日本図学会では、分野協働のための図学研究と題して、アート、科学、工学、数学といった諸分野の協働の橋渡しの役としての図学の可能性を探っています。今回は、計算幾何学者の鎌田斗南氏と構造エンジニアの下田悠太氏に講演をいただき、討議を通して様々な領域のつながりを探っていきます。講演後にパネル討議のほか、登壇者、日本図学会員、そして飛び入りの参加者が、各自の研究や制作にかかわる、図形や立体形状の性質に基づいた作品・構造・パズル・おもちゃ等を持ち寄って、お互いに見たり触ったりして交流するセッション「わしゃわしゃ」を開催します。
講演会「分野協働のための図学2025」
日時:2026年6月13日(土) 14:00~18:00
場所:東京大学駒場Iキャンパス、KOMCEE WESTホール
参加無料・要申し込み
主催:日本図学会
登壇者:鎌田斗南(北陸先端科学技術大学院大学)、下田悠太(明治大学/東京大学)
モデレータ:河村彰星(日本図学会/京都大学)、斉藤一哉(日本図学会/九州大学)、舘知宏 (日本図学会/東京大学 芸術創造連携研究機構)
14:00 - 14:10 開会ご挨拶
14:10 - 14:50 鎌田斗南氏講演「デュードニーパズルの最適性証明」
14:50 - 15:30 下田悠太氏講演「折り紙 × 自然 × 構造による建築形態の探求 」
15:50 - 16:30 質疑応答およびパネル討議 (鎌田斗南×下田悠太×河村彰星×斉藤一哉×舘 知宏)
16:40 - 17:40 「図学わしゃわしゃ」
フォームより申し込みください
18:30より懇親会を開催いたします。参加申し込みは上記フォームと合わせて回答お願いします。
北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 コンピューティング科学研究領域 助教
2023年北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科博士後期課程修了。博士(情報科学)。日本学術振興会特別研究員(DC・PD)を経て、2024年より現職。計算幾何学・離散幾何学・計算折り紙を専門とし、折りや切断などの幾何学的操作の可能性と不可能性の境界の解明にを数学とアルゴリズムの両面から取り組んでいる。
1996年生まれ。建築構造エンジニア。東京大学大学院博士課程在籍、明治大学助教、東京藝術大学非常勤講師。
建築の構造設計の実務に携わる傍ら、研究団体「Biomatter Lab」にて生物の形態機能の探究を行う。折紙の幾何学、構造力学、生物の形態を融合させ、可搬性に優れた展開構造や軽量な膜テンセグリティなど、建築の新たな形態の研究・制作を行っている。ファッションブランドの幾何学設計の協力や、3Dプリント構造を用いたランニングシューズの開発・特許取得など、領域を横断した社会実装も展開している。
photo by shin hamada
2011年トロント大学計算機科学科博士課程修了、Ph.D.(Computer Science)。東京大学情報理工学系研究科、同総合文化研究科、九州大学システム情報科学研究院を経て、現在京都大学数理解析研究所准教授。計算幾何、アルゴリズム理論、計算論理学、コンピュータ数学の研究に従事する。
九州大学 大学院芸術工学研究院 准教授
2009年東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻博士後期課程修了、2012年東京大学生産技術研究所機械・生体系部門 助教、2017年東京大学大学院情報理工学系研究科 特任講師(ERATO川原万有情報網プロジェクト)を経て、2019年より現職。折紙の数理や生物模倣に基づく先進構造材料の開発に取り組む。JST創発的研究支援事業「デジタルとフィジカルが融合した生物模倣スマート構造」研究代表。
東京大学 大学院総合文化研究科 教授
2010年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。博士(工学)。2002年から折紙のデザインを始め、計算による立体形状や動きを探求している。"Origamizer", "Freeform Origami" などの折紙ソフトウェアツールを開発。東京大学教養学部でのSTEAM教育(文理融合ゼミナール)に携わる。