私の合唱歴とヨガ

Post date: Jan 19, 2010 7:42:51 AM

私は学生時代は合唱とは全く無縁であったが、社会人になった時、誘われて会社の混声合唱団で歌い始めたのが合唱との出会いである。その合唱団の指揮者 は、顧問指揮者の山田正明さんで、T-2の近藤さん、酒井さん、B-1の片山さん、戸田さん、B-2の高木さんも一緒に歌っていた。この合唱団で数年間 歌っていたが仕事が忙しくなり合唱から離れてしまった。それ以降定年までは合唱とは縁が切れていたが、定年直前に山田正明さんから男声合唱団「メンネル・ コーァ東海」で歌ってみないかと、突然電話があり再度歌い始め、その後山田さんが別の合唱団として「昴」を立ち上げられ、再度お声がかかり当合唱団「昴」 にもかかわることとなって今日に至っている。

一方、ヨガを始めたきっかけはちょうど40の厄年に突如腰痛を発症し、この腰痛の治療と予防のためであった。ヨガはその時以来毎日続けており、お陰で肩こり、腰痛などとは無縁になった。

メンネルで歌い始めた頃気付いたのであるが、20代では練習後声がガラガラなっていたのに、60代で再度歌い始めた時には練習後にこのようなことは全く ないことであった。これは40代から腰痛予防のために始めたヨガが関係していることは明らかで、恐らくヨガの呼吸法が歌唱法に適っていたためと思われる。

このようにヨガが歌唱法に有効であることに10年以上前に気付いていたが、昨年H17/9に、ある講習会がありその時配布された資料「音楽の世界200410」のなかにあったルチアノ・ベルタニョリオ氏の書かれた「歌についての観察とヒント」を読んでいたらその8ページに、

『歌について問題があれば、その原因は「呼吸」であるということです。私が不思議に思うのは、日本では座禅とヨガが盛んであるのにそれらが歌の呼吸に役に 立つことを語っているのは、Lauri VolpiやPavarotti らなのです。どうして日本人はそのように役に立つことが身近にありながら、もっと注目しないのでしょうか… 』

とあり、Lauri VolpiやPavarottiらはすでにヨガが歌唱法に有効であることを語っていたことを知り、このときヨガの呼吸法が歌唱法に適っていることに確信をもつことができた。(T-1 松尾 純一)