本項では前項で作成した視点変更ダイアログのクラスを作成していきます。
スライダーコントロールの値を保持するためにメンバー変数を追加します。またメッセージハンドラーを追加してスライダーコントロールの変更を検知できるようにしましょう。
ダイアログエディタ―で作成した視点変更ダイアログのクラスを作成していきます。
クラスウィザードを使って CViewChangeDlg クラスにコントロール変数などの追加を行います。
1. メニューの [プロジェクト(P)]-[クラスウィザード(Z)...] を選択し、『クラスウィザード』ダイアログを開きます。
2. 「クラス名(N):」コンボボックスで "CViewChangeDlg" を選択します。
3. 「メンバー変数」タブを選択します。
4. 「メンバー変数(V):」リストボックスで "IDC_SLIDER_EYE_X" を選択します。
5. 「変数の追加(A)…」ボタンを押下し、『コントロール変数の追加』ダイアログを開きます。
6. 「名前(N):」エディットボックスに "m_ctrlSliderEyeX" を入力します。
7. 「アクセス(A):」コンボボックスで "private" を選択します。
8. 「完了」ボタンを押下します。
9. ④~⑧を繰り返して全てのスライダーにコントロール変数を割り付けます。
IDC_SLIDER_EYE_Y → m_ctrlSliderEyeY
IDC_SLIDER_EYE_Z → m_ctrlSliderEyeZ
IDC_SLIDER_CENTER_X → m_ctrlSliderCenterX
IDC_SLIDER_CENTER_Y → m_ctrlSliderCenterY
IDC_SLIDER_CENTER_Z → m_ctrlSliderCenterZ
10. 「カスタムの追加(U)...」ボタンを押下し、『メンバー変数の追加』ダイアログを開きます。
11. 「変数の型(T):」コンボボックスに "CSTLViewerView*" を入力します。
12. 「変数名(N):」エディットボックスに "m_pView" を入力します。
13. 「アクセス」ラジオボタンで "プライベート(V)" を選択します。
14. 「OK」ボタンを押下します。
正しく実行できていれば【CViewChangeDlg.h】,【CViewChangeDlg.cpp】,【STLViewer.vcxproj】,【STLViewer.vcxproj.filters】のように変更されています。