※オレンジ色は今年度より開始
福岡雙葉中学校の総合的な学習の時間では、「体験的な学び」を通して、生徒に中学生の時期でしか感じることのできない経験を提供しています。
自ら考え、表現し、行動することに重点を置き、生きるために必要な様々な力を身につけ、養います。特に、プレゼンテーションの場を多く設け、生徒の表現する力の向上を図ります。
また、高校の総合的な探究の時間に対応するため、先取りでSTEAM(教科横断型)探究学習を取り入れています。
各学年の最後には、学年企画で「劇」などを行い、クラスで1つの舞台を創り上げる経験を通して、協働力や計画力、表現力を育んでいきます。
生活の中で最も身近な「食」をテーマに、企業の出前授業などを通して、食の楽しさや地産地消、フードマイレージ、フェアトレードなどの観点を学びます。雙葉祭では、食をテーマにした企画を生徒自ら計画・実施します。
TVや新聞、SNSなどの企業への訪問や出前授業などを通して、メディアの仕組みや情報を正しく伝え、受け取ることの重要性について学びます。また、学んだことを動画やスライドにまとめ、プレゼンテーションを行い、発表する力や表現力を高めます。
キッザニア福岡での職業体験を通して、様々な仕事に対する理解や「働く」とは何かについて考えます。最初は、仕事に対してネガティブな印象を持っている生徒たちも、プログラム終了後は仕事のイメージがポジティブに変わります。
生きるために必要な防災・減災の知識や自助・共助の力を養うために、防災センターでの体験や防災アクティビティ、ハザードマップ作り、自衛隊講演を実施しています。福岡雙葉は避難所にも設定されているため、日々災害時に対応できる力を高めています。
地元の企業と連携し、職場訪問や体験、起業家へのインタビューを通して、「起業する」「働く」とは何かについて考えます。企業との共同企画を立ち上げ、雙葉祭での販売や出展を通して、お金を稼ぐことの大変さやサービスの提供の仕方、様々な表現方法があることを学びます。
異なる教科の先生がタッグを組み、数学×体育などで大きなテーマのゼミを開講し、生徒たちは興味のあるゼミの中で、チームで課題を自ら見つけ、課題解決に向けて様々なアイデアを出しながら活動していきます。最後は、プレゼンテーションコンテストを行い、成果発表を行います。
中学3年生のSTEAM教科横断型学習では、海外への修学旅行に向けて、その国の文化や歴史、メジャーなスポーツ、観光などからチームで課題を自ら設定し、課題解決に向けて様々な活動を行っていきます。最後は、プレゼンテーションコンテストを行い、成果発表を行います。
修学旅行で訪問する沖縄や海外の国では、第2次世界大戦をはじめ、様々な紛争で多くの方が犠牲になりました。その悲劇を繰り返さないためにも、宗教の授業で学んだ知識や考え方を生かしながら、自らのことと捉えて、平和について考え、シェアリングやディスカッションを重ね、自分にできることを行動に移していきます。
普段、英語の授業で学んだ語学力を生かして、クラスで1つの「英語劇」を創り、中学3年間の集大成として発表します。プロの劇団の観劇を通して、発音や表現の仕方を学びながら、台本を英語で生徒たち自ら作成し、練習を重ねながら、1つの舞台を創り上げます。