちらをご参照ください
【共通科目】(16科目16単位※太字の2科目は本領域の教員が担当)
「教育課程の編成・実施と課題」「創造的カリキュラム開発の実践と課題」「教科等の授業内容と教材研究」「教科等の実践的な指導方法と理論」「表現・実技系教育活動における理論と実践」「ICTを活用した教育デザイン」「生徒指導の理論と実践A」「生徒指導の理論と実践B」「特別な教育的ニーズのある子どもに対する指導の理論と実践A-心理・行動特性を中心に-」「特別な教育的ニーズのある子どもに対する指導の理論と実践B-教育(課程)・指導法を中心に-」「教育の経営と社会」「学校の組織と運営」「授業経営に基づいた学級経営」「インクルーシブな学級を形成するための学級経営」「STEAM・教科横断的教育と教員の在り方」「SDGs時代の学校教育と教員の在り方」
【選択科目】(以下の12科目中「教育経営総合演習Ⅰ」・「同Ⅱ」を含んだ16単位以上※1科目2単位)
「教育経営総合演習Ⅰ」「教育経営総合演習Ⅱ」「構造変動の教育社会学」「包摂と排除の教育社会論」「教育環境の条件整備とデザイン」「教育法規の理解と学校における実践」「学校組織連携論」「学校危機管理論」「教育組織マネジメント」「現代の教育改革とビジョン」「学校改善とカリキュラムマネジメント」「カリキュラムマネジメントとカリキュラムデザイン」
※なお、学校経営・学校心理領域は、教育経営PPに指定する科目以外にも、教育心理学や教育社会学などのプロフェッショナル科目がカリキュラムに含まれている点に特色があります。「力のある教育経営リーダー」は、教育心理学や教育社会学からも学び、幅広い見識のもとに意思決定をしていくものであることを大切にしているからです。指定科目修了証の発行要件で指定される科目以外にも、本領域の他の科目に関心を向けてみてください。