東京農工大学農学部生物生産学科

農学府農学専攻地球社会学コース

連合農学研究科農林共生社会科学専攻

工学府共同サステナビリティ研究専攻 


農業経営・生産組織学研究室

農業経営・生産組織学研究室の目的

農業経営・生産組織学研究室は、農業経済学研究室、農業市場学研究室、国際地域開発学研究室とともに、農学部生物生産学科農業経営経済系を構成する研究室のひとつです。


本研究室では、国内外の農業経営およびそれを取り巻く各種市場に関する諸領域の経済主体の行動分析を中心にした実証研究に取り組んでいます。


農業の起源は約1万2千年前に遡ります。以来、長い年月をかけて地域自然環境に適応する農業技術が伝搬・発達し、それともに地域特有の文化、経済構造、組織・社会制度等が発達してきました。経済成長過程で産業構造が変化するに伴い、農業のかたちも変化してきましたが、各国、各地域の地域性や歴史性の特性ゆえ、その変化のかたちには大きな差があり、グローバル化が進行している現代においても世界には多様な農業が並存しています。


農業経営や経営を取り巻く諸環境を分析する際には、地域性や歴史性に注意を払いつつ、近年の政治・経済諸事情を踏まえ、分析対象地域の農業生産者、消費者、ほか農業関連業者などの経済主体の行動様式を理解することが重要になります。観察される経済諸現象には関連する経済主体の行動が反映されているからです。また、経済主体の行動様式を理解できれば、ある政策を実施すると、経済主体がどのように反応するのかを推測することができるため、経済主体の行動様式の理解は政策を立案するうえで有用な含意を提供します


経済主体の行動に関する実証分析は、注目する経済主体を対象にした聴き取り調査等から得られたデータや彼らの行動成果として集計された関連統計を用いて行います。そこで強力なツールとなるのはミクロ経済学と計量経済学です。前者は行動様式に関する仮説の設定やデータの分析結果の解釈において重要な役割を果たし、後者は精緻な定量的分析を行うために必要になります。


以上、本研究室の特徴は、分析対象とする経済主体を取り巻く地域性や歴史性等に配慮し、ミクロ経済学と計量経済学を基礎に定量的に分析するという点にあります。


 本研究室では、個々の学生の関心・興味のあるテーマを尊重し、教員と協議し決定した後、研究を進めていくかたち、すなわち、学生が運転手、教員は助手席または後部座席に座り、適宜に助言・支援するという方針により研究を行っています。

News

2024/04/04 メンバー,教育,研究業績をアップデートしました。

2023/04/28 メンバー,教育,研究業績をアップデートしました。

2022/11/08 メンバー,教育,研究業績をアップデートしました。

2022/09/06 研究業績をアップデートしました。

2022/05/31 研究室メンバー,研究業績をアップデートしました。

2022/01/13 研究業績をアップデートしました。

2021/07/31 研究業績をアップデートしました。

2021/07/06 HPをリニューアルしました。