Society5.0は「仮想空間と現実空間を高度に融合させたシステムにより,経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」を意味します。このプログラムでは,電気電子工学エンジニアに必須である、ハード(実験・モノづくり)とソフト(データサイエンス・プログラミング)の両者を扱うことのできる高度専門職業人養成を目指します。
Q. 電圧(横軸)を変化させて,なるべく硬いものを作製したい。いったい電圧は何Vが最適だと思いますか?
A. 30Vと40Vのデータがないので,まずは30Vと40Vの実験をやるか。そのあとに電圧を細かく取って,最も硬くなる条件を探さなければ。。。
データの傾向等が分かれば,たくさん実験せずに最適な条件がわかる!!
①機械・装置を用いたデバイス製造(現実空間:ハード)
②評価装置を用いた品質評価(ビッグデータの取得)(現実空間:ハード)
③機械学習による製造条件の最適化(仮想空間:ソフト)に該当する。
プラズマ処理条件を機械学習で最適化する
・電圧・電流・照射距離・照射時間
この他にも,作物成長促進技術(下記左図)や有害物質分解技術(下記右図)、燃料電池用触媒処理技術,水素製造技術,リチウムイオン電池開発技術や太陽電池用材料処理技術等への展開実験も検討