基礎セミナ

第一原理計算科学を活用したセラミックス材料の物性解析・物質設計
~初学者のためのスタートアップ講座~

共催:科研費新学術領域研究「複合アニオン化合物の創製と新機能」

2020年会にて実施予定だった内容をオンラインでリバイバル開催いたします.
2020年年会の基礎セミナーにお申込みいただいた方は,別途ご案内のうえ,無料で参加いただけます.

第一原理計算科学を活用した物性解析・物質設計に焦点をあて,行事企画委員会主催の基礎セミナーを開催します.実験分野や産業応用分野との協働に経験の豊富な当該手法専門家,および,当該手法に具体的な活用実績をあげられている研究者の方々を講師にお招きし,第一原理計算の基礎となるコンセプトや,利活用や導入における勘所,シミュレーション作業の模擬実演などを初学者向けにわかりやすく解説いたします.具体的なイメージがつかめるよう,セラミックス分野で広く興味が持たれる材料物性を対象として,第一原理解析をどのように活用し,何が得られたかという活用事例を紹介します.近年,実験系の論文でも目にする事の多い第一原理解析手法を導入・活用したいと考えているが,どのように活用されるのか,導入に際して何をおさえどころにして習得していけばいいのかが不明確なため,導入を躊躇されているような大学・企業研究者や学生の方々など,多数の参加をお待ちしております.セラミックス協会会員の方はもちろん,新たにセラミックス協会に入会しての参加や非会員としての参加も可能です.是非,奮ってお申し込みください.

<プログラム(予定)>

日時 2021 年3 月23 日(火)9:30~12:00

会場 参加申し込みをいただいた方に会期前日までに会場URL をメールにてご連絡する予定です.

座長 前園 涼(北陸先端科学技術大学院大学)

9:30-9:40(10 分) はじめに

前園 涼(北陸先端科学技術大学院大学 情報科学系 教授)


9:40-10:05(25 分) 第一原理計算の基礎と解析事例

桑原 彰秀(ファインセラミックスセンター(JFCC) 主任研究員)


10:05-10:30(25 分) 第一原理計算を用いて物性量を推定する仕組み

前園 涼(北陸先端科学技術大学院大学 情報科学系 教授)


10:30-10:40(10 分) 休憩


10:40-11:00(20 分) 第一原理計算の始め方と活用法~実験家から理論家に転身した研究者のお話~

中野 晃佑(北陸先端科学技術大学院大学 情報科学系 助教)


11:00-11:20(20 分) 計算材料データベース構築とその応用

熊谷 悠(東京工業大学 フロンティア材料研究所 准教授)


11:20-11:40(20 分) セラミックス材料中のイオン配置不規則性の第一原理熱力学サンプリング

笠松 秀輔(山形大学 学術研究院(理学部主担当) 助教)


11:40-13:00(80 分) 個別相談・名刺交換会(Zoom で各講師ごとのブレイクアウトルームを作成しますので,そこでご歓談ください)

<基礎セミナーの参加費用>
参加費用:2021 年年会の参加費用+基礎セミナーの参加費用

*セミナーへの参加は年会参加が必要です.セミナー単独の参加はできません.(共催団体員を除く)

*セミナー資料の準備と受付の混乱を避けるために,Web からの事前申し込みを原則といたします.

*空きがある場合のみ,当日受付を行います.

*非会員の方も,Web から事前申し込みをしてください.当日入会すると,会員価格にて参加することもできます.

*2021 年年会においては,共催団体員(科研費新学術領域研究「複合アニオン化合物の創製と新機能」の関係者)は,基礎セミナーに限り個人会員と同額で参加可能です.共催団体員の方が基礎セミナーにのみ参加する場合は,年会の参加登録は不要です.システム上,基礎セミナーのみの事前申込を行うのは困難なため,恐れ入りますがフォームにてにお問い合わせください