前年度の「人がつながる」から、交流と協働を示す「ともに創る」にステージを進めるにあたり、まずは前年度取り組んできたコミュニティ・スクールとしての活動を確認しました。その上で、学習のサポートや教育環境の整備等の「保護者や地域住民からの支援を受けての活動」と、地域貢献活動や、地域への情報発信等の「生徒から地域へ支援できる活動」の2つの視点で、どのような活動をしていくか、その展望を話し合いました。地域とともに創る学校を実現し、未来の担い手となる松一っ子を育む教育を展開できるよう、互いに協力して取り組んでいきたいと思います。
本協議会には、生徒会本部役員の生徒7名も参加し、今年度の活動方針や現在生徒会で取り組んでいる、「生徒主体の学校づくり」の取り組み説明、今後、コミュニティ・スクールの力を借りて行っていきたい活動の展望などを堂々と話しました。
協議委員の方からも、「地域を元気にするのは学校なので、その素敵な取り組みをどんどん情報として地域に発信してほしい」という話をしていただきました。
広報の仕方についてのアドバイスを求めたり、また、「中学生の力が必要な活動はないか?」と質問したりするなど、積極的に意見交換する場が見られました。
前年度第3回の学校運営協議会において提示し、承認された内容の確認が行われ、改めて、今年度の学校運営協議会の運営規則、学校経営方針についての承認が得られました。
【成果】
本校の学校運営協議会(コミュニティ・スクール)は生徒提案型の協議会であり,生徒・地域住民・保護者・教職員の相互の関わりによって,生きる力を育む学校を目指している。その初年度として,最大の成果は関わるすべての人々の意識の変化にあると見ている。
・生徒…地域の力を生かした教育活動から,「二本松の未来の担い手」という意識が確実に育成されている。地域との関わりが生徒たちの意識を「啓蒙」している。
・地域住民…一生徒たちへの建設的な助言,生徒の実態をふまえた学校の方針や運営への意見をいただけていることから学校の課題を共有し,ともに解決しようとうする意識が高まっている。
・保護者…教育に対しての当事者となり,責任感をもって積極的に携わっていることが学校評価用アンケートからも垣間見える。
・教職員…教育の問題,課題を地域で共有し,地域とともに解決する意識をもてる。
【課題】
学校運営協議会で、あるプロジェクトを行うときに地域住民をまとめる人物がいないため、話が先に進まないことがあった。(学校・教職員とは立場が違う地域コーディネーターを立てる必要がある。)
コミュニティ・スクールの第3回学校運営協議会が2月19日(水)に行われました。
生徒会本部役員6名(1名欠席)が、生徒代表として会議に出席し、「保護者や地域住民からの支援を受けての活動」と、「生徒から地域への支援を行った活動」の2つの視点で、今年度自分たちが行ってきたコミュニティ・スクールとしての活動についてプレゼンを行いました。
活動報告の後は、次年度のテーマ「ともに創る」に向けて、「地域の方々に講師としてどんどん授業に入ってほしい」、「今年度天候不良でできなかった地域清掃を実現したい」などと、コミュニティ・スクールとしての活動の展望を語っていました。
そんな代表生徒に向けて、委員の方々から、まずは自分達が取り組み、経験していることの素晴らしさを称えられ、そして、効率的な広報の仕方についてのアドバイスなどもいただきました。次年度より良い活動に向けたきっかけにしていきたいと思います。
・地域の行事やボランティア活動の参加について、7割の方が参加しているとのこと
・学校行事を通して、保護者や地域とのつながりが増えていると思われている方が8割だった。
・授業や学校行事を積極的に公開し地域に開かれた学校であると思われている方が9割だった。
・生徒の自己表現の成長をさせていく指導を行っていく
・コミュニティ・スクールを通じて、2学年職場体験の関わりを強めていく。
⇒地域の方々には、是非来年度職場体験を受けて下さる事業所をご紹介頂ければと思います。
その他、次年度の教育課程・年間計画の内容についても説明し、協議会の承認を得ました。
次年度、本校コミュニティ・スクールは2年目の、地域と「ともに創る」学校を目指すステージへと移行し、本格始動を迎えます。2つの活動の視点「保護者や地域住民からの支援」、「生徒から地域への支援」のもと、まずは地域の方々にどんどん学校に足を運んでいただき、学校行事だけでなく、職場体験等の体験学習や補充学習、実際の授業の場でのご指導もいただければと思っています。また学校からも、地域に向けて情報を細かく発信し、、実際に生徒をどんどん地域に送り出し、地域の催しや、その他様々なボランティア活動を主体的に体験していけるよう支援をしていきたいと考えています。今後も本校コミュニティ・スクールの活動にご協力をよろしくお願いいたします。
今年度からスタートとなったコミュニティ・スクール。その第2回学校運営協議会が10月16日(金)に行われました。
生徒代表として新旧の生徒会本部役員が会議に出席し、今年度自分たちが行ってきたコミュニティ・スクールとしての活動について、校外学習や職場体験学習などの「保護者や地域住民からの支援を受けての活動」と、悪天候で残念ながら実現はしませんでしたが、祭礼後の町内美化活動企画などの「生徒から地域への支援を行った活動」の2つの視点に分けて、しっかりとプレゼンを行いました。プレゼンが終わると、その取り組みに対して参加した学校運営協議会委員の方々から賞賛の言葉と拍手を送られていました。また、アドバイスとして、「学校の活動を、学校の中だけで完結させずに、ぜひ地域に松一生の元気な姿を発信していってほしい。それが地域を元気にし、その結果、松一中が地域の誇りになる」と、今後に向けた課題をいただきました。
全国的に、中学校の部活動が地域移行に向けて動いている現在の流れを受けて、次年度以降の部活動再編に向けた協議がなされました。
部長会の代表から、本校においても次年度、学級数が減ること、それに伴い先生の数が減る可能性が高いこと、また、実質部員がいなくなる部も存在することの説明があり、「男女の部の統合」、「部員のいなくなる部の廃止」などの提案がなされ、その案をベースに、引き続き協議をしていくこととなりました。
週末に開催される灯花祭のお知らせ、および、学校評価アンケートについての説明がなされました。学校評価アンケートは、12月中旬頃、生徒・保護者に向けて実施させていただきます。
今年度からスタートとなりましたコミュニティ・スクールとは、保護者や地域住民が学校運営に参画する「学校運営協議会制度」を導入した学校のことを言い、地域と学校が子育ての目標を共有して、「地域総掛かりで協力して子どもを育てましょう」という考え方・仕組みとなっております。
また、この学校運営協会とは、保護者や地域住民の代表、学校代表などがメンバーとなり、本校の教育活動について、家庭・地域の願い、要望をくみ取りながら、学校が作成した学校運営等の基本方針について、検討・承認・評価をいただく組織です。本校では、この学校運営協議会に、「子どもが主体の学校づくり」の観点から、協議の場に生徒も参加させ、地域と直接意見交換する場を持たせています。これは、本校が独自に進めるコミュニティスクールの大きな特徴であります。
生徒は自分達の活動を地域の大人たちに説明し、質問に答え、さらに、PTAの取組に対して疑問に思ったことを質問するなど、主体的な態度で会議に臨んでいました。
立候補を募ったがおらず、事務局から会長に出川正人さん(本校PTA会長)、副会長に加藤和重さん(元学校評議員)を推薦。承認された。
はじめに学校経営とコミュニティスクールの概要について、「人がつながり ともに創る みんなの学校」をスローガンに、松一が目指すこれからの学校の姿を校長から説明。今年度は特に、生徒の主体的な学校運営(生徒提案型協議会の実践)を通して、運営方針や行事に対する支援に関する提案、生徒会・PTA本部、そして地域住民の代表者(委員)との協議を行うこと、「人がつながる」に焦点を置いて、地域とつながる活動をしていく方針であることを伝え、承認を得た。
「生徒の手で創り上げる学校を目指していく」という基本方針を説明。昨年度から行っている校則、学校行事などの具体的な取組の例を説明。また、生徒の声を聴く場として生徒会が持っている組織を説明し、生徒の目線でどのように学校が動いているかを知ってもらい、活動方針についての承認を受けた。
コミュニティスクールを運営していく上で、生徒から地域に、どのような協力ができるか、また、逆に地域にどのような協力を求めたいかを話し合った。今年度は、まずは「つながる」ことを意識し、地域の方とふれあう機会をたくさん持てるよう工夫し、ゆくゆくは地域に出向いたり、地域と共に行事を行ったりしたいという思いを伝えた。
委員(地域住民の代表者)側から、今年度本校で初めて生徒が企画する体育祭について質問があり、「地域の参加につなげるためにもぜひ案内を出してほしい」、また、「行ってみたいと思ってもらえるような広報の仕方を工夫してほしい」という要望があった。生徒会側との協議の中で、毎月発行される市の広報誌や福祉センターの便りを活用するというアイディアが前向きに検討された。
今年度の事業計画について、特に草刈り作業や教育講演会などの、生徒と協働で行う活動について丁寧に説明があり、承認を得た。
生徒会から、「PTA活動に生徒の意見を反映させるために、どのように伝えていけば良いか?」「広報誌に生徒の意見を反映させるにはどうしたらよいか?」などの質問があり、各専門委員会の話合いの場に生徒も参加させてはどうかという協議が行われ、生徒会が了承した。