情報処理学会情報入試委員会は、高等学校情報科において現在までに出版された検定済教科書すべての索引に現れる用語を整理した用語集[1](論文[2]が刊行された時点のもの)を基に、用語のカテゴリづけや、要約説明文づけ等の手を加え、再構成した「情報科全教科書用語リスト[3][4]」を作成しました。その後、2026年に検定教科書の改訂があったことに対応して[5]、改訂版「情報科全教科書用語リスト第2版」を作成しました。
ここに広く、CC 4.0 BY-SA ライセンスを利用して、公開します。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FYsq1-ZmwrovR1j8_Q_M5QmSlj6NIZdy/view
2026年10月11日最新版、2024年4月12日初版公開
高等学校の情報科は2003年から実施されており、20年以上の歴史があります。しかし、他の教科と比較すると歴史は浅く、情報科についての共通認識は広まっているわけではありません。
情報科の検定済み教科書は既に100冊以上出版されており、そこには様々な情報科に関連する用語が含まれています。これらの用語がどのような知識レベルで使われるかという知識体系を知ることは、高等学校で情報科を教える側にとっても、卒業生を受け入れる大学にとっても重要なことであると考えます。
第1版では、用語の出現状況(どの教科書に現れたか)、出現回数の多い用語に対しては、学習指導要領の教育内容として分類された領域のどこに対応するか、領域内でのさらに細かいカテゴリ分け、さらに、意味を要約した説明をつけていましたが、第2版でもこれらの点は同じです。
また、全用語に対して、教科書全体での出現状況(どの教科書に載ってるかとその概数を表す指標)を付加してある点、一部の用語について以下の詳細を追加している点も同じです。
学習指導要領の教育内容として分類された領域のどこに対応するか
領域内でのさらに細かいカテゴリ分け(カテゴリは各領域に属する用語からボトムアップ的に命名したもの)
意味を要約した説明。
詳細を追加した用語の範囲は、前回の「情報Ⅰ」(2022)において2社以上(あるいは1社なら4冊以上)の参照がある用語」に、第2版では「情報Ⅰ」(2026)において2社以上の参照がある用語と「情報Ⅰ」としては初出の用語」を加えました。これに伴い、カテゴリ分けを大幅に見直しています。また、各用語の改訂状況を表わす属性(継続的に掲載されている、新たに掲載された、削除された等)を添付しています。高等学校での授業や、大学における入試問題作成において、参考としてお使いください。
用語リスト第2版は Google Spreadsheetとして提供されますが、いくつかのシートから構成されています。用語リストの本体のシートに引き続き、「解説」シートがありますので、詳しくは「解説」シートをご覧ください。
★参考文献
[1] https://researchmap.jp/n-akazawa/works/43305921 情報科全教科書用語(excel版)
[2] 赤澤紀子, 赤池英夫, 柴田雄登, 角田博保, 中山泰一: 情報科教科書に現れる用語の変遷?情報ABCから情報Ⅰ・Ⅱまで, 情報処理学会論文誌「教育とコンピュータ」Vol.10, No.1, pp.13-24 (2024), https://uec.repo.nii.ac.jp/records/2000090
[3] 角田 博保: 高等学校情報科全教科書用語リスト, 情報処理, Vol.65, No.12, pp. 622-626 (2024). https://uec.repo.nii.ac.jp/records/2000476
[4] 情報処理学会情報入試委員会: 情報科全教科書用語リスト, 2024.4.12. https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/ipsjjn/resources/wordlist
[5] 赤澤紀子, 赤池英夫, 角田博保, 中山 泰一: 共通教科情報科の教科書改訂の傾向調査 ―2026年度版「情報I」を中心に―, 情報処理学会論文誌「教育とコンピュータ」, Vol.13, No.1 (2027 掲載予定).
2026/10/13 改訂
★古い版である「情報科全教科書用語リスト」はこちらのリンクへ。
https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/ipsjjn/resources/wordlist