行政事務部行政事務グループ

行政事務部行政事務グループ女性

2010年度入職、学事部大学院事務グループへ配属の後、2015年5月より現部署

○ICUの職員になろうとした理由は?

前職で組織の人事に関する提案営業や翻訳を担当したとき、お客様のグローバル人材への関心の高さを肌で感じていました。しかし、異文化を尊重し当たり前のように受入れられる文化を経験してからこそそのような人材が育つのではないか、それには2日程度の研修では限界があるのでは、と疑問に思っていたところ、偶然にもICUが職員を公募しており、母校ICUこそ、そのような環境を提供しているのではないかと考え、職員として係っていきたいと思いました。

○現在の業務内容は?

2015年5月から行政事務部行政事務グループで働いています。主な業務内容は、スケジュール管理や会合設定などの学長支援業務、式典(入学式、卒業式、記念事業など)のとりまとめ、教授会などの資料作成を含む会議準備などです。 2010年に採用されてから2015年4月までは、5年間学事部大学院事務グループで働いていましたが、大学院生の入り口から出口までの一通りの業務に係れたことが今役に立っています。募集要項作成、一般入学選考と文部科学省奨学金留学生の受入、修士論文や博士論文の進捗管理と受付、大学院専攻主任の補佐および会議資料準備、学位記の準備、院生に係るシステムの構築提案など多様な業務がありました。

○どんなときにやりがいを感じますか?

行政事務グループでは、卒業式で晴れやかな顔をして巣立っていく学生を見るときや、学長との意見交換などを通して、関連部署に協力いただきながら、必要な手続きを速やかに漏れなく行い、大学運営に貢献していると感じるときです。

大学院事務グループでは、メールで入試の問い合わせから渡日までの不安などの相談を受けていた留学生がいざ入学式に安心した表情で参加したときや、学生の博士論文や修士論文を受け取ったとき、専攻主任の補佐をする中で学生が研究しやすい環境づくりの提案がいくつかできたことです。

また、帰国生でしたので英語を磨き続けたいと思っていましたが、バイリンガル教育を重視するICUでは会議資料を日英で作成しており、Non-Japaneseの先生方も多いので、ほぼ毎日英語を活用している点でやりがいがあります。

○ICUのどんなところが好きですか?

私は自転車通勤ですが、キャンパスに着いて、緑の中を走るとほっとします。先生方も職員も優しい方々ばかりで、営業時代に比べて心に余裕ができました。図書館も利用できるので勉強させていただいています。

○1日の流れ

(午前中)学長ほか行政者への挨拶、行政者の今日一日の動きを報告する打ち合わせ、メール確認、学長宛書簡の開封・確認、打ち合わせ、式典関連部署への依頼、教員や各部署と学長との面談予約、文部科学省など学外で学長が委員を勤める組織への連絡

(昼12-1時)昼食(場合によっては学長昼食会の準備、アテンド)

(午後)メール確認、入学式・卒業式マニュアル等の確認・更新、式次第の校正確認と業者への連絡、教員の会議資料作成

○ICU職員に求められることは?

入職してすぐ、私は大学職員向けの研修で3つのことを学ぶように言われました:1.世界および国の大学政策の動向(中央教育審議会など) 2.所属する大学の特長(ICUの使命、他大学との比較・情報交換) 3.個別の業務 です。ICU職員としては、正確な情報を伝えるために法律、学則や規程をよく知り、期日を厳守(式典や入試は待ってくれません)するため前もって少しずつやっていくこと、学生も教員も様々な価値観をもってICUにきていますのでよく話を聞くこと、学生には教育者としての立場も忘れず教員にはできる範囲で協力していくという姿勢が求められていると思います。大学会計、他国の教育制度、IT、大学の歴史などの勉強も必要と感じています。

○これからICUの職員を目指す方へのメッセージ

ICUの歴史や今後の展望についてはぜひ学んでから目指していただきたいです。『未来をきり拓く大学』『湯浅八郎と二十世紀』(ともに武田(長)清子氏著)やHPに掲載されている自己点検報告書などが参考になります。

みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。