論文の書き方について(参考文献)

 古賀担当の導入演習では、後期をじっくり使って論文の書き方を勉強します。実際に書きながらしか身につかないこともたくさんあるかもしれませんが、事前に必要な知識をインプットしておけばスムーズな作業が展開できます。

 世の中には論文の書き方についての本がたくさんありますが、特におすすめなものを3冊、以下に紹介いたします。なお、古賀が担当するクラスでは戸田山(2022)を教科書にする予定です。興味があれば、図書館で様々な本に目を通しておくのもよいでしょう。

 基礎的なルールについては、ライティング・ラボが発行する「論文の書き方資料」や導入演習の「最小限の約束事」なども参照してください。


・戸田山和久『新版 論文の教室』NHKブックス、2022年。

  … 論文執筆の、入り口のかなり手前から、最終段階まで、過不足なく指導してくれる格好の入門書です。この本一冊で必要なノウハウはほとんど足りるでしょう。

 ※ 2022年1月に『最新版』が発行されました。

 

・U.エーコ著、谷口勇訳『論文作法』而立書房、1991年。

  … ハウ・ツー的な内容だけでなく、それぞれの手続きがなぜ必要なのか、根本的な発想をも教えてくれる本です。演習論文執筆前に読んでみるのがおすすめです。


・H.S.ベッカー著、小川芳範訳『ベッカー先生の論文教室』慶応義塾大学出版会、2012年。

  … 具体的な技法もさることながら、書くための心構えを知るうえでとても良い本です。ともかく人に見せること、何度も書き直すことの重要性を学びましょう。