K. Okada Research Group on Psychological Statistics
岡田謙介研究室 (心理統計学)
ようこそ
本研究室は、東京大学教育学研究科教育心理学コース教育情報科学分野に籍をおく、心理統計学の研究室です。修士・博士をあわせて11名の大学院生たちと3名の特任研究員、および卒論生や共同研究者のみなさんと、心理・教育測定、数理心理、ベイズ統計分野における方法開発やモデリングを行って、問題解決に役立てるための研究を進めています。
What's New
株式会社リクルートと、項目反応理論に基づく困難度を制御した問題項目生成のための共同研究を開始しました。 [Sep, 2024]
日本心理学会第88回大会で、公募シンポジウム「心理学研究におけるベイズファクターの活用」を開催します。資料はこちらです。[Sep, 2024]
大学見本市2024 -Innovation Japan- に研究成果を出展します。[Aug, 2024]
岡田がゲストエディターを務めた『統計数理』の特集号「心理統計学の新展開」が刊行されました。統計数理研究所の同誌ホームページから各論文にアクセスできます。
Psychometrics, Mathematical psychologyのそれぞれ最も代表的な国際学会であるIMPS 2024 (Prague), MathPsych 2024 (Tilburg)において、研究室から4件、1件の発表が採択され、発表を行いました。[Jul, 2024]
日本漢字能力検定協会と、認知診断モデルを応用した学習評価ツール開発のための共同研究を開始しました。[May, 2024]
日本計算機統計学会第37回シンポジウムにおいて、博士2年の福島健太郎さんの発表「一般化多枝選択型認知診断モデルの提案」が、学生研究発表賞を受賞しました。[Nov, 2023]
山梨県で研究室夏合宿を開催しました。[Sep, 2023]
新年度、5名の大学院生(博士3名、修士2名)と2名の特任研究員を迎えました。意欲と活気のあるメンバーが集まっており、一層研究教育に励んで参ります。[Apr, 2023]
本年度修了生の送別会を行いました。[Mar, 2023]
Q学習モデルにおける効率的な刺激選択を、Fisher情報量に基づいて行う方法を提案する論文がComutational Brain & Behavior誌に出版されました。[Jan, 2023]
スケーラブルなQ行列推定を可能にする、確率的最適化と変分推論に基づく診断分類(認知診断)モデルの推定法を提案する論文がPsychometrika誌に出版されました。[Sep, 2022]
新年度、5名の大学院生(博士3名、修士1名)と1名の特任研究員を迎えました。[Apr, 2022]
日本計算機統計学会第35回シンポジウムにおいて修士1年の若井大成さんの発表「説得の受容過程の認知モデリング 」が、学生研究発表賞を受賞しました。[Nov, 2021]
PI岡田の研究課題がJSTさきがけ「信頼されるAIの基盤技術」領域に採択され、研究を開始しました。今後ともより一層研究教育活動に精進して参ります。[Oct, 2021]
心理統計学最大の国際学会IMPS 2021において修士2年の岡知樹さんの発表 "Short answer scoring of the trial test for Japanese common university entrance examination" が、Duolingo Award (Student Award)を受賞しました。[July, 2021]
日本計算機統計学会第35回大会において修士2年の岡知樹さんのの発表「大学入学共通テスト試行調査における記述式問題の自動採点」が、学生研究発表賞を受賞しました。[May, 2021]
研究科の「大学院進学希望の方へ」のページにあるとおり、今年度、研究科全体での入学説明会は動画資料掲載で代えることになりましたが、教育心理学コースの説明会を5/26(水)15:00~ 行います。ご関心のある方はよろしければご参加ください。なお、岡田の予定の重なりのため、本研究室では研究室別の説明会はこの日は行わず、ニーズに応じて翌日・翌々日等に行う予定です。[May, 2021]
新年度,大学院の博士課程に1名,修士課程に2名の大学院生を迎え,また学部の卒論生を迎えました。[Apr, 2021]
2020年11月28日,29日にオンライン開催された日本計算機統計学会第34回シンポジウムにおいて,修士1年の福島健太郎さんの発表「消去法を考慮した多枝選択型認知診断モデルによる実証分析」 が学生研究発表賞を受賞しました。[Nov, 2020]
2020年11月7日,8日にオンライン開催された日本分類学会第38回大会において,修士2年の丹亮人さんの発表「補償型の説明的認知診断モデルの提案」が学生優秀発表賞を受賞しました。[Nov, 2020]
2020年5月30日,31日にオンライン開催された日本計算機統計学会第34回大会において,修士1年の岡元紀さんの発表「変分ベイズ法とQ行列サンプラーによるQ行列推定法の提案 」が学生研究発表賞を受賞しました。[May, 2020]
新年度,博士課程に1名,修士課程に5名の大学院生,および2名の卒論生を迎えました。[Apr, 2020]
Bunji, K. & Okada, K. (2019, JJSD) 論文が,Springer Natureの2019年に多数ダウンロードされた統計学分野の論文コレクション 2019 Research Highlights: Statisticsに選ばれました。 [Mar, 2020]
2019年11月30日,12月1日に青山学院大学で開催された日本計算機統計学会第33回シンポジウムにおいて,修士1年の丹亮人さんの発表「多値アトリビュートにおける認知診断精度へのQ行列デザインの影響」,同じく修士1年の野々田聖人さんの発表「2因子の比較型質問紙の信頼性について」が,ともに学生研究発表賞を受賞しました。[Dec, 2019]
大学院生・PDの募集
心理統計学・ベイズ統計学の理論や応用に関心のある,大学院生や日本学術振興会特別研究員(PD)等の方を積極的に受入れています。本研究室を進学先候補に考えていただける方は,直接もしくはオンライン(Zoom, Skype等)でお話しすること,および研究室ゼミに一度体験参加いただくことが可能ですので、ぜひご連絡ください。学部・大学院での研究指導は、同じコースの宇佐美慧先生の研究室とも連携しながら進めています。なお規定により,教育学研究科の入学願書受付期間以降は,当該年度に受験する大学院志望者には個別にお会いすることができません。
※ 現在,研究室ゼミはハイブリッド形式で毎週開催しいます。対面を基本としつつ、オンライン参加も可能な形でメンバー間で毎回充実した議論が行われていす。進学・受入を検討されている方は、対面・オンラインいずれの方法でも体験参加もいただけますのでご一報ください。
卒論生のみなさんへ(クリックで開きます)
岡田の関心のいくつかについては、この記事やこの記事、この記事などをご覧ください。最近の大きな研究プロジェクトの一つはこのスライドにまとめられています。入門的な解説論文にはこれやこれやこれがあります。
本研究室では,卒論生の研究室ゼミへの参加を推奨しています。「教育心理学研究指導」の時限に,基本的に毎週実施しています。
最近の卒論テーマの例は次のようなものです。
成人における拡張自閉症形質測定の質問紙の項目反応理論による分析と比較(2023)
オンライン実験を⽤いたベイズ自白剤による回答品質改善に関する実証的研究(2023)
学生は理系分野をどのように比較しているのか(2023)
不安傾向と状況の不確実性が意思決定や回避行動に与える影響の認知モデリングによる検証(2022)
メタ理解判断プロセスの認知モデリング(2022)
連続型項目反応モデルの確信度式テストへの応用:天井効果・床効果を考慮したモデルの提案(2022)
統計学やデータサイエンスが注目されて久しいですが,心理統計学の研究者・専門教育を受けた人材は依然として不足しており,大学・産業界の双方からの大きなニーズがあることを日々感じています。好きこそものの上手なれ,と言いますが,この分野に関心のある方は、学部時代に心理統計学をしっかり時間をかけて学び身につけておくと,きっと後でよかったと思えると思います。先輩の大学院生のみなさんたちと一緒に,お待ちしています!
連絡先
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学教育学研究科教育心理学コース 岡田謙介
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