5つの卵塊を確認することができました。我々は4年連続で砂防堰堤の淵での産卵を確認しています。卵塊の位置と水温、水質、溶存酸素の測定を行いました。
カエル班の今年度最後の発表となりました。カエル班は来年度国立大学と連携し研究を進めます。また公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団の科学教育振興助成金をいただきながら更なる飛躍を目指します。応援の程よろしくお願いいたします。(柳田)
人とのつながりを大切にできる子どもたちを育てていきたいです。中高の部活動の仲間は一生の仲間です。私も今でも『あの頃はがむしゃらに頑張ってたね』と中高の友達と話し合います。友達や仲間、チームだからあきらめず乗り越えられることは数多くあります。ともに苦労を乗り越えたチームメイトを送り出すことは我々にとっても子どもたちにとっても寂しい気持ちになりますが、何かあったとき「あいつらなら助けてくれる」と思えるような、そんな関係を子どもたちの中で築いてほしいと願います。(柳田)
採択にあたりまして審査委員より下記のコメントがありました。
分子生物学の実践を大学や企業の指導を受けながら高めていく研究になっている。
研究内容が異なる2種類であるが、どちらも協力者とともにしっかりした方向付けで研究を行なえる見込みがある。生徒が主体的に研究を進められると考えられる。
生命現象における分子生物学的なプロセスが、現実の自然界の現象とつながっていることを高校生が意識するようになるという狙いは興味深い。
植物の物理的なストレスへの応答、両生類の環境変化への応答などに注目して取り組む計画となっている。
近隣の大学との連携も模索してほしい。
今後とも津田学園サイエンスクラブの応援の程、よろしくお願いいたします。
3年連続最優秀賞受賞を大変光栄に思います。サイエンスクラブの顧問になって4年目ですが、多くの生徒の成果が陽の目を浴びるようになってきました。生徒が主体的で対話的に学ぶための『カリキュラム設定』が大きかったと考えます。数多くの生徒がいつ何をどのように学ぶのかを明確にすることで、子どもたちが自らの興味に対して安心し前向きに取り組むことができるようになります。
研究者は才能がある人のみがなれる職業であると多くの人が考えています。しかし、野球選手が投げ方やフォームを習うことで上手くなっていくように、子どもたちが研究の考え方を学び、探究する教員の姿を見て学ぶことができれば、このように形になるのです。研究し生涯探究し続ける子どもたちを育てるためには、仕組みづくりと教員の率先垂範が鍵となるのではないかと考えるようになりました。より一層の教育活動に教員一同邁進してまいりますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。(柳田)