本項では視点変更コマンドを追加するための準備を行います。
形状が表示されるようになったので、色々な方向から確認できるような視点変更コマンドを追加したいと思います。先ずはその準備として視点変更するためのダイアログを作ってみましょう。
1. メニューの[表示]-[その他のウィンドウ]-[リソースビュー]を選択し、『リソースビュー』を開きます。
2. 『リソースビュー』の 「STLViewer」プロジェクトの「STLViewer.rc」ファイルの「Dialog」 を展開後、"Dialog" を右クリックし、ポップアップメニューを開いて「挿入(E)」を選択して、『ダイアログエディター』を開きます。
3. メニューから[表示(V)]-[プロパティウィンドウ(W)]を選択して『プロパティ』ウィンドウを開きます。
4. 「ID」 を "IDD_VIEW_CHANGE" に変更します。
5. 「キャプション」を "視点変更" に変更します。
6. Ctrl キーを押下しながら「OK」ボタンと「キャンセル」ボタンを選択します。
7. 「Delete」 キーを押下し、選択したコントロールを削除します。
1. "グループボックスコントロール"を選択後、メニューから[表示(V)]-[プロパティウィンドウ(W)]を選択して『プロパティ』ウィンドウを開きます。
2. 「キャプション」を "視点" に変更します。
3. "スタティックコントロール"を選択後、メニューから[表示(V)]-[プロパティウィンドウ(W)]を選択して『プロパティ』ウィンドウを開きます。
4. 「キャプション」を "X:" に変更します。
5. 「中央画像」を "True" に変更します。
6. "スライダーコントロール"を選択後、メニューから[表示]-[プロパティ]を選択して『プロパティ』ウィンドウを開きます。
7. 「ID」を "IDC_SLIDER_EYE_X" に変更します。
コントロールの位置とサイズを調整します。
1. "X:" のスタティックコントロールを選択します。
2. Ctrl キーを押下しながら "IDC_SLIDER_EYE_X" のスライダーコントロールを選択します。
3. メニューから [書式(O)]-[同じサイズに揃える(M)]-[高さ(H)] を選択します。
4. Ctrl キーを押下しながら "X:" のスタティックコントロールを選択します。
5. メニューから [書式(O)]-[整列(A)]-[上(S)] を選択します。
6. "X:" のスタティックコントロールを選択します。
7. Shift+→ と Shift+← キーでコントロールの幅を調整します。
ステータスバーの中央付近にコントロールに位置とサイズが表示されているので調整の際の参考にして下さい。
8. "IDC_SLIDER_EYE_X" のスライダーコントロールを選択します。
9. → と ← キーでコントロールの位置を調整します。
10. "X:" のスタティックコントロールを選択します。
11. Shift キーを押下しながら "IDC_SLIDER_EYE_X" のスライダーコントロールを選択します。
12. →, ←, ↑, ↓ キーでコントロールの位置を調整します。
13. "視点" のグループボックスを選択します。
14. Shift+→, Shift+← , Shift+↑, Shift+↓ キーでコントロールの高さと幅を調整します。
コントロールはコピー&ペーストすることもできます。先ほど作成した視点Xのコントロールを利用して視点Y, Z も作成していきます。
1. "X:" のスタティックコントロールを選択します。
2. Shift キーを押下しながら "IDC_SLIDER_EYE_X" のスライダーコントロールを選択します。
3. Ctrl +C キーを押下してコントロールをコピーします。
4. Ctrl +V キーを押下してコントロールをペーストします。
5. →, ←, ↑, ↓ キーでコントロールの位置を調整します。
6. "X:" のスタティックコントロールを選択します。
7. Shift キーを押下しながら "IDC_SLIDER_EYE_X" のスライダーコントロールを選択します。
8. Ctrl +C キーを押下してコントロールをコピーします。
9. Ctrl +V キーを押下してコントロールをペーストします。
10. →, ←, ↑, ↓ キーでコントロールの位置を調整します。
正しく実行できていれば【resource.h】,【STLViewer.rc】のように変更されています。