過去の読書会

Photo by Wikipedia.

カント『プロレゴーメナ』/『純粋理性批判』読書会/2023年度

***いったい形而上学は可能か

「かりに学問としての権利を主張できるような形而上学が現実にあるのなら、つまり、ここに形而上学がある、諸君はこれを学びさえすればよい、形而上学は諸君にその真理について逆らいがたく、また変わることなく確信させるだろう、とわれわれが言いうるなら、この問題は不要であろう」(「プロレゴーメナ」野田又夫訳, p.107)***

テキスト:

『プロレゴーメナ』(野田又夫訳,『世界の名著32』所収), 中央公論社, 1972

『純粋理性批判(上)』(石川文康訳), ちくま書房, 2014

実施日程:毎週月曜日 17:00-18:40 → 15:10-16:50(2024年1月22日~3月25日)

※2024年 1/22, 1/29, 2/5, 2/19, 2/26, 3/4, 3/11, 3/18, 3/25

開催場所:哲学共同研究室+Google Meetまたはzoom

形式:基本的に対面形式を採用。①指定された箇所に事前に目を通し、②当日に担当者(運営者と教員)が内容について解釈を提示し、③その解釈について参加者が議論を行う。読書会に当たって配慮することは、いかなる些細な疑問や異論も積極的に提起し、文献への理解を深めること。人格否定やハラスメント等の逸脱行為を除き、内容の高尚さや巧拙に拘る事なく、あらゆる意見表明を歓迎すること。

参加方法:以下のGoogleフォームに名前やメールアドレス等を入力していただき、参加申請を行ってください。

https://forms.gle/qYEVyWB4C8Dc8XcA6

(池邉日路務/哲学専攻学士課程)

量子論理読書会/2023年度

Photo by Wikipedia.

量子論理はなぜ生まれなければならなかったのか。

古典論理や非古典論理との違いはあるのか。

哲学において応用は可能か。

エキサイティングな量子論理の初出論文を読んでいきます。

毎週火曜日計5回の予定ですが、終わらなかった場合は参加者の予定に合わせて柔軟に追加日程を決めたいと考えています。

 原文(英語)を一回4ページほど進められればと思っていますが、毎回予習範囲を指定しますので、出来る限りの予習をしてもらえれば幸いです。内容的には物理学や数学の知識が必要となりますが、レジュメ等で出来る限り補足します(私もそこまで物理学、数学に明るいわけではないので、もしもわからない箇所がある場合はいつでも議論しましょう!私もわからない箇所が多々あると思うので、一緒に悩みましょう!)。 途中参加、一部参加大歓迎です!欠席分の内容はレジュメ等で補完いたしますのでご気軽に!

(茂木宏太/哲学専攻学士課程)

ホワイトヘッド『科学と近代世界(Science and the Modern World)』読書会/2023年度


ホワイトヘッド『科学と近代世界(Science and the Modern World)』の読書会を行うことに致しました。

つきましては、学内学外問わず、参加者を募りたく考えております。

Photo by Wikipedia.

テキスト:

『科学と近代世界(Science and the Modern World)』

実施日:

毎週土曜20:00~22:00

参加者の次週の予定と合わせて、毎回柔軟に決めたいと思います。

形式:

私が訳読をし、簡易的なレジュメを作ってくる予定です。それをもとに、皆さんで議論できたらいいなと思っています。

色々と教えて頂きたいので、可能であれば、参加者の方も簡単な予習をお願いしたいです(邦訳、原典問わず、可能な範囲で)。

参加方法:

ツイッターの @horigaasai 宛に、DMをお願いいたします。人づてでLINEグループに追加頂く、などでも大丈夫です。

使用ツール:

Zoomを使います。

初回までにダウンロードをお願いいたします。連絡はLINEで行う予定です。(LINEが使えない場合は相談してください)

(田中眞生/哲学専攻博士課程前期)

ハイデガー『存在と時間』読書会/2023年度

ハイデガー哲学の重要概念「世界=内=存在」とは何か。

夏休み中に『存在と時間』を第11節まで読みましたが、それを引き継いで第12節から読んでいきます。


テキスト:『存在と時間 上』(細谷貞雄訳), ちくま学芸文庫, 1994

      Sein und Zeit, Max Niemeyer, 2006

実施日時:月曜日5限(17:00~18:40)

開催場所:3号館の空き教室+zoom

形  式:「毎回担当者がレジュメを作成する」または「予習なしで一緒に読み進める」形式になります。

読書会参加者の予定等を考慮して決めたいと思います。

ハイデガー『存在と時間』に限らず、色々な文献を読み合っていきたいとも考えています。

参加方法:X(Twitter)アカウントの@yhposolihp_ にDMをお願いいたします。

人づてでLINEグループに入っていただいても構いません。

初回日程:11/8(水)5限 3155教室 ※初回は予習なしで来ていただいて大丈夫です。

(田中優人/哲学専攻学士課程)

――「存在する」とは如何なる意味か。

ハイデガー『存在と時間』読書会/2023年度

20世紀最大の哲学者の一人に数えられるマルティン・ハイデガー。

彼の最初にして最大の主著『存在と時間』は、20世紀の思想界に稲妻の如き衝撃を与えました。

その影響は実存主義・構造主義・ポスト構造主義に至るまで幅広く、今日では「現代哲学の古典」と目されています。


本読書会ではこの『存在と時間』を序論第一章から第一部第一編第一章までを精読し、ハイデガーの問題意識や問題設定・考究手法などを検討したいと考えています。

学内外問わず、ご参加お待ちしております。


テキスト:『存在と時間 上』(細谷貞雄訳), ちくま学芸文庫, 1994

      Sein und Zeit, Max Niemeyer, 2006

実施日時: 7/31, 8/1, 8/3, 8/9, 8/19, 8/21, 8/25, 8/30, 9/1, 9/4, 9/6, 9/8, 9/11, 9/15 の 13:00-16:00

開催場所:3924号室(3号館9階, 哲学共同研究室)+Zoomによるオンライン

形  式:担当者がレジュメを作成し、議論する形で進めていきます。

     邦訳をベースに、必要に応じてドイツ語原文を参照します。

     原典講読ではないので、ドイツ語知識の有無を問わずご参加いただけます。

     学部生を中心にして丁寧に読み込んでいくので、敷居はとても低いと思います。

     少しでも興味のある方は、是非お気軽にご参加ください!

参加方法:哲学共同研究室へお問い合わせください。

     docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScW0kl1-WmaolvB8x3g0Xv_L0TZI8VvVmD1J9h3MZeQH0B0Gg/viewform

初回日程:7/31(月), 13:00-16:00, 3924号室(3号館9階, 哲学共同研究室)

(鈴木悠太郎/哲学専攻学士課程)

ソクラテス・プラトン・アリストテレス

西洋哲学の源流たる彼らの思想もまた、それ以前の無数の哲学者の影響を強く受けている。

最古の思想家Vorsokratikerの断片を通し、西洋哲学2500年の営みを捉えなおしてみませんか?

ディールス-クランツ『ソクラテス以前哲学者断片集』読書会/2022年度

この度、H.Diels-W.Kranz『ソクラテス以前哲学者断片集』の読書会を行うこととなりました。

学内外問わず、ご参加お待ちしております。

テキスト:『ソクラテス以前哲学者断片集』,岩波書店,1996

実施日 :2/2,9,16,17,20,22,3/2,3,8,9,13,15

形  式:対面+Zoomによるオンライン

参加方法:哲学共同研究室にお問合せください。

docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScW0kl1-WmaolvB8x3g0Xv_L0TZI8VvVmD1J9h3MZeQH0B0Gg/viewform

初回日程:2/2(木)、3924部屋(3号館9階、哲学共同研究室)、13:00~16:00

(鈴木悠太郎/哲学専攻学士課程)

Photo by Wikipedia.

フードエシックス読書会/2021年度

テキスト:The Routledge Handbook of Food Ethics (2017)

日  時:毎週金曜日 3限(13:20~15:00

場  所:オンライン開催

近年、哲学倫理学といった専門書を外れて、一般的なレベルでベジタリアン、ヴィーガンといった言葉を聞く機会が増えてきました。そこに現れる様々な哲学的、倫理的な問題を、しっかりとした事実や証拠に基づきつつ理解していこうという読書会です。

レベルとしては、学部上回生から大学院程度。英語のトレーニングも兼ねて、一語一句丁寧に読んでいく予定です。ハンドブックなので、「英語で、哲学とか倫理学の専門書をゆっくり読んでみたい」という人には、うってつけだと思います。

他学部、他大学からの参加も歓迎します。6章25節「動物の福祉」から読んでいきます。

参加したい人は、哲学共同研究室にご連絡ください。(青木滋之/文学部教授)

Department of Philosophy / Chuo University