サイエンスから工学まで、実学としてのテクノロジーから空想としてのSFまでをあつかうトピア
⇒トピア認定クエスト(RANK:★★★)
※Eトピアの3つの棚につき、それぞれひとつ以上のクエストを達成した者にのみ挑戦資格が与えられる上級クエスト
大航海時代、大探検時代を経て、フロンティアが消滅した現代において、残された未開の地が宇宙なのである。宇宙を工学的に開発する技術の進歩、宇宙に実際にその一歩を刻む宇宙飛行の歴史。想像力のメディアであるマンガが伴走するか、もしくは一歩先んじてきたことは必然であろう。その空想力は宇宙旅行、宇宙活劇、宇宙人にまで広がっていく。マンガ、新書、文庫をひとつながりに、宇宙旅行の想像から、宇宙工学の現在、宇宙物理学の仮説までを概観。
パワーショベルや工業アームといった製造機械の行く末は、巨神ともいえる圧倒的な推進力・破壊力・運搬力をもった巨大ロボットとなるのか。精神性をもった人型ロボットは親愛なる隣人か、いや愛玩の道具か、はたまた人類の脅威となるのか。永遠の生命を希求する人類のマン・マシーン化はどこまで進み、何が残るのだろうか。まだ見ぬ機械社会の行く末とともに、そこには機械をつくる技術の匠と、機械をつかう操縦の徒の存在が欠かせない。機械工学と人類の将来に対する想像力と可能性と実現性のエンジニアリングが新たな超実学を生んでいく。
来たるべき世界、宇宙戦争、アナザーワールド。想像力の大いなる産物であるSFは、小説や映画、マンガといったメディアで繰り返し描かれている。まだ見ぬ世界・あり得ない世界を現しながら、そこには「当世」が色濃く反映され、時々の価値観を常に転倒させていこうとする姿勢が浮き彫りにされる。 科学進化の加速と制御不能な技術の誕生が描く旅物語は、全く予想できない未来への道のノンストップ・ハイウェイなのかもしれない。残された未知なる世界は、インナースペースである身体宇宙か、記録された過去とは異なる空想の過去か。世界の別様可能性を考察するアブダクション&イマジネーション書棚。