[R6.7.3掲載]
教職員、管理職の間で交わされるさまざまな「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」。小さな連絡から大きな相談まで、毎日さまざまな意思伝達が人と人との間で行われます。これは職場組織として大切なことなのですが、すべてを対面で行おうとすると負担が増えてしまう側面もあります。そこで羅臼高校では「教職員チャット」と「管理職チャット」の2つを立ち上げ、それぞれで情報伝達を行い、対面での伝 達と併用しながらホウレンソウを円滑化しています。
リアクションの●は校長、●は教頭、●は事務長が「確認しました!」という意味です。 この方法で、いわゆる「会議資料の校長事前決裁」を廃止しました。
・教頭から町内での熊出没情報
・校長から校長だより(気まま日記)の発行連絡
・学校祭バザー担当から購入アンケートのお知らせ
→このような、普段のやり取りをチャットで行っています。
①なんでもかんでもチャット化せず、対面での伝達も大切にする。人間どうしのやり取りですからね。
②例1に示したように、校長決裁を簡略化するツールとしてチャットは有効です。本当は有料版 GWS に 装備される「承認機能」(ワークフローシステム)を使いたいところですが、学校では使えません。そこで羅臼高校ではチャットのリアクション機能(書き込みに対し管理職が絵文字●●●をつける)を使って、従来の押印に 替えています。
③今のところチャットは2つしか作っていませんが、確認・決裁専用チャットを今後作成して動かす予定です(注:7月中旬に動かし始めました)。1つのチャットですべてを行うと、以前に上げた情報が上の方に隠れてしまい、探すのが困難になります。
④このチャット機能は、学校外でスマホ等からでも使用できます。たとえば休日の部活動大会などを現地レポートする等にも活用できそうです。ただし、休日でも必ずチャットを確認しなければならない、と いう印象にならないよう、あくまで「補完的」活用であるということを忘れないようにしたいですね 。