コンパス倶楽部
国内研修2024 開催報告
研修目的
・私たち大学生協とコンパス倶楽部会員企業が、あらためて阪神大震災等の経験を学び、事業継続のために、あるいは地域社会の一員として何が求められているのかについて考え、少しでも行動につなげることと
・多文化共生の先進地域である神戸にて、ムスリムのモスクを訪問して文化や歴史を正しく学び、神戸地区で活動されている多文化まちづくりの会の講演を聞いて、私たちが多様化に対応していく上でのヒントを得ること
スケジュール
11月14日
15:30・・・人と防災未来センター
17:00・・・散策・・ポートタワー、震災メモリアルパーク、旧居留地地
19:20・・・JAZZ & RESTAURANT ソネ で夕食
11月15日
10:00・・・ムスリムセンター
13:00・・・多文化まちづくりの会 出前講座
14:00・・・まとめ
15:00・・・終了
参加人数
会員企業 10名
大学生協 6名 (合計16名)
人と防災未来センター
センターの外壁に南海トラフ地震で高知県黒潮町の津波予想=海抜34.4mが示されていて、、、、一同唖然。
阪神・淡路大震災の自信破壊のすさまじさを大型映像と音で体感し、震災直後の街のジオラマを見ました。
震災の記録フロアでは体験談と資料で追体験し、防災・減災フロアではマグニチュードの大きさや世界で起きている自然災害について学び、防災・減災の実験を見ました。
震災メモリアルパーク 、ポートタワー、 旧居留地散策
震災メモリアルパークは発災当時の姿をそのまま残している遺構でした。
改修工事を終えたポートタワーから神戸の夜景を眺め、一息い知れました。
10月から旧居留地地区のライトアップが行われていました。震災から30年を迎える神戸の復興と祈りのシンボルの一つでした。
JAZZ & RESTAURANT ソネで夕食
神戸はJAZZの街。今でも生演奏を聴きながら食事ができるレストランがあります。
旅行者、仕事帰りのサラリーマン、外国人客に混じって、普段なかなか体験できない異文化体験をすることができました。
ムスリムモスク
神戸ムスリムモスクのイマーム(イスラムの指導者)が男女平等、宗派間の違い、ハラール、服装、神(アッラー)についてなど、たくさんの「遠慮のない」質問に一つひとつ丁寧に答えてくださいました。
例えば、「女性を守る」という基本的な考え方があり、エレベーターなどの密閉空間では男女が一緒にいることができないとか、国内線の座席も男女が横にならないように座り直す。
私たちがいかに真実を知らないか、偏った情報だけを得ているか、隣人のことを知ろうとしていないか等を実感させられました。
多文化まちづくりの会 出前講座
神戸市中央区総務部地域協働課が支援している多文化まちづくりの会から、コリアン、ラテン、ブラジル3つのコミュニティの代表から活動内容などをお聞きしました。
神戸中央区は人口15万人のうち1.5万人も外国人がいるとのこと。彼らは税金・年金は納めているが選挙権が与えられていないことなど、今でも差別や生きづらさを感じているなか、ともに同じ街に生きる一員として共生を目指して活動しています。
まとめの会
参加者全員から、感想だけでなく今後どのような行動を取っていきたいかを発表して頂きました。そして賛同する意見にシールで投票し、シェアしました。
国内研修全体の満足度は? とても満足=100%
人と防災未来センターでの研修の満足度は? とても満足=90.9%、まあ満足=9.1%
神戸ポートタワー、震災メモリアルパーク、旧居留地の散策の満足度は? とても満足=81.8%、まあ満足=18.2%
JAZZ & RESTAURANT ソネ の満足度は? とても満足=81.8%、まあ満足=18.2%
ムスリムモスクでの研修の満足度は? とても満足=88.9%、まあ満足=11.1%
多文化まちづくりの会による出前講座の満足度は? とても満足=66.7%、まあ満足=33.3%