このページを見た、そこのあなた!
あなたは『福祉』と言う言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?
障害のある方や子供のためのもの?
親切な活動のこと?
このページでは、実際に福祉に関係した活動をしている中学生について紹介します。このページを通して、今あなたが思い浮かべている『福祉』へのイメージを考え直して頂けたら…と思います。
階上中学校に通う二人の生徒は探究学習で、1年生から3年生まで継続して、ある活動を行っています。それは…“老人ホームへの訪問”です。
探究学習のテーマは「高齢者の方にずっと健康でいてもらうために、私たちにできることは」というものです。私たちの地域では、少子高齢化が進んでいます。このことから少しでも高齢者の方を元気にしたいと思ったから、そして1年生の時から学校の近くの老人ホームに何回も訪問している高齢者さんを元気にしたかったから、というのがテーマの設定理由です。
それでは、まず今までの活動について皆さんに知ってもらいたいと思います。
月に1度、老人ホームに訪問し、高齢者の方とお話をしたり、洗濯物をたたんだり、飾り付け作りやお菓子作りなども行ったそうです。
ハロウィンパーティーやお菓子パーティーなども開催したようです。
このような1・2年生の活動を通して、仮説を立てました。「私たちが高齢者の方々とさらに関わりを工夫することで、高齢者の方がもっと元気になるのでは?」という考えです。この仮説から、「さらに関わりを工夫するとは?」、「もっと元気になるには?」、「そもそも元気な状態って何?」といった新たな疑問が浮かび、まず“元気な状態”について自分たちなりに考えてみたみたいです。それが以下のようなことです。
【元気な状態】
• たくさんご飯を食べる
• たくさん寝る
• たくさん話す
• たくさん運動する
この考えから、実際に活動を行いました。玉入れを行ったそうです。この活動をして見て、「疲れた」、「楽しかった」といった高齢者の方々の感想やいつもより元気そう、頑張ってた、笑顔だったという、その時の状況を知る事ができました。そして実際の効果では、「いつもよりたくさんご飯を食べた」、「いつもよりよく寝れた」など運動をする事で高齢者の方に変化があったそうです。
最終ゴールとして「高齢者の心と体を健康にする!」という目標を掲げ、
今も活動を続けています。
みなさん、いかがでしたか?
中学生の活動を通して「福祉」について、そして「高齢者」について知り、考え直していただけましたか?答えは一つではありません。それぞれの考えを持っていただければと思います。
いきなりですが、あなたは「チューリップ」の花言葉をご存知でしょうか?“思いやり”です。なので、このページの見出しとしてチューリップの絵文字を使いました。
高齢者に対して思いやりを持って接する人、高齢者の気持ちを考える人が今よりもっと増えて欲しい。そう思ったからです。
この中学生たちの活動を通して、少しでも思いやりを持って、高齢者の気持ちに寄り添える人が増えてくれますように🌷