小川孔幸

学歴

県立前橋高校卒（平成8年）

山形大学医学部卒（平成14年）

群馬大学大学院医学系研究科博士課程修了（平成30年）

勤務歴

平成14年 群馬大学医学部附属病院 第三内科入局

平成15年～平成20年 国立高崎病院、前橋日赤病院、西群馬病院、藤岡総合病院

平成20年～ 群馬大学医学部附属病院 血液内科

平成24年～ 群馬大学医学部附属病院 血液内科 助教（凝固/HIVグループチーフ）

平成31年～ 群馬大学医学部附属病院 血液内科 講師

令和 6年～ 群馬大学医学部附属病院 血液内科 診療准教授/副診療科長

専門領域

血液病学（特に血栓止血学）、感染症（特にHIV感染症）

所属学会

日本内科学会、日本血液学会、日本血栓止血学会、日本輸血・細胞治療学会、

日本検査血液学会、日本感染症学会、日本エイズ学会、北関東医学会

資格・学会活動等

日本内科学会 認定医・専門医

日本血液学会 専門医・指導医

日本血液学会 評議員

日本血栓止血学会 認定医

日本血栓止血学会 代議員

日本血栓止血学会 学術標準化委員会（SSC）凝固系/抗凝固療法部会 部会長

日本血栓止血学会 教育委員会コースディレクター

日本血栓止血学会　血栓止血情報センター　幹事

日本検査血液学会 評議員

日本輸血・細胞治療学会 認定医

日本エイズ学会 認定医・指導医

日本エイズ学会 代議員

臨床研修指導医

平成28年～厚労科研「自己免疫性出血症治療の“均てん化”のための実態調査と

“総合的”診療指針の作成」研究班 分担研究者

平成28年～自己免疫性出血病FXIII/13診療ガイド作成委員会 委員（平成29年まで）

平成28年～後天性血友病A診療ガイドライン改訂版作成委員会 委員（平成29年まで）

 令和4年～血栓性血小板減少性紫斑病（TTP）診療ガイド2023作成委員会　委員

凝固/HIVグループの診療・研究活動等の紹介

私たち凝固/HIVグループは、主に血栓止血性疾患とHIV感染症の診療と研究を行っています。以下に当グループの診療・研究活動を概説します。

1) 血栓止血性疾患

血栓止血性疾患は、出血性疾患と血栓性疾患に分けられ、各々に先天性と後天性の病態が存在します。先天性疾患は原因遺伝子の変異により発症する遺伝病であり、後天性疾患の多くは自己抗体の産生により発症する自己免疫性疾患です。当グループには現在約180名の血栓止血性疾患の患者さんが通院しています。

先天性出血性疾患：血友病（約60名が通院中）を筆頭に類縁疾患であるフォン・ヴィレブランド病や他の凝固因子欠乏症、血小板機能異常症、先天性血小板減少症などの疾患の診断と治療を行っています。当科には成人の血友病患者さんが、未成年の患者さんは小児科に通院しており、両科合わせて県内の血友病患者さんの約80%が当院に通院しています。適齢期の患者さんがスムーズに診療移行（トランジション）できるように小児科としっかり診療連携をしています。また高齢の患者さんは、重度の血友病関節症や合併感染症（HIV, HCV, HBV）を有していることが多いため、整形外科や肝臓内科とも連携し、包括的ケアが提供できるような体制を整備しています。当院は地方の大学病院としては豊富な血友病の診療経験を有しており、2018年に血栓止血学会の血友病診療地域中核病院に認定されました。

後天性出血性疾患：後天性血友病A（新患数：3人/年ほど）やその他の凝固因子等に対するインヒビター症例の診療を行っています。後天性血友病Aはこれまでに約50名の診療経験があり、これは日本でも有数の症例数です。

血栓性疾患：県内各所より若年性や再発性の血栓塞栓症患者さんの相談を受けており、先天性血栓性素因（アンチトロンビン、プロテインC、プロテインS欠乏症など）や後天性血栓性素因（抗リン脂質抗体症候群など）の確定診断のための精査や抗血栓療法のアドバイスを行っています。また、迅速な診断と治療介入が必要な後天性の血栓性血小板減少性紫斑病（TTP）患者さんを毎年1名程度診療し、ADAMTS13遺伝子異常による先天性TTP症例の経験もあります。

研究活動：先天性疾患に対しては、横浜市立大学の遺伝学と共同で次世代シークエンサーを用いた遺伝子解析の研究を実施しており、多くの症例の遺伝子変異を同定しています。特に免疫性血小板減少症と誤認されていることの多い先天性血小板減少症の診断に力を入れています。また、日本における後天性出血性疾患の実態を把握するために厚労科研の研究班に参加して多くの症例を登録し、調査活動に貢献しています。

2) HIV感染症

薬害エイズ訴訟の和解で政策医療としてのエイズ診療拠点病院制度が制定されました。当院は、群馬県のエイズ診療中核拠点病院に指定されており、当グループが主たる診療責任科として活動しています。これまでに累積350名のHIV感染者の診療を行い、現在約160名が定期通院しています。

ここ10年でHIV感染症の抗ウイルス療法は劇的に進歩し、CD4が保たれた状態で診断された患者さんは毎日きちんと1日1回1錠の配合薬を内服していれば、ウイルスをしっかり制御でき、非感染者と遜色のない余命が得られるようになりました。そのため、外来診療は、患者さんの高齢化に伴う慢性疾患（生活習慣病や慢性腎臓病など）の管理が中心となって来ています。しかし、今でも重篤な日和見疾患発症を機に診断される“いきなりエイズ”症例が30%ほどいるため、長期の入院加療を要することもあります。当グループで経験する日和見疾患は、ニューモシスチス肺炎、サイトメガロウイルス感染症、結核や非結核性抗酸菌症、深部カンジダ症、進行性多巣性白質脳症、カポジ肉腫など多岐に渡ります。

拠点病院は重症患者さんの集学的治療を請け負うだけでなく、県内のHIV感染者/エイズ患者さんが生活しやすい環境を整える責務があるため、教育・啓発活動も積極的に行っています。ここ数年は行政や医師会と協力し、歯科治療、維持透析、介護福祉施設、訪問看護など、患者さんが居住地域で完結すべき医療介護を地域で提供できるようすることを目標に県内の包括的HIVケア体制の整備を進めています。

3) 研究活動（自主研究と共同研究）

・後天性凝固異常症の実態と予後に関する観察研究

・凝固一段法と合成基質法による凝固第VIII,IX因子活性の差異に関する研究

・先天性の血小板減少、出血性疾患、血栓性素因症例における次世代シークエンサーを用いた網羅的遺伝子解析に関する研究（横浜市大と共同研究）

・国内外の先天性および後天性の血友病を含む出血性疾患の調査研究（鹿児島大学の分担）

・地域社会における包括的HIVケアのための課題抽出に向けた調査

・ニューモシスチス肺炎を発症したHIV感染者における自然免疫系の多様性に関する研究

・抗HIV療法患者におけるHIV治療薬の効果・副作用における個人差の影響について（臨床薬理と共同研究）

論文（2013年以降、凝固/HIV関連）

2024年

1) Saito K, Sakai K, Kubo M, Azumi H, Hamamura A, Ochi S, Amagase H, Kunieda H, Ogawa Y, Yagi H, Matsumoto M.  Persistent ADAMTS13 inhibitor delays recovery of ADAMTS13 activity in caplacizumab-treated Japanese iTTP patients. Blood Adv. Feb 22, 2024. 

2) 土橋里美, 奥野はるな, 川島淳, 大和玄季, 小川孔幸, 内山由理, 松本直通, 滝沢琢己. ホモ接合性先天性プロテインC欠乏症小児の骨折に対する周術期管理. 臨床血液. 65(3): 164-168. 2024年.

2023年

1) Tajika T, Kuboi T, Sakane H, Hatori Y, Saida R, Shinagawa S, Shitara H, Ogawa Y, Chikuda H. Total elbow arthroplasty for hemophilic osteoproliferative elbow arthritis with severe flexion contracture: A case report. SAGE Open Med Case Rep. 13:11:.7, 2023.

2) Tsukagoshi M, Harimoto N, Araki K, Ishii N, Hagiwara K, Hoshino K, Yanagisawa K, Ogawa Y, Handa H, Shirabe K.   Laparoscopic hepatectomy for hepatocellular carcinoma in patients with hemophilia A and B: a report of two cases. Clin J Gastroenterol .Dec;16(6):884-890, 2023.

3) Kato T, Koitabashi N, Sano Y, Yanagisawa K, Ogawa Y, Saitoh T, Ishii H. Chronic left ventriclar apical thrombosis complicating isolated left ventricular noncompaction in a patient with human immunodeficiency virus infection. J Medical Ultrasonics. 50:255-257, 2023. 

4)  Matsumoto M, Miyakawa Y, Kokame K, Ueda Y, Wada H, Higasa S, Yagi H, Ogawa Y, Sakai K, Miyata T, Morishita E, Fujimura Y.  Diagnostic and treatment guidelines for thrombotic thrombocytopenic purpura (TTP) in Japan 2023. Int J Hematol. 118:529-546, 2023.

5)  反町百花, 小川孔幸, 松本彬,　惣宇利正善, 小板橋るみ子, 梶田樹矢, 明石直樹, 内藤千晶, 石川哲也, 小林宣彦, 宮澤悠里, 一瀬白帝, 半田寛. NT162b2 mRNA COVID-19ワクチン接種後に発症し再投与後に増悪した後天性血友病A. 臨床血液. 2023年, 64(1):60-65. 

6)  松本彬, 小川孔幸,　尾崎司, 惣宇利正善, 武井寿史, 石川哲也, 小林宣彦, 宮澤悠里, 石埼卓馬, 井上まどか, 一瀬白帝, 半田寛. 早期胃がん切除により凝固能的完全寛解を達成したネフローゼ症候群合併ステロイド抵抗性後天性血友病A. 臨床血液. 2023年, 64(3):203-208. 

2022年

1)  Osaki T, Souri M, Ogawa Y, Sato H, Mitsui T, Ichinose A. Retrospective examination of coagulation parameters in 33 patients with autoimmune coagulation factor deficiencies in Japan: A single-center analysis. Thromb Res. 213: 154-161, 2022. 

2) Takagi Y, Kobayashi Y, Hirakata A, Takei M, Ogasawara S, Yajima C, Ikeuchi Y, Matsumoto A, Ogawa Y, Handa H, Matsumoto M, Arakawa H, Takizawa T. Systemic lupus erythematosus presenting with thrombotic thrombocytopenic purpura at onset: a case report. Front Pediatr. 10:931669,2022. 

3) Seki T, Tukagoshi M, Harimoto N, Araki K, Watanabe A, Ishii N, Hagiwara K, Hoshino K, Muranushi R, Kakizaki S, Ogawa Y, Handa H, Shirabe K. Laparoscopic hepatectomy for hepatocellular carcinoma in a patient with congenital factor factor V deficiency: a case report. Surg Case Rep. 8(1):202,2022. 

4)  Ogawa Y, Amano K, Matsuo-Tezuka Y, Okada N, Murakami Y, Nakamura T, Yamaguchi-Suita H, Nogami K. ORIHIME study: real-world treatment patterns and clinical outcomes of 338 patients with acquired hemophilia A from a Japanese administrative database. Int J Hematol. 111(11),Nov 4, 2022.

5) 梶田樹矢, 小川孔幸, 松本彬, 内藤千晶, 三原正大, 石川哲也, 小林宣彦, 宮澤悠里, 石埼卓馬, 清水立矢, 酒井和哉, 早川正樹, 松本雅則, 半田寛. 多発性脳梗塞を合併した難治性血栓性血小板減少性紫斑病. 臨床血液. 2022年, 63(1):55-61. 

6) 小川孔幸. 血栓止血性疾患に対する抗体医薬品. 血栓止血誌. 2022年, 33(4):433-436. 

7) 松本彬, 小川孔幸, 内山由理,　石川哲也, 内藤千晶, 小林宣彦, 宮澤悠里, 石埼卓馬, 井上まどか, 茂木裕一, 北沢早希, 村上正巳, 松本直通, 半田寛. Emicizumabによる出血抑制下でインヒビターの自然消失を認めた軽症血友病A. 臨床血液. 2022年, 63(10):1392 -1396.  

2020年

1) Ogawa Y, Yanagisawa K, Naito C, Uchiumi H, Ishizaki T, Shimizu H, Gohda F, Ieko M, Ichinose A, Hand H. Overshoot of FVIII activity in patients with acquired hemophilia A who achieve complete remission. Int J Hematol. 2020; 111:544-549.

2) Sakai K, Kuwana M, Tanaka H, Hosomichi K, Hasegawa A, Uyama H, Nishio K, Omae T, Hishizawa M, Matsui M, Iwato K, Okamoto A, Okuhiro K, Yamashita Y, Itoh M, Kumekawa H, Takezako N, Kawano N, Matsukawa T, Sano H, Oshiro K, Hayashi K, Ueda Y, Mushino T, Ogawa Y, Yamada Y, Murata M, Matsumoto M. HLA Loci Predisposing to Immune TTP in Japanese: Potential Role of the Shared ADAMTS13 Peptide Bound to Different HLA-DR. Blood. 2020; 135(26): 2413-2419.

3) Uchiyama Y, Yamaguchi D, Iwama K, Miyatake S, Hamanaka K, Tsuchida N, Aoi H, Azuma Y, Itai T, Saida K, Fukuda H, Sekiguchi F, Sakaguchi T, Lei M, Ohori S, Sakamoto M, Kato M, Koike T, Takahashi Y, Tanda K, Hyodo Y, Honjo RS, Bertola DR, Kim CA, Goto M, Okazaki T, Yamada H, Maegaki Y, Osaka H, Ngu LH, Siew CG, Takeshita E, Suzuki T, Ogawa Y, Handa H, Miyazono Y, Koshimizu E, Fujita A, Takata A, Miyake N, Mizuguchi T, Matsumoto N. Efficient detection of copy-number variations using exome data: Batch- and sex-based analyses. Hum Mutat. Nov-1, 2020.

4)  Yanagisawa K, Wichukchinda N, Tsuchiya N, Yasunami M, Rojanawiwat A, Tanaka H, Saji H, Ogawa Y, Handa H, Pathipvanich P, Ariyoshi K, Sawanpanyalert P. Deficiency of mannose-binding lectin is a risk of Pneumocystis jirovecii pneumonia in a natural history cohort of people living with HIV/AIDS in Northern Thailand. PLoS One. 15(12): e0242438, 2020.

5) 内藤千晶, 柳澤邦雄, 小川孔幸, 石﨑芳美, 真下貴子, 城田陽子, 中村聡洋, 合田史, 内海英貴, 塚本憲史,半田寛. 薬害HIV感染血友病B患者に合併したホジキンリンパ腫. 日本エイズ学会誌. 2020年, 22:36-41.

6) 松本彬, 小川孔幸, 尾崎司, 惣宇利正善, 柳澤邦雄, 石埼卓馬, 内藤千晶, 石川哲也, 宮澤悠里, 清水啓明, 井上まどか, 早川昌基, 村上正巳, 一瀬白帝, 半田寛. 血液透析導入早期に発症した自己免疫性凝固第V/5因子欠乏症の管理. 臨床血液. 2020年, 61(5):445-450. 

7) 小川孔幸. 自己免疫性後天性凝固第XIII/13因子欠乏症. 臨床血液. 2020年, 61(7):799-808. 

2019年

1) Mihara M, Ogawa Y, Nagasaka M, Kobayashi N, Shimizu H, Shinozawa K, Fukutake K, Inoue M, Murakami M, Handa H. Successful management of acquired factor V inhibitor by monitoring factor V activity, antigen, and inhibitor values during immunosuppressive therapy. Acta Haematol. 2020; 143(5): 486-490.  

2) 明石直樹, 小川孔幸, 柳澤邦雄, 大崎洋平, 清水啓明, 石埼卓馬, 井上まどか, 村上正巳,惣宇利正善, 一瀬白帝, 半田寛. 初回寛解から4年後に再発した後天性凝固第V因子インヒビター. 臨床血液. 2019年, 60(1):46-50.

3) 大崎洋平, 小川孔幸, 森田昌人, 日下田大輔, 清水啓明, 柳澤邦雄, 石埼卓馬, 斎藤貴之,塚本憲史, 亀田高志, 半田寛. 治療抵抗性妊娠合併特発性血小板減少性紫斑病の2例. 北関東医学. 2019年, 69(3):227-232.

2018年

1) Uchiyama Y, Ogawa Y, Kunishima S, Shiina M, Nakashima M, Yanagisawa K, Yokohama A, Imagawa E, Miyatake S, Mizuguchi T, Takata A, Miyake N, Oagata K, Handa H, Matsumoto N. A novel GFI1B mutation at the first zinc finger domain causes congenital macrothrombocytopenia. Br J Haematol. 2018; 181(6): 843-847.

2) Ogawa Y, Yanagisawa K, Uchiyama Y,  Akashi N, Mieda T, Iizuka H, Inoue M, Shizuka R, Murakami M, Matsumoto N, Handa H. Successful hemostatic management of major surgery for cervical spondylotic myelopathy in a patient with severe factor XI deficiency. Int J Hematol. 2018; 108(4):443-446.

3) Nagano D, Araki T, Yanagisawa K, Ogawa Y, Gohda F, Uchiumi H, Handa H,  Nakamura T, Yamamoto K. Darunavir concentration in PBMCs may be a better indicator of drug exposure in HIV patients. Eur J Clin Pharmacol. 2018; 74(8): 1055-1060. 

4) Uchiyama Y,  Yanagisawa K, Kunishima S, Shiina M, Ogawa Y, Nakashima M, Hirato J, Imagawa E, Fujita A, Hamanaka K, Miyatake S, Mitsuhashi S, Takata A, Miyake N, Oagata K, Handa H, Matsumoto N, Mizuguchi T. A novel CYCS mutation in the α-helix of the CYCS C-terminal domain causes non-syndromic thrombocytopenia. Clin Genet. 2018; 94: 548-553.

5) Itami H, Hara S, Matsumoto M, Imamura S, Kanai R, Nishiyama K, Ishimura M, Ohga S, Yoshida M, Tanaka R, Ogawa Y, Asada Y, Hatakeyama Y, Hatakeyama K, Ohbayashi C. Complement activation associated with ADAMTS13 deficiency may contribute to the characteristic glomerular manifestations in Upshaw-Schulman syndrome. Thromb Res. 2018; 170: 148-155.

6) 増田裕太, 小川孔幸, 内山由理, 柳澤邦雄, 半田寛, 松本直通, 長岡出, 林和樹, 福田丈了, 柏原賢治. 長期ワルファリン延長治療の中止後に静脈血栓塞栓症が再発し、再導入時に一過性の血栓増大を認めた先天性プロテインS欠乏症例. 検査血液誌. 2018年, 19(2): 169-175.

7) 小川孔幸, 柳澤邦雄, 内山由理, 松本彬, 井上まどか, 外山耕太郎, 宮澤悠里, 松本直通, 半田寛. 外傷後の止血不良を契機に発見された高齢者先天性第V,VIII因子複合欠乏症. 臨床血液. 2018年, 59(4): 383-388.

8) 松村郁子, 柳澤邦雄, 小川孔幸, 清水啓明, 石埼卓馬, 三井健揮, 内海英貴, 内山由理, 松本直通, 半田寛. 非重症型血友病Bの兄弟に生じた巨大血友病性偽腫瘍. 臨床血液. 2018年, 59(3):287-292.

9) 小川孔幸. 後天性血友病Aの診断と治療. 血栓止血誌. 2018年, 29(3): 262-272.

10) 小川孔幸. その他の後天性凝固因子欠乏症の診断と治療. 血栓止血誌. 2018年, 29(6): 714-718.

2017年

1) Yanagisawa K, Ogawa Y, Hosogai M, Todokoro D, Mitsui T, Yokohama A, Kishi S, Hand H. Cytomegalovirus retinitis followed by immune recovery uveitis in an elderly patient with rheumatoid arthritis undergoing administration of methotrexate and tofacitinib combination therapy. J Infect Chemother. 2017; 23(8):572-575.

2) Ogawa Y, Yanagisawa K, Uchiumi H, Ishizaki T, Mitsui T, Gouda F, Ieko M, Ichinose A, Nojima Y, Hand H. Clinical characteristics and outcome of acquired hemophilia A: experience at a single center in Japan. Int J Hematol. 2017; 106(1):82-89.

3) Ogawa Y, Yanagisawa K, Souri M, Mihara M, Naito C, Takizawa M, Ishizaki T, Mitsui T, Handa H, Osaki T, Nojima Y, Ichinose A. Successful management of a patient with autoimmune hemorrhaphilia due to anti-factor XIII/13 antibodies complicated by pulmonary thromboembolism. Acta Haematol. 2017; 137: 141-147.

4) Ogawa Y, Kunishima S, Yanagisawa K, Osaki Y, Uchiyama Y, Matsumoto N, Tokiniwa H, Horiguchi J, Nojima Y, Handa H. Successful management of perioperative hemostasis in a patient with Glanzmann thrombasthenia who underwent a right total mastectomy. Int J Hematol. 2017; 105(2): 221-225.

5) 小川孔幸, 柳澤邦雄, 中村聡洋, 小林瑞枝, 石﨑芳美, 兒玉知子, 干川孔明, 田子明弘, 合田史, 林俊誠, 澤村守夫, 内海英貴, 野島美久, 半田寛. 群馬大学医学部附属病院の通院HIV感染者に対するアンケート調査ー患者ニーズに寄り添う地域社会における包括的HIVケア体制の構築を目指してー. 北関東医学誌. 2017年, 67(2):135-141.

6) 小川孔幸, 柳澤邦雄, 石崎卓馬, 清水啓明, 三井健揮, 一瀬白帝, 野島美久, 半田寛. 自己免疫性血栓止血性疾患に対するリツキシマブ療法後の遅発性好中球減少症－単施設における解析－. 臨床血液. 2017年, 58(1):42-46.

7) 小林宣彦, 小川孔幸, 柳澤邦雄, 石崎卓馬, 内海英貴, 鈴木伸明, 松下正, 一瀬白帝, 半田寛. 抗リン脂質抗体症候群を合併した自己免疫性の後天性von Willebrand症候群. 臨床血液. 2017年, 58(6):613-618.

8) 飯野宏允, 小川孔幸, 柳澤邦雄, 清水啓明, 三井健揮, 石崎卓馬, 早川正樹, 松本雅則, 野島美久, 半田寛. リツキシマブにより完全寛解に到達した難治性血栓性血小板減少性紫斑病. 臨床血液. 2017年, 58(3):204-209.

9) 内藤千晶, 小川孔幸, 柳澤邦雄, 石崎卓馬, 三原正大, 早川正樹, 松本雅則, 野島美久, 半田寛. くすぶり型経過を示した後天性血栓性血小板減少性紫斑病. 臨床血液. 2017年, 58(2):108-112.

10) 石川哲也, 柳澤邦雄, 小川孔幸, 内海英貴, 合田史, 半田寛. 免疫再構築症候群に対してステロイド治療が有効であった高度気道狭窄合併カポジ肉腫症例. 感染症学会誌. 2017年, 91(1):25-30.

2016年

1) Yanagisawa K, Nagano D, Ogawa Y, Uchiumi H, Shigehara T, Saruki K, Handa H, Araki T, Yamamoto K, Nojima Y. Raltegravir is safely used with long-term viral suppression for HIV-infected patients on hemodialysis. AIDS. 2016; 30:970-2.

2) 柳澤邦雄, 小川孔幸, 石﨑芳美, 兒玉知子, 合田史, 内海英貴, 野島美久,半田寛. 慢性期合併症対策としてのエトラビリン・ラルテグラビル2剤治療の試み. 日本エイズ学会誌. 2016年, 18(3):213-7.

3) 野口紘幸, 小川孔幸, 柳澤邦雄, 石崎卓馬, 三原正大, 三井健揮, 清水啓明, 野島美久, 半田寛. 遺伝子組換え型活性型第Ⅶ因子製剤投与により慢性硬膜下血腫に対する穿頭血腫潅流除去術中の出血制御に成功した後天性血友病Aの1例. 北関東医学誌. 2016年, 66(3):211-5.

4) 小川孔幸, 柳澤邦雄, 内藤千晶, 石崎卓馬, 三原正大, 野口紘幸, 三井健揮, 清水啓明, 半田寛, 野島美久. リツキシマブとその後のステロイド治療により寛解達成し得た出血性胃潰瘍合併後天性血友病Aの1例. 北関東医学誌. 2016年, 66(2):149-54.

5) 小川孔幸, 柳澤邦雄, 石崎卓馬, 内藤千晶, 三原正大, 内海英貴, 半田寛, 石﨑芳美, 兒玉知子, 合田史, 野島美久. ドルテグラビルを含む抗HIV療法が奏効した急性HIV感染症による血球貪食症候群症例. 日本エイズ学会誌. 2016年, 18(2):168-73.

6) 柳澤邦雄, 小川孔幸, 三井健揮, 野口紘幸, 清水啓明, 石崎卓馬, 半田寛, 家子正裕, 一瀬白帝, 野島美久. 併存する食道がんに対する放射線治療後に寛解に至った後天性血友病. 臨床血液. 2016年, 57(4):451-55.

7) 小川孔幸, 柳澤邦雄, 石崎卓馬, 内藤千晶, 三原正大, 半田寛, 静怜子, 井上まどか, 内藤澄悦, 家子正裕, 一瀬白帝, 野島美久. 免疫性血小板減少症の維持療法中に発症した後天性血友病A. 臨床血液. 2016年, 57(4):456-60.

8) 内藤千晶, 小川孔幸, 柳澤邦雄, 石崎卓馬, 三原正大, 半田寛, 石西綾美, 早川正樹, 松本雅則, 野島美久. 腹部大動脈瘤切迫破裂に対する人工血管置換術後に発症した後天性血栓性血小板減少性紫斑病. 臨床血液. 2016年, 57(3):364-8.

2015年

1) Yanagisawa K, Ogawa Y, Uchiumi H,Gohda F, Mawatari M, Ishizaki T, Mitsui T, Yokohama A, Handa H, Tsukamoto N, Nojima Y. Gene polymorphisms of mannose-binding lectin confer susceptibility to Pneumocystis pneumonia in HIV-infected patients. J Infect Chemothera. 2015; 21(11):769-75.

2) Ogawa Y, Matsumoto M, Sadakata H, Isonishi A, Kato S, Nojima Y, Fujimura Y. A Unique Case Involving a Female Patient with Upshaw-Schulman Syndrome: Low Titers of Antibodies against ADAMTS13 prior to Pregnancy Disappeared after Successful Delivery. Transfus Med Hemother. 2015; 42(1):59-63.

3) 小川孔幸, 柳澤邦雄, 永井康男, 横堀功一, 川島崇, 猿木和久, 野島美久. 群馬県のHIV感染者受け入れに関する透析施設向けアンケート調査. 日本エイズ学会誌. 2015年, 17(3): 174-8.

4) 小川孔幸, 柳澤邦雄, 内海英貴, 石崎卓馬, 三井健揮, 滝沢牧子, 小磯博美, 横濱章彦, 斉藤貴之, 半田寛, 塚本憲史, 村上博和, 野島美久. リコンビナントトロンボモジュリン製剤投与が著効した左大腿血管腫による成人発症 Kasabach-Merritt症候群. 北関東医学誌. 2015年, 65(3):187-91.

5) 細川舞, 馬渡桃子, 小川孔幸, 柳澤邦雄, 林俊誠, 大井寿美江, 高橋有我, 小林剛. HIV感染者のがん終末期を緩和ケア病棟で受け入れた1例. 日本エイズ学会誌. 2015年, 17(3):150-4.

2014年

1) Ogawa Y, Mihara M, Souri M, Yanagisawa K, Hayashi T, Kobayashi N, Shimizu H, Iriuchishima H, Ishizaki T, Handa H, Osaki T, Nojima Y, Ichinose A. Complete remission achieved by steroid pulse therapy following rituximab treatment in a case with autoimmune haemorrhaphilia due to anti-factor XIII antibodies. Thromb Haemost. 2014; 112:831-3.

2013年

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