「そのままでいい」と
教えてくれる仏教がある。
心がほどける仏教の学びを
あなたのペースで。
「そのままでいい」と
教えてくれる仏教がある。
心がほどける仏教の学びを
あなたのペースで。
すべてのものは、つながりの中で生きている――
お釈迦様が説かれた「縁起(えんぎ)の法」は、私たちの悩みや迷いに、やさしく光を当ててくれます。
そして、親鸞聖人の言葉「善人なほもつて往生(おうじょう)をとぐ。いはんや悪人をや」からは、すべての人を等しく救おうとされる阿弥陀如来(あみだにょらい)の深い願いを知らされます。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)の通信教育「入門課程」では、仏教の原点から浄土真宗の教えまで、二部構成で学びます。
お釈迦様と親鸞聖人の教えに触れながら、自分の生き方を静かに見つめ直す――
心に響く仏教との出会いが、心の豊かさを育みます。
あなたのための通信教育
仏教に興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない――
そんな方にこそ、やさしく寄り添う学びの場を。
この入門課程は、通信教育だからこそ、あなたのペースで進められます。
受講期間は1年間。スマートフォンやパソコンを使って、いつでもどこでも学習可能です。
迷いの中にこそ、学びの光がある――
家にいながら、電車の中から…自分のペースで“1年間の心の旅”を。“いつか”を“今”に変える通信教育がここにあります。
❐ 西本願寺 ❐
およそ800年前の親鸞聖人(しんらんしょうにん)から始まり、今日まで続いている京都のお寺です。
親鸞聖人があきらかにされた浄土真宗の教えを今に伝える重要な場所で、聖人の自筆の著述や影像(えいぞう)など、多くの法宝物や建造物があり、その宗教的・歴史的価値は非常に高いです。
桃山文化を象徴する豪華絢爛な飛雲閣(ひうんかく)や対面所、白書院などは、国宝や重要文化財として知られています。1994(平成6)年には世界文化遺産に登録され、その篤い信仰と素晴らしい建築物は多くの人々に感銘を与えています。
❐ 中央仏教学院 ❐
浄土真宗本願寺派(西本願寺)により1920(大正9)年に創立された学校(京都市右京区にある僧侶養成機関)です。
創立から50年後の1972(昭和47)年には、よりひろくの方に浄土真宗の教えをひろめることを目的として通信制の教育課程(通信教育)が創設され、2022(令和4)年には通信教育創設50周年を迎えました。
各課程(※)合わせて38,000人を超える方々が、仏教・浄土真宗を学ばれています。
(※)現在は入門課程と専門課程(2024年9月より専修課程・学習課程が統合・改変されました)が開講しています
中央仏教学院
(京都市右京区)
❐ 入門課程(eラーニング) ❐
eラーニング(e-learning)は、インターネットを利用して学習を行う方法です。「オンライン学習」とも呼ばれ、あらかじめ用意されたコンテンツをパソコンやスマートフォンなどのデバイスを使用して視聴することができます。
入門課程のコンテンツは、他では得られない“体系的な学び”と“心に残る導き”を、そして仏教の智慧(ちえ)を現代に届けるために、講師・制作チームが心を込めて構築したものです。
インターネット上からいつでもお申し込み可能で、受講者は自分の都合に合わせて、好きな時間に、自分のペースで学習できるのが特徴です。
受講料は30,000円。この扉の向こうに、あなたの“心の旅”が始まります。
❐ 仏 教 (お釈迦様) ❐
今からおよそ2500年前にインドでお釈迦様(おしゃかさま)によって説かれた教えです。仏教には多くの流派(宗派)があり、その教えや修め行うべきことも多様です。
中心的な教えは、人生の苦しみを理解し、それを克服するための道を見つけることですが、まずはお釈迦様が何を説いたのか、何を実践されたのかを知るところからはじめましょう。
仏教とは、人間存在の本質的な問題を解決するための教えなのです。
「己が身にひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ」
「人びとの苦しみには原因があり、人びとのさとりには道があるように、すべてのものは、みな縁(条件)によって生まれ、縁によって滅びる」
「この世のすべてのものは、みな縁によって現れたものであるから、もともと違いはない。違いを見るのは、人びとの偏見である」
―お釈迦様
❐ 真 宗 (親鸞聖人) ❐
浄土真宗(真宗)は日本の仏教の一派で、鎌倉時代に親鸞聖人によってひらかれました。聖人は「生死(しょうじ)出(い)づべき道」を求められ、お釈迦様が説かれた仏教の教えの中から、あらゆる人々がもれなく救われるお念仏(阿弥陀如来)の教えをあきらかにされました。
はるかな昔から、わたし(あなた)にはたらき続けているその救いとは、死んでからのものではありません。救われるのは、今なのです。
「いくら薬があるからといって、好きこのんで毒を飲むものではありません」
「善人でさえ浄土に往生することができるのです、まして悪人はいうまでもありません」
「思えば、このわたしはそれほどに重い罪を背負う身であったのに、救おうと思い立ってくださった阿弥陀仏の本願(ほんがん)の、何ともったいないことであろうか」
―親鸞聖人
❐ コンテンツ ❐
入門課程(eラーニング)は二部構成となっています。
第一部 仏教
第一章 お釈迦様の生涯
第二章 仏教の根本原理
第三章 釈尊の根本教説
第四章 仏教の人生観
第五章 悟りへの道
第六章 釈尊滅後の仏教
第二部 真宗
第一章 親鸞聖人と浄土真宗(一)
第二章 親鸞聖人と浄土真宗(二)
第三章 親鸞聖人と浄土真宗(三)
第四章 本願寺のあゆみ
第五章 真宗の人間観
第六章 阿弥陀如来
第七章 信心
第八章 往生
第九章 念仏者の生き方
第一部 仏教では、お釈迦様の教えの核心に触れながら、全6章・38レッスンを通して仏教の基礎を学びます。
第二部 真宗では、浄土真宗の世界を全9章・39レッスンで丁寧にひもときます。
いずれも1レッスン約7分の動画で学べるコンテンツです。
また、第一部では評論家・仏教思想家の宮崎 哲弥(みやざき てつや)氏がお釈迦様の教えの原点を語り、第二部では本願寺派僧侶・宗教学者の釈 徹宗(しゃく てっしゅう)氏が自身の歩みと仏道への思索を綴った特別コラムをご覧いただけます。このコラムは、入門課程(eラーニング)の中でのみ公開されている、貴重な内容です。
「釈尊(お釈迦様)が始めたのは、人類史的な“苦しみからの解放”という壮大なプロジェクトだったのです」
―宮崎 哲弥
「この道を歩み続ければ、きちんと仏教が説くところへ行き着く—。それは私にとってリアルなことなのです」
―釈 徹宗
宮崎 哲弥 × 釈 徹宗 特別対談(抜粋版)
❐ 学習の進め方 ❐
要点をまとめたスライドを見ながら、解説者の語りに耳を傾けて(字幕表示もあり)、学びを深めていきます。
各章の終わりにはセルフチェックが設けられており、理解度を確認しながら、自分のペースで進められる設定です。
分からないところがあっても、焦らず、立ち止まって考える時間も大切にしてください。
第一部・第二部の最後には「理解度確認テスト」があり、全問正解(何度でも挑戦可能)で合格となります。
その後、コースレビュー(アンケート)にご回答いただくことで、「eラーニング修了」(※)となります。
(※)受講期間の1年間は、修了後もくりかえしコンテンツの視聴が可能です。
❐ 工夫された教材 ❐
〇映像教材
スライドと解説者の語りを組み合わせた、音声付きの動画(映像)教材です。視覚と聴覚の両面から理解をサポートします。
〇字 幕
字幕は、内容の理解を助けるだけでなく、耳の不自由な方にも配慮された機能です。オン/オフの切り替えが可能で、必要に応じてご利用いただけます。
〇用 語 集
映像内に登場する仏教用語や難しい言葉には、専用の「用語集」をご用意。学習中いつでも確認できるので、安心して進められます。
〇再生速度
動画の再生速度は ×0.5/×1/×1.5/×2 から選択可能。じっくり学びたい時も、復習を効率よく進めたい時も、自分のペースに合わせて視聴できます。字幕と併用することで、さらに理解が深まります。
〇セルフチェック
各章の終わりには、学習内容の理解度を確認するセルフチェックがあります。回答を送信することで、次のステップへ進むことができます。
〇理解度確認テスト
第一部・第二部の最後には、それぞれの内容を振り返る「理解度確認テスト」を設置。全問正解で合格となり、次のステージへ進めます。※テストは何度でも挑戦可能です。
〇コースレビュー(アンケート)
学習の最後には、振り返りとご意見を伺うコースレビューをご用意しています。
〇修了証書
すべての学習を終えると、「マイルーム」から修了証書を発行できます。ご自身の学びの証としてお受け取りください。
〇学習支援
解説者に加え、マスコットキャラクター「中仏ちゃん」が、やさしく学習をサポート。仏教の世界を親しみやすく案内してくれます。
入門課程(eラーニング)
マスコットキャラクター
中仏ちゃん
「仏教を学び、歴史が明らかになったり、文学にも影響していることがわかり、気づきが多かったです。仏教は、今の生活、生き方にもいかされると、大きな教えを頂きました。宗教に対する偏見や、もやもやとしたものが払拭され、浄土真宗の良さが十分に伝わりました。学習後は心が落ち着き、支えられている感じです。」
(2024年受講生)
「無我(むが)ということ。今までの私は「私が…」「私が…」と思う気持ちが強かった。そして「私が…」で自分を追い込んでいたような気がする。それに気づいたとき、気持ちが少し楽になった。」
(2022年受講生)
「今まで弔事(仏事)で手を合わせ、お坊さんに言われるまま「ナモアミダブツ」と唱えてきましたが、その意味が少し分かった気がしました。今後生活の中で、宗教観についても考えていくきっかけになりました。ありがとうございました。」
(2023年受講生)
「受講前は、仏教の学習はオンラインよりも対面が良いのではないかと思っていたのですが、実際に受講してみたらとても分かり易く丁寧な解説で、初学者でも抵抗なく進めることができました。釈尊(お釈迦様)の「仏教」と親鸞聖人の「浄土真宗」の大きな二本立てで、理解が難しいところは何度でも視聴することができるので、いつの間にか自然といろいろなことをうなずきながら、私のこととして学ぶことが出来たように感じます。ありがとうございました。」
(2022年受講生)
1.応募資格
どなたでもご受講いただけます。(宗教・信条を問いません)
※学習には、スマートフォンまたはパソコン、インターネット環境などをご自身でご用意いただく必要がございます。
2.募集期間
入門課程 (eラーニング)は、インターネット上からいつでもお申し込みいただけます。
思い立ったその時から、学びを始めていただけます。
3.受講期間および受講料
受講期間:1年間
受 講 料:30,000円
※お支払い方法は、クレジットカードまたはコンビニ決済に対応しております。
4.お申し込み手順
お申し込み方法につきましては、下記の専用ページをご覧ください。
5.お申し込み
お申し込みは、下記の専用ページからお願いいたします。
6.お問い合わせ
郵便またはお電話でのお問い合わせにつきましては、下記の連絡先までお願いいたします。
「中央仏教学院 通信教育部」
〒615-0091
京都市右京区山ノ内御堂殿町27
☎075-801-3507(平日9時~16時)
❐ 安心して学ぶために ❐
受講をご検討中の方のために、よくあるご質問(FAQ)をご用意しました。各項目(Q1~Q11)をクリックまたはタップしていただくと、該当する回答が表示されます。
◆Q1.「この入門課程は、宗教的な信仰を持っていない人でも受けられますか?」
はい。仏教や真宗にご関心をお持ちの方であれば、どなたでもご受講いただけます。特定の宗教や所属は問いません。
◆Q2.「どんな内容を学ぶのですか?難しい言葉が多いのでしょうか?」
お釈迦様に始まる仏教の教えとその発展、そして親鸞聖人の浄土真宗の教えへと繋がっていく大きな流れを学びます。仏教用語は、映像内の「用語集」で確認できるほか、初めての方にも安心して学べるよう、丁寧に解説しています。
◆Q3.「年齢的に遅すぎるのでは…と不安です。若い人向けの内容ですか?」
「学びたい」という気持ちに、遅すぎるということはありません。特に仏教においては、年齢やそれぞれの人生の歩み方によっても、その感じ方は変わってくるものです。入門課程(eラーニング)は、どの年代の方にも響く内容です。
◆Q4.「この課程を終えると、何か資格や証明書のようなものはもらえますか?」
特別な資格(例:僧侶資格など)は得られませんが、ご希望の方は、学びの証として「マイルーム」より「修了証書」の発行が行えます。
◆Q5.「費用はどれくらいかかりますか?追加料金などはありますか?」
受講料は30,000円です。1年間の受講期間で、追加費用は一切かかりません(端末や通信環境など、視聴にかかる費用はご自身でご用意いただく形となります)。ただし、受講期間終了後に、コンテンツを視聴したい場合は、あらためて受講申込と受講料のお支払いが必要となります。
◆Q6.「仏教の教えは、日常生活にどう役立つのですか?」
中国・唐の時代の高僧、善導大師(ぜんどうだいし)が書かれた『観経疏(かんぎょうしょ)』という書物に「経教(きょうきょう)はこれを喩(たと)ふるに鏡のごとし」という一文があります。自分の外見は鏡に映せばすぐに見えますが、心の中はそう簡単には見えません。仏教の教えは、自分の内面を映し出す鏡なのです。日々の悩みや迷いに向き合う手がかりとなり、心の整理や生き方のヒントを与えてくれます。迷いや悩みの中でも、自分らしく歩む力を育んでくれるのです。
◆Q7.「パソコンが苦手なのですが、スマートフォンだけでも受講できますか?」
もちろんです。操作もシンプルで、特別な設定は不要です。入門課程(eラーニング)のコンテンツはスマートフォン、タブレットでも視聴可能です。
◆Q8.「インターネット環境が不安定なときでも、学習を続けられますか?」
ご不便をおかけしますが、コンテンツはインターネット接続中のみ視聴可能です。安定した環境でのご利用をおすすめいたします。
◆Q9.「操作方法が分からないとき、サポートしてもらえる窓口はありますか?」
画面操作や各種機能について、コンテンツ内にダウンロード可能な操作ガイドをご用意しております。また、ご利用にあたってご不明な点がございましたら、「ヘルプ(メニューボタン)」の「お問い合わせ」からメールをしていただくか、お電話でのご相談も可能です。中央仏教学院通信教育部(075-801-3507)までご連絡ください。
◆Q10.「学習の進捗は自動で記録されますか?途中で中断しても再開できますか?」
ご自身が学習(視聴)されている章(レッスン)の情報は自動で記録されますので、同じ箇所から再開可能です。また、「目次(メニューボタン)」からは、既に視聴した章(レッスン)に移動可能です。ただし、1年間の受講期間内に修了できず、再度受講を希望される場合、それまでの受講(進捗)状況を引き継ぐことはできません。再受講時は、また新たな気持ちで学びを始めていただきます。
◆Q11.「途中でやめたら、返金はありますか?」
申し訳ありませんが、一度ご納入いただいた受講料の返金は承っておりません。あらかじめご了承のうえ、お申し込みください。ご不安な点がございましたら、お申し込み前にどうぞお気軽にご相談ください。
「仏の本質は肉体ではない。さとりである。肉体はここに滅びても、さとりは永遠に法と道とにいきている。だから、わたしの肉体を見る者がわたしを見るのではなく、わたしの教えを知る者こそわたしを見る」
―お釈迦様
「わたしは今はもうすっかり年老いてしまい、きっとあなたより先に往生するでしょうから、浄土で必ずあなたをお待ちしております」
―親鸞聖人
仏教の言葉が、そっと灯る