T-method

導入プログラム

講座説明

【SRP 基礎講習】全4回コース

口腔内細菌叢を健全者と同じ環境に引き戻すことができる「トータルヘルスプログラム」では一般的に行われる歯石取りとは全く異なる技術が必要となり、一回で最深部から上部までを整える『One stroke SRP』が最重要とされます。この繊細なSRPテクニックは歯科衛生士のメインの仕事です。

このテクニックの基礎を4回の講義・実習を通して学んでいきます。

■T-method トレーニングで行われるマネキン練習について

さて、これから取り組むマネキンに装着された顎模型を用いたシャープニングの質の確認とSRP トレーニングの意義について解説させて頂きます。トレーニングに関してのポイントは以下の8つ

<トレーニングの8つのポイント>

      1. 自身がシャープニングを行なったグレーシーキュレットが適切にそして均一に研げているか、人工歯に添わせて確認する。

      2. THP施術時の患者、術者双方の肉体的負担が少ないポジショニングを習得する

      3. キュレットの歯周ポケットへの挿入角度、挿入方法を習得する

      4. 使用するキュレットの番手を適切に施術部位に適合させられるようにする

      5. SRP時における手指の適切な固定点を習得する

      6. SRPストロークの方向性、均一性の体得

      7. SRPストロークのピッチ、根隅角部でのキュレットワークの体得

      8. 歯肉側に傷をつけない→圧をかけない→触れないストロークの習得

■SRPトレーニングで行われる試験の意味について

トレーニング8項目が考えることなく、ただ闇雲に掻きむしるのではなく、一定の規則に沿って自然に行えるようになっているか?

時間的制約の中で行うことに対して、品質が低下する、本来の業務ではあり得ない、という声も時々聞こえて来ますが(笑)私たちの仕事、職人は時間をかければ綺麗に仕上がる、なんてことはありません、一流の人ほど、無駄な動きなく、流れるように仕事をこなし、高い技術レベルを提供しているのです。

THPの施術費はプロとして提供する非外科的歯周治療+細菌叢改善プログラムとなります。患者さまはTHP に大きな期待と未来の健康を託して受診されます、このスキルを習得される皆さんは、患者さまからは超一流のプロである認識されています。

ぜひ、このOne stroke SRPスキルの自動化(部位毎に使用するキュレットの番手を考えることなく非侵襲的にアプローチできる)を身につけて患者さまの健康に貢献してください。

実施の臨床ではもちろん複雑な根形態や深いポケット、動揺を伴う歯牙へのアプローチなど、全体のレベルを10とすると物言わぬマネキンはポケットも2mm 程度と浅くレベル1といえます。

認定歯科衛生士さんのスキルアップは長い年月をかけながらじっくりと育成されていくものです。まずはTHPの登竜門、マネキントレーニング&試験を深い理解のもとクリアーされてください。

【トータルヘルスプログラム導入講習】全15回コース

世界的に、これから直面する、高齢化社会、さらには4人に1人が75歳以上となる超高齢化社会において、健康寿命と平均寿命の差をいかに無くすことができるかが、医療界全体の課題となることは言うまでもありません。この課題を改善へと導くために、咀嚼、嚥下、呼吸を司る歯科領域の改善無くしては成し遂げられないことは明確で、口腔の健康から全身の健康へ寄与し、国民の生活の質(quality of life:QOL)を向上させることが今後、歯科衛生士の主たる業務に移行することとなります。

トータルヘルスプログラム導入講習15ステージにおいては基礎講習を活かして、口腔リスク・全身リスクに関する各種検査、診査、診断、歯周初期治療、メインテナンスまでの技術の習得を行い、国民生活の生涯にわたる健康に寄与し、フレイルの抑制、寝たきりの抑制を実現することにより、健康寿命と平均寿命の差をなくすことができる未来を実現化するためのプログラムを学んでいただきます。