Visual Studioでは様々なウィンドウ(エクスプローラーやビューなど)とエディターを組み合わせてプログラムしていきます。本項では当テキストで使用するものだけを簡単に説明していきます。
ダイアログボックスリソースの作成や編集を行います(赤色枠)。ダイアログエディタ―はリソースビューの「Dialog」フォルダに表示されているリソースIDをダブルクリックすると表示されます。
ツールボックス
ツールボックスには使用しているデザイナ画面に追加できるコントロールが表示されます。コントロールをダイアログエディターにドロップしてダイアログにコントロールを追加します。(黄色枠)
位置とサイズ
コントロールを選択するとその位置とサイズが表示されます。(緑色枠)
プロパティ
コントロールを選択するとそのプロパティが表示されます。アイテムの値を変更することでコントロールの見た目などを変更する事ができます。(水色枠)
まだ何も機能を追加していませんが、ソリューションのビルドと実行を行ってみましょう。
これからテキストに従ってプログラミングを行っていきますが記述したコードが意図したとおりに動くとは限りません。そのような時に原因を突き止めるために Visual Studio にはコードを1ステップずつ実行し、プログラムが間違っていないか確認しながら動かすことができます。
ブレイクポイントを設定するとプログラム実行中にその行を処理しようとする時にプログラムが停止されます。
ブレイクポイント
有効
実行中のステップが有効なブレイクポイントに到達した時にプログラムが停止されます。ブレイクポイントの設定には行数表示してある左側にマウスカーソルを持っていくと●が表示されるのでそこをクリックすると●に色が変わりブレイクポイントが設定されます。ブレイクポイント●をクリックすればブレイクポイントが解除されます
無効
無効なブレイクポイントではプログラムは停止されません。無効化するにはブレイクポイント●を右クリックしポップアップメニューから「ブレイクポイントの無効化(D)」を選択します。有効化するにはブレイクポイント○を右クリックしポップアップメニューから「ブレイクポイントの有効化(L)」を選択します。
ステップ行
現在プログラムを実行中のステップを示します。
プログラム実行中にデバッグツールバーが表示されます。ブレイクポイント設定行で停止した時にその後の動作を指定できます。
続行
次にブレイクポイントが設定されている位置で停止します。
ステップイン
ステップ行のある関数又はメソッドに入った位置で停止します。
ステップオーバー
ステップ行の次のステップで停止します。但し、ステップアウトまでにブレイクポイントが設定されていた場合にはそこで停止します。
ステップアウト
ステップ行のある関数又はメソッドから抜けた位置で停止します。但し、ステップアウトまでにブレイクポイントが設定されていた場合にはそこで停止します。
デバッグの停止
状態にかかわらずデバッグを停止します。