学校長あいさつ
【ご挨拶:地域の歴史を刻み、未来を切り拓く「自立」と「協働」の学び】
土佐市立土佐南中学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。校長の梶原将一です。本校の南側には、水平線がまぶしい土佐湾太平洋が広がり、北側には小鳥が緑のグラデーションの中で鳴く豊かな山々があります。この澄みきった空の青と山々の緑が鮮やかなコントラストを見せる、恵まれた自然環境の中で、生徒たちは日々健やかに学んでいます。
本校は昭和の開校より五十一年の歴史を刻んでまいりましたが、**再来年の春に閉校を迎えることとなりました。**この伝統ある学び舎がその歴史に幕を下ろすまでの二年間、生徒たちが「この学校で過ごして本当に良かった」と心から思えるよう、私たちは「歴史の最終章」を大切に歩み進めてまいります。
本校では、学校経営理念として**「温かさの中で学び合い・認め合い・高まり合う生徒の育成」**を掲げています。全教職員で温かい雰囲気を醸成し、少人数という利点を最大限に活かして、生徒一人ひとりの良さを見つけ、きめ細やかに関わりながら「明日も行きたい」と思う学校づくりに全力を尽くします。
現代は「予測困難な時代」と言われます。その中で、生徒たちがこれからの未来を生き抜く力を培うために、私は次の「三つのこと」を大切にしたいと考えています。
①自らの足で一歩を踏み出す「自立した力」
正解のない問いに対し自分で考え、挑戦することを恐れない力を育てます。
②多様な他者と力を合わせる「協働する力」
互いを認め合い、高め合う関係の中で、共に新しい価値を生み出す力を養います。
③言葉を大切に育てること(言葉を慈しむ心)
言葉を大切に扱うことは、心を育てることです。相手を思いやり、自分の考えを深める言葉を紡ぐことで、豊かな人間性を育みます。
また、自然豊かな環境の一方で、切迫する南海トラフ地震等の脅威に対し、的確な判断力と迅速な行動力を体得させる防災教育を一層推進し、生徒の命を守る備えを万全にしてまいります。
地域の皆さま、保護者の皆さまには「土佐南中学校応援団」をはじめ、長きにわたり多大なるご支援を賜っております。閉校までの限られた時間ではありますが、この学舎で過ごす一日一日を、**一生色あせない「最高の記憶」**へと、共に作り上げていければ幸いです。
本年度も、変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和8年4月 土佐市立土佐南中学校 校長 梶原 将一