図書館パブリックサービスグループ
図書館 パブリックサービスグループ女性
2010年度入職時より現部署
○ICUの職員になろうとした理由は?
私はICU卒業生なのですが、自分の人生が大学入学後に大きく変化したという実感がありました。「何のために勉強をするのか」という問いに答えを見つけられなかった私が、ICUに入学しリベラルアーツ教育に触れる中で、初めて自分から主体的に学びたいと思える分野に出会い、最終的に大学院まで進学しました。人生で最も勉強した数年間に感じた充実感を他の学生さんにも味わってもらいたいという思いからICUの職員を志望しました。
○現在の業務内容は?
私は現在、図書館のパブリックサービス グループに所属しておりますが、その業務は多岐にわたります。利用者の学習や研究に必要なリソースを提供する「レファレンスサービス」。資料やデータベースを学生が適切に活用できるよう、レクチャー、ツアー、講習会を企画する「利用者教育」。図書館ウェブサイトやデータベース、館内PCのマネジメントを行う「システム管理」。また図書館内にあるライティングサポートデスク(WSD)(*1)の事務局スタッフも兼務しています。
○どんなときにやりがいを感じますか?
自分が提案した企画が実現したときに特に強くやりがいを感じます。ウェブサイトの大幅リニューアルや、月例データベース講習会の新規プランニング、書架掲示の全面刷新、古本募金の立ち上げなど大掛かりなプロジェクト が具現化したときには「仕事って最高に楽しい!」と心の底から感じました。
○ICUのどんなところが好きですか?
上記の例からも分かるように新しい企画や提案に寛容な点です。若手・ベテランの別なく、プロジェクトの意図や実施計画がしっかりしている提案であれば採用されます。これは学生としてICUに在学していたときから感じてきたもので、様々なバックグラウンドを持つ他者の意見に対して「拒絶」から入るのではなく、まず耳を傾けるという空気が学内全体に満ちているためだと思います。
○1日の流れ
8:00~8:30 館内清掃、点検
8:30~9:00 メールチェック、業務の優先順位付け
9:00~10:00 ELA図書館レクチャー 次年度への引き継ぎ資料作成
10:10~11:10 サマーコースミーティング
11:30~12:30 ランチ
12:30~13:00 ミーティング資料作成
13:00~13:30 レファレンスクエスチョン回答
13:30~14:30 展示コーナーミーティング
14:30~15:30 WSD ミーティング
15:30~15:45 スカベンジャー・ハント (*2) 入賞者インタビュー
15:45~16:30 ミーティング議事録作成
16:30~17:00 ウェブサイト・SNS更新
17:00 帰宅
○ICU職員に求められることは?
自分の仕事を楽しめる姿勢でしょうか。ICUは国籍も、これまで背負ってきたバックグラウンドも異なる多種多様な人々で構成されているため、自分の価値観を揺さぶられるようなことが頻繁に起こります。そんな状況を楽しみ、新しいことへの挑戦を前向きに捉えることのできる方に向いている職場だと思います。また仕事に対して受け身ではなく、自分から能動的に発信していく力も歓迎されると思います。
○これからICUの職員を目指す方へのメッセージ
ICUで実現したいことがある方にぜひ応募していただきたいと思います。それを受け入れる風土が学内にはありますし、私もそういった熱い思いを持った方とぜひ一緒にお仕事をしたいです。
*1 ライティングサポートデスクWSD
学生のアカデミックライティング(論文やレポート執筆)能力向上のため行われるアドバイスサービス。文書の訂正ではなく、学生自身による「気づき」と「解決」を促すことを目的としている。
http://www-lib.icu.ac.jp/WSD/
*2 スカベンジャー・ハント
毎年5月に図書館で開催されるイベント。館内に隠された図書館にまつわる問題に解答し上位入賞を果たした学生には選書権が与えられる。エンターテイメント型利用者教育