発表申し込み(締め切りました)
今年度はオンライン大会であるという性質を踏まえ、昨年度に引き続き、個人報告は全てポスター発表といたします。
ポスターは画像またはPDF形式でご用意頂き、〆切までにGoogle formを利用して登録していただきます。大会当日は、指定されたセッション時間にリアルタイムで参加者と質疑応答をして下さい。各ポスターでテキストによるメッセージを可能とする予定です(ホワイトボード機能)。これにより、セッション外でも参加者との意見交換を行っていただけます。
ポスター形式
ファイルの登録は11月19日以降となります。
事務作業の混乱を避けるため、発表申し込みの〆(11月19日)を待ってから、ポスターファイルの登録を開始します。
ファイルは画像(jpeg, png)またはPDFで作成して下さい。
いずれの場合も、アップできるファイルは1つだけです。そのため画像ファイルの場合は1枚ポスターとなります。
画像ファイルの場合
1枚の画像ファイルとして作成して下さい。解像度の設定などは、日本動物学会の案内ページが丁寧で参考になるかと思います。
https://www.zoology.or.jp/annual-meeting/1/eposter/
ご参考まで、平石が今年のHBESで発表したポスターの画像ファイル版を提示します。解像度300dpi、サイズ25.4センチx19センチで、1.8MBです。上記の動物学会の案内で、もっとも解像度を高くした場合とほぼ同じ設定です。この設定だと文字が少し滲んでいます。くっきり見せたい方は大きめのファイルサイズにして下さい。他方で、ファイルが大きすぎると読み込みに時間がかかります。準備委員会で、10MB前後ならば問題なく読み込まれることを確認しています(ファイルサイズの上限設定は100MBとなっています)。
https://drive.google.com/file/d/1Tu9rTgAupJuVtk2XlzI5hFHKqYFQjf9K/preview
PDFファイルの場合
1枚ポスターでも、複数ページからなるポスター(口頭発表スライド様のもの)でも構いません。お好みでお選び下さい。準備委員会で確認した限りでは、PDFに埋め込んだリンクなども機能します。
ファイル名について
ファイル名に指定はありませんが、第1著者名とタイトルが推測できる単語を入れていただけると、何かのときに大会委員会が助かるかも知れません。よろしくお願いします。
Googleアカウントが必要です。
ポスターファイルの登録にはGoogle formを利用します。セキュリティの問題上、ファイルをアップロードするために、Googleアカウントにログインしていただく必要があります。ご準備下さい。第1著者がGoogleアカウントをお持ちでない場合、共著者のGoogleアカウントを用いて登録していただいても構いません。それでも難しい場合は、なるべく早くに準備委員会(プログラム担当)までご連絡下さい。
ファイルの差し替えはできません。
準備委員会での作業の都合上、登録されたファイルの差し替えはできません。ご注意下さい。
発表申し込みスケジュール
発表申し込み〆切:11月19日(金)
発表ファイル登録:11月28日(日)
発表ファイル登録用のGoogleフォームは、発表申し込み〆(11月19日)以降に、本ページに掲載します。(掲載しました)。〆切りを11月26日→11月28日に延長しました。学会当日:12月4日(土)5日(日)
研究計画ポスターについて
今大会では新しい試みとして、データ収集前の研究計画を報告する「研究計画ポスター」というカテゴリを設定します。こうした形式は「プレレジポスター」としても知られており、研究デザインや方法、分析方針についてのフィードバックを得られ易いメリットが報告されています(Brouwers et al., 2020)。データ収集前に計画に磨きをかけることで、投稿後の査読でcriticalな問題が見つかり涙する悲劇を防げたら...と期待しています。
正会員ならびに学生会員は、第1著者として、データ取得を終えた研究報告(通常のポスター)を1本、研究計画ポスターを1本、合計で2本までポスター発表を可能とします。1本のポスター内で結果の報告と計画の報告を混在させることはしないで下さい。これは、研究計画ポスターの区分を明確にするための措置です。
新しい形式のため幾つか注意していただきたい点を説明します。
何を報告すれば良いの?
研究計画の事前登録(Pre-registration)と同様、背景、仮説、研究デザイン、方法、分析方針といった、具体的な研究計画を報告して下さい。例えばマテリアルやサンプリングプランなども含まれます。未定の部分はそのように報告して構いませんが、具体的な計画のほうが、より具体的なフィードバックが期待できると思われます。以下の文献が参考になると思います。
長谷川ほか. (2021). 実証的研究の事前登録の現状と実践. 心理学研究. https://doi.org/10.4992/jjpsy.92.20217
Bosnjak et al. (2021, February 22). 定量的心理学研究の事前登録テンプレート(井奥ほかによる邦訳)
報告した通りに研究をしなければならないの?
研究計画ポスターは、事前登録とは異なり、ポスターで発表した通りの形で研究を実施すると宣言するものではありません。事前登録の準備として用いるものです。プレレジポスターという用語は紛らわしいので、本大会では「研究計画ポスター」と呼びます。
アイディアが盗まれることはないの?
研究計画ポスターとして学会発表し、さらに何処か(e.g., Open Sciene Framework)にタイムスタンプ付きで登録しておくことで、むしろアイディアの優先権を主張できるとも考えられます。もちろん、心配な方に研究計画ポスターを強要するものではありません。
タイムスタンプ付きでの登録(事前登録)の方法については、上記文献(長谷川ほか, 2021、Bosnjak et al. 2021)に詳しいので、ご参照下さい。
なお、聴衆側が研究計画ポスターを参照・参考にした研究を実施する際には、研究計画ポスターを適切な形で引用しなければならないのは、言うまでも有りません。
質疑応答はどのように行えば良いの?
聴衆側は、データ収集前の研究計画であることを念頭に、より良い計画となるための生産的なフィードバックを心がけて下さい。その他の点は、通常のポスター発表と同様です。学会会場でアドバイスをしただけで共著者となる権利が得られるわけでは有りませんし、他方で、共同研究へと発展することもあるかも知れません。互いへの敬意を持ち、建設的な意見交換を行って下さい。
発表申し込みはどうすれば良いの?
発表申し込みフォームで、発表カテゴリをチェックする設問を用意します。研究計画ポスターにチェックを入れて下さい(発表申し込みフォームは準備中です。今しばしお待ち下さい)。
研究計画ポスターの発表タイトルには、末尾に必ず (研究計画) と付して下さい。発表者が付け忘れた場合は大会プログラム委員会側で付した上で、それを正式の発表タイトルとします。
例: 研究計画ポスターの導入がHBES-J2021の盛り上がりに与える効果(研究計画)
以上です。ご質問などありましたら、問い合わせアドレスまでご連絡下さい。
参考文献
Brouwers, K., Cooke, A., Chambers, C. D., Henson, R., & Tibon, R. (2020). Evidence for prereg posters as a platform for preregistration. Nature Human Behaviour, 4(9), 884–886. https://doi.org/10.1038/s41562-020-0868-z
長谷川龍樹, 多田奏恵, 米満文哉, 池田鮎美, 山田祐樹, 高橋康介, & 近藤洋史. (2021). 実証的研究の事前登録の現状と実践. 心理学研究, advpub. https://doi.org/10.4992/jjpsy.92.20217
Bosnjak, M., Fiebach, C., Mellor, D. T., Mueller, S., O‘Connor, D. B., Oswald, F. L., & Sokol-Chang, R. (2021, February 22). A Template for Preregistration of Quantitative Research in Psychology: Report of the Joint Psychological Societies Preregistration Task Force. https://doi.org/10.31234/osf.io/d7m5r(井奥智大・趙心語・温若寒・山縣芽生による邦訳)