2025年1月13日の21時19分に九州の日向灘沖でマグニチュード6.9の地震が発生しました。この地震により、宮崎県の複数の地点で震度5弱の揺れが観測されました。この地震の発生を受けて津波警報が出され、宮崎県や高知県で0.1〜0.2mの潮位変化が観測されました。
また、震源位置が南海トラフ地震の想定破壊域に含まれることから気象庁で調査が行われましたが、同日23時45分に南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではないことが発表されました。震源地に近い宮崎県では、怪我人1名のほか、建物やその設備の一部に関する若干の被害が報告されています。
(参考)
令和7年1月13日21時19分頃の日向灘の地震について(気象庁)
南海トラフ地震に関連する情報(気象庁)
(以下、上記ページから引用)
『今回の地震は南海トラフ地震防災対策推進基本計画で示されたいずれの条件にも該当せず、南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではありませんでした。ただし、いつ地震が発生してもおかしくないことに留意し、日頃からの地震への備えを確実に実施しておくことが重要です。』
『ただし、南海トラフ沿いの大規模地震(マグニチュード8から9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に約80年が経過していることから切迫性の高い状態です。このため、いつ地震が発生してもおかしくないことに留意し、日頃から地震への備えを確実に実施しておくことが重要です。』