5月1日(木)、高校1年生の総合的な探究の時間「国際探究」において、「SDGs入門講座」を行いました。
国際探究の研究テーマであるSDGsについて、JICA秋田デスクから国際協力推進員の千葉和人先生をお招きし、講話をしていただきました。国際社会が抱えるグローバル課題の実状やその背景について学び、これからの探究テーマを考えるヒントにするのがねらいです。
千葉先生からは、さまざまなデータとともに、SDGsの基本的な情報について教えていただきました。また、ドミニカ共和国でのご自身の青年海外協力隊としてのご経験をもとに、国際協力についてもお話していただきました。講話終了後の質疑応答の時間には、生徒からの質問に、千葉先生に丁寧にお答えいただきました。
グローバルな視野をもつことやSDGsについて自分事として捉えることの大切さを感じた人も多かったようです。
今後の探究活動への意欲を高めた生徒もいました。講座のねらいは十分に達成できたと思います。
講話後の生徒の振り返りを、いくつか紹介します。
・今回のSDGs入門講座では、世界の84%が開発途上国であり、日本は先進国であるのにもかかわらず、SDGs達成状況が21位ということに衝撃を受けました。ジェンダー平等、作る責任使う責任、気候変動に具体的な対策を、海の豊かさを守ろう、陸の豊かさも守ろう、の5項目の実現が危ういと聞きました。そのことに対して今の自分ができることがあるのかわからないけれど、自分なりに考えていきたいです。SDGsは、互いに深く関連していること、日本の問題にもつながっていることを考えることが重要だと学びました。世界はつながっているということを意識してこれから生活し、今後の探究活動に活かしていきたいです。
・今回の講義で、改めて開発途上国の現状の厳しさを知ることができた。私は普段ライフラインや衛生環境の諸々が整った土地で暮らしているので、なかなか途上国で暮らしている人の生活を想像しにくいところがあるがドミニカ共和国の状況を知ることでこの状態を何とかして改善させなければならないと身にしみて思った。ただ、最近時代の流れに流されて、何故国際協力が必要なのかということを忘れていた節があった。講座の中で触れた通り、先進国としてやるべき立場にいるということもそうだが、何より国と国が相互に関係し合っているということが一番大きな理由になるのではないかと考えた。私達は決して一人だけで生きていくことはできない。だからこそ協力する必要があると、今回の講義で再認識できたと思う。また、開発途上国の課題もそうだが私達の日本の課題も埋もれているだけであるのではないかと考えたので、今後も多様な視点から持続可能な社会の実現に向けて課題を模索していきたいと思う。
・今日の入門講座を通して様々な視点から日本、あるいは世界を見てみることが大切だと感じた。ドミニカ共和国は日本に比べて生活水準が低く、水道水が飲めない、インフラが遅れている、不衛生、停電が頻発しているなど、課題が多い。道路上にコーヒーを干したり、八百屋で売られているバナナを地べたにおいたりと衝撃的な内容が多々あった。このような課題を解決するため、JICAの方々がアンケートを行い、そこからの情報で活動していたこともわかった。このお話を聞き、私は発展途上の根本手的な課題である識字率の低さを解決するため教育環境の整備が必要不可欠であると感じた。これから、一つの課題を解決するにせよ、関連性を持たせて策を練っていくことが大切だとわかった。国際探究では様々な視点から物事を考え、最善案を考えたい。
・今までSDGsや国際問題は自分には関係ないものだという意識が強かったけれど、今回の講話を聞いて、そういったものは自分と関わっているとしった。日本のような生活や制度が当たり前だと思っていたけれど他の国の生活などを想像するいいきっかけになった。社会貢献するためには、ボランティア団体に入ったり募金活動を行ったりするという大規模なものしか思いつかなかったけれど、フェアトレードの商品を購入するなどの簡単な行動もあると知ったのでこれから挑戦してみたい。
・今日の入門講座で学んだことは、2つあります。1つ目は、日本のような裕福さが当たり前ではないということです。千葉さんのお話にもあった通り、世界の何処かでは、子どもが靴磨きなどでお金を稼いでいるという事実があります。だから、普段の生活が当たり前ではないことを感じながら、常に感謝して過ごしていきたいと思いました。2つ目は、SDGsについてです。自分SDGsで解決したいものについて考える時間がありました。それで、講座でのお話をもとに考えてみたら、「日本ではすでに解決されているのにどうしてこの国では解決されていないのだろう」と考えて、それらを解決するために、今世界ではグローバルリーダーという存在が必要なんだなと思いました。
・千葉さんの実際のドミニカ共和国での経験などを聞くことができてすごく貴重な時間でした。現状の世界のSDGsへの取り組みなどについて今まで考えたことはなかったけど、日本もまだまだ課題が残っていることを知ったので、できることから始めていきたいです。「世界」と聞くと自分からは遠い話のように感じていましたが、講座を聞いて意外と身近にあるのだと感じました。また、国際協力の意義なども詳しく教えてくださったので、日本だけでなく世界に目を向けて持続可能な社会を作っていけたらなと思います。私も将来は日本に留まらず、世界で活躍したいと考えているので世界の課題などを今のうちから調べて将来に活かしていきたいです。
・本日はとてもためになるお話をありがとうございました。
今まではSDGsをあまり意識していませんでしたが、今日の講話会で日本国内や、世界全体でのSDGsの課題にとても興味を持ちました。解決すべき問題といえども自分でなにか変えることはできないと考えていましたが、「どんな国に暮らしている誰でも関係している」という言葉を聞いて、少しずつでも自分にできることをやっていきたいと思いました。 本日は本当にありがとうございました。