みんなの相談室だより

2022年1月のおたより ~休み明けの過ごし方~
新年スタート!カギは「体内時計」 ⁉

新年あけましておめでとうございます。
「みんなの相談室」相談員でございます。

皆さま、年末年始はどのように過ごされましたか?
「お正月、食べ過ぎて体が重い」「なんとなくやる気が出ない」「あぁ仕事に行きた くないなぁ…」という方も少なくないはず。
実際に「ブルーマンデー」や、日曜夕方の『サザエさん』を観ると憂うつな気分になる「サザエさん症候群」などの言葉もあるように、休み明けに心身の不調を感じることは多いです。
特に年末年始は、ビジネスパーソンにとって心身に負担のかかる時期の一つ。納期・ 取引先への挨拶や年賀状・大掃除……仕事納めに向けて駆け抜けた年末。そして休む間もなく、帰省やたまにしか会わない親戚・友人と過ごすなどフル稼働したまま、年明け初出勤を迎えた方もいるでしょう。
長期休みを満喫し、美味しいものをたくさん食べて寝て過ごす時間は大切ですが、イベント続きで乱れた生活は気づかぬうちに心身の負担となっています。日照時間が短く冷え込む冬の気候も、気分の落ち込みや体調を崩しやすい原因です。

そこで、少しでも早くリズムを戻し健康的に新年をスタートさせるためには、「体内時計」を整えるのが近道です。
ポイントは3つ!「日光」を浴びること、「食事」「睡眠」のタイミングを意識すること。

体内時計ってよく聞くけれど、どこにあるの?…答えは、脳と肝臓といわれています。
朝、カーテンを開けて太陽の光を浴びることによって、目から入った刺激・まぶしさ が脳に伝わり、体内時計をリセットするスイッチとなります。また、食事のタイミン グも重要。食事をすると血糖値が上がり、インスリンというホルモンが出るのですが、このインスリンが体内時計を調節します。なので、朝食には炭水化物(糖質)が必要 です。たんぱく質も一緒にとることでインスリンに似たホルモンが分泌され、リセッ ト効果が高まります。
さらに、質の良い睡眠を十分にとることができないとインスリ ンの働きが鈍くなり、食欲に関わるホルモン分泌が乱れ、過食や肥満を助長してしま うことも。体内時計が狂って臓器間に「時差ぼけ」状態が発生し、このズレが負担となりさまざまな不調につながるのです。

正月明けで体調がすぐれないときは、体内時計を意識してみてください。
それでも不調が長く続くようなら、産業保健スタッフなどに相談してみることをお勧めします。
もし「みんなの相談室」にご連絡いただければ一緒に考えることもできますので、お気軽にご相談ください。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
「みんなの相談室」では、本年も役立つコラムを更新してまいりますので、ぜひご期待ください!