◇◇「食」と「健康」ラボ研究会 令和元年度総会・第3回シンポジウム 兼 信州機能性食品開発研究会 令和元年度第2回研究会 を開催しました◇◇

2019年9月10日

令和元年8月21日、信州大学農学部において、「食」と「健康」ラボ研究会 令和元年度総会・第3回シンポジウム 兼 信州機能性食品開発研究会 令和元年度第2回研究会を開催しました。参加者は77名でした。

「食」と「健康」ラボ研究会は、長野県食品製造業振興ビジョン推進協議会において新食品の創出を促進するため、加工食品に含まれている機能性などの成分を有効に活用して、産学官連携による新食品開発を実施することを目的に、昨年8月に設立されました。

同ラボ研究会は、信州大学農学部に事務局を置く「信州機能性食品開発研究会」と、信州大学工学部、県工業技術総合センター食品技術部門と長野県食品工業協会の連携のもとに活動をしている「からだに優しい食品づくり研究会」の会員をもって構成されており、事務局は信州大学農学部、長野県食品工業協会及び長野県(産業労働部ものづくり振興課及び工業技術総合センター食品技術部門)に置かれています。

今回の第3回シンポジウムは、本年度第2回の「信州機能性食品開発研究会」と合同開催として実施されました。特別講演には、カゴメ(株)総合研究所在籍時に主席研究員として「キャロット100」の開発にあたるなど長年にわたって野菜の色について研究されている信州大学稲熊隆博特任教授を迎え、トマトとニンジンの美味しさ・健康についてご講演いただきました。また、「食」と「健康」ラボ機能形成事業において昨年度助成金を受けて新商品開発プロジェクトを進めている企業様から事例紹介ならびに機能性エビデンスの取得研究を進めている信大農学部教員からシーズ紹介をしていただき、盛会のうちに終了しました。


【プログラム】 2019.8.21(水)

<ラボ研究会 役員会> 13:00~13:20


<ラボ研究会 総会> 13:30~14:00

議案

  • 平成30年度事業報告について
  • 平成30年度収支決算報告について
  • 令和元年度事業計画(案)について
  • 令和元年度収支予算(案)について
  • ラボ研究会規約改正(案)について
以上の各議案につきまして、すべて原案(配布された総会資料)通り承認されました。


<シンポジウム> 14:10~16:40

[特別講演]

「トマトとニンジンを極める:美味しさと健康」

信州大学農学部特任教授 稲熊 隆博 氏


[「食」と「健康」ラボ機能形成事業関連講演]

・新商品開発プロジェクト

事例紹介「機能性素材開発の取り組み」

(株)長野サンヨーフーズ 椻下 剛 氏

・機能性エビデンスの取得研究

- 研究シーズ紹介①「甘酒投与に伴うマウス腸内細菌叢の変動と整腸作用の検証」

信州大学農学部教授 下里 剛士 氏

- 研究シーズ紹介②「老化促進マウスSAMP8を用いた認知機能低下予防に資する食品成分の探索」

信州大学農学部准教授 片山 茂 氏

<交流会> 17:00~ 信州大学農学部 J棟生協食堂にて

総会の様子
開会挨拶「食」と「健康」ラボ研究会 有賀哲哉会長(ニチノウ食品(株)代表取締役社長)
開会挨拶信州機能性食品開発研究会 井上修会長(伊那食品工業(株)代表取締役会長)
研究会の様子
研究会の様子
研究会の様子
研究会の様子
閉会挨拶信州機能性食品開発研究会 藤田智之専務理事(信州大学農学部長)