大学院の学修は、授業時間(教室内)と学生の自主的勉学(教室外)とをあわせて成り立っています。受講中に教えられたことを理解し知識を習得するだけではなく、それらを叩き台にして、各人が自ら確かめ・考え・判断し、独自の方法で理解を組み立て深めていくのが、大学院での学修のあり方だからです。
大学院での学修は、すべて単位制です。すべての授業科目に一定の単位数が定められています。学年始めに授業科目を履修登録し、授業を受け、かつ、試験等に合格した場合に、定められた単位が与えられます。単位の合計が一定数を満たし、別に定める修了要件を満たした者には、修士の学位を授与します。
単位計算
授業科目の単位数は、1単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもって構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により計算するものとします。
①講義、研究指導等の授業科目は、15時間の授業をもって1単位とする。ただし、別に定める授業科目については、30時間の授業をもって1単位とする。
② 実験研究及び実習の授業科目は、30時間から45時間の授業をもって1単位とする。
③一の授業科目について、講義、演習、実験、実習又は実技のうち二以上の方法の併用により行う場合については、その組み合わせに応じ、前2号に規定する基準を考慮して別に定める時間の授業をもって1単位とする。
④ただし、臨床心理学領域においては、日本臨床心理士資格認定協会の定める基準により計算するものとする。