テーマ: パーソナルAI:ディープなケアとコミュニティの再生
日時:2025年11月16日(日)10:00-19:30
プログラム:
09:30- 受付開始
10:00-10:50 対談セッション:パーソナルAIとは?
橋田浩一(札幌市立大学),聞き手:石川翔吾(静岡大学)
パーソナルAI (PAI: 各個人に専属するAIエージェント)は、利用者のデータ主権を守りながらパーソナルデータをフル活用し、利用者と対話してそのニーズを満たすサービスを仲介する。 ナレッジグラフによりRules as Code (RaC: 法令等の執行を最大限に自動化すること)とPAIを普及させる方法、それによるAIの分散的なガバナンス、地域のプラットフォーム機能のPAIによる高度化と、それに基づく地域の持続的発展の可能性について論ずる。
11:00-11:50 講演1:アスリートのパーソナルAI
浮世 満理子(心理カウンセラー)
2018年から五輪代表などのメンタルトレーニングを行ってきましたが、この8年でAIが目覚しく進化し、パーソナルAIの可能性が見えてきました。スポーツの勝敗を左右する実践的なメンタルケアにPAIを活用する可能性をトップアスリートと共に語ります。
12:00-12:30 インタラクティブセッション(ショートスピーチ)
12:30-14:00 ランチ・ポスター交流(※軽食をご用意しますので、ご参加お願いします)
14:00-14:45 講演2:メンタルヘルスのリカバリー ~その原理と、”AI時代”における「セルフケアのデザイン」~
増川 ねてる(フリーランス・WRAPファシリテーター)
14:55-15:55 講演3:つなぐ・支える・育てる〜地域課題への伴走支援の共通原理を探る〜
鬼頭 史樹(ボーダレス) / 渡邉 迅人(浜松信用金庫 FUSE)
ソーシャルワークはこれまで,医療・介護・福祉の領域を中心に,生活上のニーズや困難を抱える人々に寄り添い,多様な資源との接続や関係調整を通じて支援する実践として発展してきた.一方で,人々の暮らしは住まいや人間関係だけでなく,働く場や地域経済,産業基盤によっても支えられている.人口減少や人材不足が進む地域社会においては,生活課題と産業課題が密接に結びついており,地域住民のウェルビーイングを支えるためには,生活と産業を一体的に捉える視点が重要ではないだろうか.こうした状況の中で,地域のスタートアップ支援や中小企業支援に目を向けると,そこでは事業者や起業家の困りごとに伴走し,必要な人材・資源・組織とのマッチングを行いながら,事業の持続と成長を支援する実践が展開されている.これらは一見すると経済活動の支援であるが,その本質には,多様な主体をつなぎ,地域の課題解決能力を高め,コミュニティの持続可能性を支える働きが含まれているとも考えられる.
本セッションでは「地域課題への伴走支援」を共通の視点として,福祉領域におけるソーシャルワーク実践を出発点に,その理念や方法論について共有する.続いて,スタートアップ支援や産業支援の現場から実践報告を行い,両者を比較しながら議論を深める.個人の生活課題への支援と地域産業の課題への支援は,どのような共通原理によって成り立っているのだろうか,本セッションを通じて,「つなぐ・支える・育てる」という観点から,コミュニティを支える実践の本質を捉え直し.ソーシャルワークの新たな可能性について参加者とともに探究する.
16:05-17:20 ラップアップセッション:人口減少社会に“ふるさと感”を再生するー観光体験農業・パーソナルAI・インパクトで拓く松崎町モデル
竹林 洋一(みんなのケア情報学会)/ 安藤 聖泰(NeoRealX)/ 高橋智志(インパクトサークル)/ 柳澤孝一(栄農人)
「パーソナルAI:ディープなケアとコミュニティの再生」を、松崎町プロジェクトという具体的な社会実装に結びつける最終ラップアップです。タイトルは「人口減少社会に“ふるさと感”を再生する――観光体験農業・パーソナルAI・インパクトで拓く松崎町モデル」とします。栄農人の柳沢社長には、イチゴ・キノコを中心とする観光体験農業の実装可能性を、NeoRealXの安藤社長には、AI/XRによる地域体験の深化を、インパクトサークルの高橋社長には、関係人口・地域経済・学び・誇りを可視化するインパクト設計を語っていただきます。60分構成ですので、各登壇者の話題提供は8分以内に絞り、後半はクロストークで「観光体験農業を入口に、定住だけではないふるさと感をどう育てるか」を議論します。大会の締めとして、パーソナルAIを人間理解と地域理解のメディアとして位置づけ、松崎町から始まるケア・学び・産業の共創モデルを提示したいと考えています。
17:30- 19:30 懇親会(FUSE内)