研究室へ進学希望の学生の方へ

本研究室に少しでも興味をお持ちの方は、まずはメールで久保までご連絡をお願いいたします。研究室の見学は随時受け付けておりますし、Zoomによるオンライン面談も可能です。ただ、大学院入試の出願期間に入ると教員とコンタクトを取ることはできなくなりますのでご注意ください。

研究の方向性など確認するためにも、必ず出願前にコンタクトしてください。メールアドレスは、mugino★k.u-tokyo.ac.jp(★をアットマークに変更)です。


面談前に、どういった研究がやりたいか(現生or化石、分類群、手法、など)をざっくりでもよいので、考えてきてください。骨を扱った研究経験があるかどうかは問いませんが、生物学の基礎知識は必要です。また生物の進化全般について興味があることも大事です。

2019年に化学同人から出版された『生命の歴史は繰り返すのか?ー進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む』(ジョナサン・B・ロソス著、的場 知之訳)を読んで、面白い!と思える人なら大丈夫です。この本は本当にお勧め。

骨を扱った形態学的研究は、研究の歴史が長い分、テーマの設定において充分に過去の研究を調べる必要があります。相当量の文献の読み込み(基本的に英語)が必要です。成果が出るまでに時間と労力のかかることが多いので、できれば博士まで進学する方が腰を据えて研究に取り組めると思います。ただ博士修了後の就職先が非常に限定的なので、むやみに博士進学を勧められるわけではないですが…。

研究室インターンシップ

当研究室では、主に卒論前の学部生を対象に、研究室での研究活動の手伝いをしていただくインターンシップを実施しています。骨や化石を使った研究ができる研究室は日本全体でもあまり多くはありません。実際に骨を使った研究がどのようなものかを体験していただき、進学へのビジョンを持っていただければと考えています。

骨学の基礎知識がなくても大丈夫ですが、標本を取り扱う作業になるため、丁寧やつ慎重に作業していただける方が望ましいです。柏キャンパスへの交通費や滞在費は支給します。興味がある方は久保までご相談ください。

入試情報

当研究室への所属を希望される場合には、東京大学大学院新領域創成科学研究科の大学院入学試験を受験していただくことになります。現状では、学部の卒論生の受け入れはしていません(他大学の卒論生指導の実績がないわけではないので、ご希望あればご相談ください)。

入試情報については、専攻のHPをよくご確認ください。例年8月にA日程入試(修士と博士の一般入試、外国人特別選抜)、2月にB日程入試(博士の一般入試、外国人特別選抜)があります。修士課程からの入学を希望される日本人の方は、A日程のみになりますのでご注意ください。

例年5月に入試説明会を実施します。専攻の教育カリキュラムや柏キャンパスの雰囲気、他研究室の様子などもわかるので、出願希望の方は積極的にご参加ください。2024年度の入試説明会情報についても、専攻のHPで案内がありますので、時々チェックしてみてください。