中村 昇
NAKAMURA Noboru
中央大学文学部教授[哲学専攻]
最終学歴/学位
中央大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学
専門分野
現代西洋哲学――ウィトゲンシュタイン、ホワイトヘッド、ベルクソンなど
メッセージ
哲学は、あらゆる前提や先入見を破砕し、何ものでもなく、何処でもない地点から出発することを目指す営為です。そのようなことは、そもそも不可能かも知れないということも含めて思考していきます。
もしかしたら、かなり限られた人しか棲息できない領域かも知れません。自分が、こうした「哲学病」かどうかを確認するためだけに、じっくり哲学に向き合うのもいい経験だと思います。
本年度読んでいくテキストの著者は(学部、大学院)、ウィトゲンシュタイン、ベルクソン、レヴィナス、ホワイトヘッド、西田幾多郎です。いずれも重篤な哲学病患者です。彼等の苦しみや楽しみを一緒に味わっていきます。現場からは、以上です。
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担当講義/2024年度
哲学基礎演習(1)
哲学演習(2)(10)
哲学講義(9)(19)
哲学講義(10)(20)
文学部の基礎(後期)
西洋現代哲学研究ⅠA
西洋現代哲学研究ⅠB
西洋現代哲学研究ⅡA
西洋現代哲学研究ⅡB
西洋現代哲学特殊研究A
西洋現代哲学特殊研究B
主な研究業績
【 著訳書 】
【 論文 】
「常識について――宮武昭先生を送る」(『中央大学文学部紀要―哲学』第61号、中央大学文学部、2019年)
「贈与、そして「相関主義の強いモデル」(メイヤスー)としてのウィトゲンシュタイン」(『中央大学文学部紀要―哲学』第61号、中央大学文学部、2019年)
「超越と良心―須田朗先生を送る―」(『中央大学文学部紀要―哲学』第59号、中央大学文学部、2017年)
「ベルクソンの「純粋持続」と西田の「場所」について」(『臨床精神病理』第33巻第3号、日本精神病理・精神療法学会、2012年)
「指示と同時性」 (『中央大学文学部紀要―哲学科』46、中央大学文学部、2004年)
「ことばの裏側(序)」 (『人文科学研究所紀要』49、中央大学人文科学研究所、2003年)
「「確実性」について」 (『中央大学文学部紀要―哲学科』42、中央大学文学部、1999年)
学会・研究会などの活動
日本ホワイトヘッド・プロセス学会、西日本哲学会、日本佛教学会
研究内容のキーワード
ウィトゲンシュタイン、ホワイトヘッド、ベルクソン、西田幾多郎、時間、言語
指導学生の研究テーマ
(修士論文・学位論文タイトルなど)
ジェイムズ哲学の統一的理解への試論―経験への多角的アプローチという方法論に注目して―
A.N.ホワイトヘッドの哲学における「命題」概念の研究―知覚論への「命題」概念の適用について―
形而上学を語ること~ホワイトヘッドの「命題的感受」について
ホワイトヘッドの哲学における「直接性」の概念について
リンク
webサイト「トイ人」で中村昇教授のセミナー報告【言語ゲームとAI】が始まりました。(全4回)
「長崎新聞」(2022年7月17号)に、中村昇著『ルドルフ・シュタイナー 思考の宇宙』の書評が掲載されました。
東京自由大学のwebサイト「なぎさ」で中村昇教授の連載【奥歯からオペラが聞こえる】が始まりました。
「図書新聞」3536号に中村昇教授の『読書する知性-「本づくり」演習成果-』の書評が掲載されました。
「AERA 2021年11月29日号」に中村昇教授の『ウィトゲンシュタイン、最初の一歩』の書評が掲載されました。
webサイト「トイ人」で中村昇教授の連載【哲学者は何を言っているんだ?】が始まりました。
NPO法人東京自由大学主催の、中村昇教授の対談【宗教ってなに?Ⅴ「無心とは何か~哲学の冒険」】がYouTubeで公開されました。(動画はこちら)
中村昇教授のインタビュー記事が「Hyper-Editing Platform [AIDA]」に掲載されました。
「図書新聞」3337号にラッセル・B・グッドマン著『ウィトゲンシュタインとウィリアム・ジェイムズ―プラグマティズムの水脈』の書評(中村昇)が掲載されました。
中村昇教授のインタビュー記事「本当の言葉、本当の世界」がWebサイト「トイ人」に掲載されました。
Department of Philosophy / Chuo University