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災害・空間・歴史シンポジウム 第三回<手法>
修復のシステムを継承する――建築遺産の持続可能性
今般の震災で、沿岸部・内陸部問わず、多くの建造物が罹災した。歴史的建造物もその例に漏れず、各地でさまざまな問題点が明るみとなった。
例えば、地震被害がとくに大きかった土蔵造や煉瓦造・石造の建造物。かつて多用されたこれら構法は、現在、需要減少とともに施工する技術者や流通する材料も減り、修繕にあたってコストがかさむ。建築を維持するためのシステムが、過去と現在とでは大きく異なるのである。歴史的建造物を日常に使いこなし、維持するための課題の一つが、ここにある。
歴史的建造物を修復、活用、維持するための適切なシステムとは何か。そのための技術や手法はどうあるべきか。文化財建造物保存・修復のスペシャリストに話を聞く。
講師:
窪寺 茂[建築装飾技術史研究所・所長]
伊郷吉信[自由建築研究所・代表]
司会:野村俊一[東北大学大学院 工学研究科 都市建築学専攻 助教]
日時: 8 月27日(土) 14:00~
場所: 世嬉の一酒造場旧原料米置場・精米所(ビアレストラン・クラストン)
※懇親会(中庭でのビアガーデン@世嬉の一酒造場)を予定しております。