(ここでの執筆は,香田を一人称として書いています.学生さんや仲間たちは,ちょっと違う感想を持つかもしれません)
学生や大学院生,ポスドクとして一緒に研究する方は,基本的に学生や研究者の方の興味に従ってテーマを相談し,その方の興味を尊重します.教員の仕事を手伝わせるというような,典型的な「先生ー学生」というスタイルは基本的に取りません.自分の希望することを考えて,教員や仲間がそれを共に支援して成長していく関係が理想な研究集団だと思っています.学部学生でも教員と対等と考えて接しますので,素直な心と自立した責任感,そしてたとえ一人ぼっちでも一心に進む孤独に打ち勝つ精神を大切にしています.とにかく,学生のうちは自由ですので,できる限り研究生活を越えて自由な活動が謳歌できるように,面倒な雑務を教員が頑張ります.
香田自身は,主に霊長類(サル)のコミュニケーションとヒトの言語の進化についての実験研究と海外での調査活動をやってきました.動物と向き合い,ヒトの固有性を明らかにする地道な研究活動が基本です.動物の身体設計と社会行動,その生態適応との数理科学的な関係性を明らかにすることがその基礎になると考えています.中でも音は生物の身体設計と行動の関係が物理的な法則によって決められる美しさを持っており,特に面白いと思って研究を続けています.
以下の記事はわかりやすく香田の以前の研究を紹介したものです。話題は尽きないのですが,たまに気が向いたら書き留めてみます.四六時中考え続ける限りテーマは尽きぬものです.
テングザルの犬歯は小さくなったのだろうか:未解決な問題
調査の記憶: 東南アジアの旅
調査の記憶: フランスでの作業