2021年新ルール

ポイントとなる変更点は6つ!

①ハチマキの禁止

NBAではハレルが着用している「ハチマキ」ですが、今回の変更によって「スカーフスタイルのヘッドバンドを身につけることは認められない」と明記されることになりました。ただしリーグや大会規定によっては着用可となるケースもあるようです。

②介助されたら交代

ゲーム中、怪我をしたように見えるプレーヤーを治療するためや、装着しているサポーターやウェアなどを調整するためなど、プレーヤーの介助をするためにベンチにいる関係者がコート内に入った場合、原則的にその当該プレーヤーは交代をしなければいけなくなりました。ハッとするプレーが起きると、思わずチームベンチから駆け出してしまうこともありますが、思わぬ交代にならないよう、今後は注意が必要です。

③ショットの動作を明確化

ドライブやレイアップでシュートを狙う時にファールが起きると、フリースローになるのかシュート前なのかで揉めるケースがあります。今回のルール改正によって「バスケットに向けて、ボールを上方に動かし始めたと審判が判断した時」=「ショットの動作が始まった時」と定義されるようになりました。レイアップにいくときは、ボールを保持した瞬間=ボールを上方に動かし始めた時と判断されますが、ギャロップステップで片足→両足着地をする間についてはまだボールを上方に動かしていないため、シュート動作として認められないことになります。

④オフェンスシリンダー

これまでシリンダーの概念はディフェンスに対して記載されていましたが、今回からオフェンスプレイヤーのシリンダーに関しても記載がされるようになりました。これは、ディフェンスプレイヤーが不当にオフェンスシリンダー内で接触を起こすことを防ぐことが意図されています。

⑤ダブルファウルの定義変更

これは難しいのでケースで理解したほうが良さそうです。

例えば、パーソナルファウルと、チームファールのフリースローを伴うパーソナルファウルが同時に起きた場合、これまでは罰則が異なるためダブルファウルにできなかったのですが、今回の改正により、同じパーソナルファウル同士であれば、ダブルファウルが適応されることになりました。

⑥アンスポーツマンライクファウルの定義変更

ディフェンスがスティールした直後、ボールコントロールが完全に交代される前に起きた接触が、明らかに速攻を妨害するようなあものであれば、アンスポーツマンライクファウルが適応されることになりましした。


2021年ルールブックは、下記URLからDLしてください。

http://www.japanbasketball.jp/referee/rule2021


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http://www.japanbasketball.jp/referee/sample-movie