音楽監督

音楽監督 兼 常任指揮者

河地 良智(Kawachi,Yoshinori)

Profile

1983年より文化庁海外派遣員としてドイツ・バイエルン国立歌劇場でW.サヴァリッシュ氏、ミラノ・スカラ座でG.パタネ氏、バイロイト祝祭歌劇場でW.ワーグナー氏に、また、プラハ国立歌劇場でZ.コシュラー氏等について積極的に歌劇場での研鑽を積む。帰国後、モーツァルトのピアノ協奏曲全曲演奏を7年かけ完遂し、注目を浴びる。また、日・米・伊共同国際ワークショップにおいて「蝶々夫人」のプレジャ版を初演、二期会渡欧旅行公演同行の際には、ベオグラード・フィル、ハンガリー国立歌劇場管弦楽団を指揮する。

1991年から音楽之友社の企画する「モーツァルト・オペラ全曲シリーズ」の音楽監督として21曲全曲の指揮をし、山田耕筰生誕110年記念コンサートや渋谷ビーム「魔笛」公演等を指揮する。1996年東芝フィルハーモニー管弦楽団アメリカ演奏旅行でアーバインナッシュビル、ニューヨーク等各地で公演を行う。特に、カーネギーホールで行われた演奏会では日米各紙で取り上げられ注目を浴びる。また、「すみだトリフォニーホール」のオープニング公演に墨田オペラの音楽監督として「カルメン」、5周年公演として「メリー・ウィドウ」を成功させた。

最近では、日本ユンゲオーケストラを結成し、1998年、2001年には北京で日中合同オーケストラの指揮をする等、国際交流にも力を注いでいる。また、東京トロイカ合唱団の常任指揮者として、ラフマニノフの名曲「晩祷」の連続演奏や、2004年1月、文化庁国際芸術交流事業でモスクワ・サンクトペテルブルグにおいて、同合唱団の公演を指揮する。それらの貢献により、北京市日中交流センター、オーストリア・ブルゲンランド州、また、諫早市より文化特別賞等を受ける。

洗足学園音楽大学教授・学部長および東京藝術大学講師を経て、2011年4月より洗足学園音楽大学副学長・大学院長に就任。後進の指導にも力を注いでいる。