伊佐敷 隆弘

ISASHIKI Takahiro

中央大学文学研究科兼任講師[哲学専攻]

最終学歴/学位

東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程修了/博士(文学)

専門分野

現代英米哲学――時間論、形而上学、ウィトゲンシュタインなど

メッセージ

ここ数年,ウィトゲンシュタインの2つの主著『論理哲学論考』と『哲学探究』を読んでいます。哲学は言語の限界への突進だとウィトゲンシュタインは言います。そのとおりだと思います。哲学は言語を頼りに言語の限界に挑戦する営みです。それゆえ,必然的に「綱渡り」になります。綱から転落しかけ,それでもなんとかして綱の上に留まり続ける,このことが哲学者の資格なのでしょう。ウィトゲンシュタインはそういう人でした。言語の限界への突進を彼のテキストの中に見出すことによって,哲学という営みそのものを経験できる。そう期待して彼のテキストと向き合っています。

担当講義/2024年度

Philosophy Course, Graduate School of Letters / Chuo University