立ち後れていた「校務DXを集約した教職員専用サイト」をようやくGoogleサイトで作成しました。単に私のスケジュール管理の問題でして、本当は夏休み明けの8月下旬に動かすつもりだったのですが、9月にいろいろな行事があり、そちらに時間を取られて手つかずのまま10月になってしまいました。
かれこれ20年前になりますが、2004年頃に私は当時の勤務校の学校ホームページを立ち上げる担当者となり、懐かしのホームページビルダーでゼロからHPづくりを勉強しました。数ヶ月の準備期間を経て、その学校のホームページをオープン。それなりに頑張り、当時の学校ホームページとしては斬新な企画をいろいろと盛り込んで、毎日更新していました。
しかし、やっていくうちにホームページビルダーの編集機能の限界が見えてきて、これは自力で記述しないとダメだ、と思い、次にHTML4.0+CSS1.0の組み合わせによるHPづくりを学びました。そしてホームページビルダーを卒業し、完全自作のHPに載せ替えました。その後転勤し、転勤先の学校でもHP担当となって、無料テンプレートを一部活用したHTML4.0+CSS1.0で作成しました。
このように、以前はホームページは自分で作るものというイメージでしたが、次にCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が出てきて、道立学校ではCMSのひとつである「NetCommons」が導入されました。現在はNetCommos3となり、本校のホームページもこれで作成しています。このCMSにより、専門知識が無くても簡単にマルチデバイス対応のホームページを作ることができるようになりました。
今回使ってみたGoogleサイトというのは、本当にHPづくりでのあらゆる不都合を無くした、理想的な環境だと感じました。更新のしやすさはCMSを圧倒しており、場所を問わずどこからでも極めて簡単にできます。今はパソコンよりもスマホやタブレットで閲覧されることが多く、そういった小型端末できちんと見えなければダメですが、Googleサイトは最初からスマホ対応になっていて、パソコンで作ったサイトをスマホで見ても、ちゃんと見えます。
上の図は本校校務用GoogleサイトをiPhoneで表示したものです。ご覧のとおり、きちんと見えます。使う端末に応じて表示のされ方が最適化されるのです。学校HPで使われているNetCommonsでも同様の処理がされますが、それよりもずっと見やすいと思います。イメージ的にパソコン表示とほぼかわりません。
すっかりGoogleサイトを気に入ってしまったので、この羅高DXホームページもGoogleサイト化しようと企んでいます。もしかしたら近日中に「引っ越しました」の表示を出すかもしれません。学校ホームページを任されているみなさん、ぜひ一度Googleサイトに触れてみてください。ほとんどマニュアルいらずのインターフェースで、GWS上の資産をそのまま活用できます。非公開でも使えますので、校内専用の「校務DXポータル」が簡単に作れます。本当におすすめですよ!
R6(2024).10.9 北海道羅臼高等学校長 古屋順一