2016年7月、日本国内の物理エンジンに関わる研究者が集まり、湯河原で第1回の物理エンジンサミットが開催されました。
シミュレータ、ゲーム、コンピュータグラフィックスなど多くの分野で活用される物理エンジンですが、物理エンジン自体が研究の対象となることは少なく、また物理エンジンが利用されている業界それぞれが大きく異なることから、それまで物理エンジンを軸にした勉強会や研究会といったものが存在しませんでした。
2日間に渡るディスカッションを経て、物理エンジン自体にも、物理エンジン活用用途にも、まだまだ可能性があることが確認されました。
そこで、第1回物理エンジンサミットに参加した一部メンバーが主体となり、物理エンジンサミット実行委員会を設立。継続的な情報交換、議論、交流の場を提供していくこととなりました。
物理エンジンは目的ではなく手段です。この開発ツールをうまく使うことで、目的に、より早く、より正確にたどりつくことができるソリューションを作ることができると考えています。
物理エンジンを使ってシミュレータ構築をされる方、ゲーム・グラフィックで活用される方、コンピュータの中で物理世界を実現することで生まれる新しい用途、アイディアをお持ちの方、物理エンジンを開発されている方 などなど、使う人と作る人が交流することで新しい価値が生まれることを信じて、物理エンジンサミットを開催しています。