佛教大学が求める事務職員像

事務局長 山極 伸之


コロナ禍をのりこえ、社会が新たな変化や活発な動きを加速させつつあるなか、皆さんがこれまでに培ってこられた力を発揮する場として、佛教大学に関心を持っていただいていることに感謝いたします。

佛教大学は、校名が示すとおり建学の理念に仏教精神を掲げ、110年以上の長きにわたって仏教精神に基づく人材の養成につとめてまいりました。本学が辿ってきた110年という長期的な視野に立たつまでもなく、わずか10年の間にも社会は劇的な変化を続けています。そのような変化や変容にひるむことなく、未来を見据えた大学構築のための改革を私たちは不断に継続していきます。

私立大学を取り巻く環境は大変厳しい状況にあり、自然災害の突発的な発生や感染症への対応を行っていくとともに、深刻化する世界情勢についても注視しなければなりません。あわせて18歳人口の減少、Society5.0社会の到来やDX化といった課題への対応も急務となっています。このように目まぐるしく変容していく時代であるからこそ、高等教育機関とりわけ私立大学が果たすべき役割はいっそう大きくなっています。予測することが困難な未来に向かって、自分自身をしっかり見つめ、自分をとりまく人々にも優しいまなざしを向けつつ、自分が確かにできることを携えて、着実に歩み続けることができる人々を社会に送り出していくこと。それが佛教大学の目指す人材養成です。

難しい時代を迎えようとしている今だからこそ、本学が掲げる目標に向かって歩むことに共感し、魅力溢れる大学をつくることや時代の変化に即応した新たな取り組みを一緒に目指すことができる意欲あるふれる方々を、私たちはともに働く仲間として迎えたいと考えています。具体的には、次の資質を備えた人を求めています。

⑴本学の建学の理念である仏教精神を理解し、尊重できる人

⑵佛教大学で働くことに誇りをもち、大学の発展のために精一杯の力を注ぐ意欲と熱意のある人

⑶物事を表面的にとらえず、本質を見いだして、課題を改善しようとする力のある人

⑷既存の考え方に束縛されることなく、新しい考えや取り組みを創造できる人

⑸自分の力を冷静に捉えながら、様々な人たちの多様な力も認め、協調・協働することのできる人

学生の学びと成長に寄り添いながら、希望に満ちた輝く大学、人々に選ばれる大学、自らが行きたい大学、他の人にも薦めたい大学となることを目指す本学で、自分の力を発揮したいと考える皆さんの応募をお待ちしています。