2024年3月18日（月）に東京農工大学小金井キャンパスにおいて、繊維学会関東支部講演会「組織工学からの食料革命 〜細胞性食品の動向と先端技術〜」を開催します。

将来、人口に対する食肉等のタンパク質の需要と供給のバランスが崩れる、いわゆる「タンパク質危機(global protein crisis)」が発生するとされています。また家畜の飼育は、地球の温暖化を促進する温室効果ガスを多く排出する上、食肉の生産には、飼料、水など、多くの資源とエネルギーを必要とするため、家畜生産を原因とした環境負荷についても大きな問題となっています。

このような社会課題に対して、近年、細胞性食肉、いわゆる「培養肉」の開発が注目されています。本講演会では、培養肉開発と社会実装に関する世界動向および最新の研究成果について、日本を代表する研究者に講演いただき、当該分野における将来性や成長性、課題について議論します。