2050年まで
住み続けられる世界へ
氷は溶け続けている
1.地球温暖化って何?
皆さんは、本やテレビで「地球温暖化」という言葉を聞いたことがありますか?
地球温暖化とは、地球が暖かくなっていくことをいいます。地球がどんどん暖かくなっていくと、わたしたち人間のほか、たくさんの動物や植物たちが、これまでのように生きていけなくなってしまいます。では、なぜ地球温暖化が起こってしまうのでしょうか。
2.なぜ地球温暖化がおこるの?
私達が住んでいる地球は、太陽の光によって暖められ、暖かくなりすぎると、地球から宇宙へ熱が逃げていきます。その熱を「温室効果ガス」というガスがつかまえて、私達が住みやすい温度に調節してくれます。ところが、温室効果ガスが増えすぎると宇宙に行くはずだった熱が地球に残ってしまい、地球温暖化がおこってしまいます。そんな温室効果ガスのもととなっているのが、二酸化炭素やメタンなどです。その中でも最も多いのが二酸化炭素です。なので、二酸化炭素を減らせば地球温暖化が緩やかになるのではないかと考えています。
気候変動とごみ問題の関係
地球温暖化とゴミ問題は、深く関わっています。製造からごみとして処理するまでには多くの二酸化炭素を排出することになるのです。先程も書いたように二酸化炭素は温室効果ガスであり、地球温暖化や気候変動を促進・悪化させる要因になります。
そして、温室効果ガスが増えていくと、最悪の場合、2050年に壊滅的な気候変動を避けられなくなるそうです。
つまりごみの排出を減らすことが、地球温暖化を含む様々な環境への負担を低減することにつながります。
さらに、その取組がSDGsの12番の「作る責任使う責任」や13番の「気候変動に具体的な対策を」につながります。
ゴミを分別、削減して、いつまでも住み続けられる世界を目指しましょう!
3Rが大切
みなさんは、「3R」(スリーアール)という言葉を聞いたことがありますか?
3Rとは、「Reduce」(リデュース)「Reuse」(リユース)「Recycle」(リサイクル)のことです。
この3つのことを意識して生活することでゴミを減らすことができ、気候変動を緩やかにすることも期待されています。
このサイトでは、「Reduce」(リデュース)「Reuse」(リユース)「Recycle」(リサイクル)とは何か、今すぐできる取り組みを紹介します。
リデュースとは?
1つ目のリデュースとは、無駄なゴミを出さないことです。無駄なゴミを出さないことでゴミが減ります。
個人でできるリデュース
無駄なものは買わない、もらわない
買い物をする時、ゴミとなる量が少ない商品、食品を買う
物は大切に長くつかう
買った食品は無駄なく調理する
食べ残しはしない
マイバッグ、マイボトル、マイカップを使用する
買い物のときに心がけることが多いので、欲しい物をメモしていったり、この商品からどのぐらいのゴミができるか考えてみたり、マイバッグを持っていったりする習慣をつけましょう。
リユースとは?
2つ目のリユースとは一度使ったものをごみにしないで何度も使うことです。リユースにより、「もやす」、「埋め立てる」、「リサイクルする」などの、ごみの処理の量をへらすことができます。限りある資源を大切に使い、ゴミの量を減らすことで自然環境への負担を抑える取り組みの一つです。さらに新たに採掘する天然資源や生産にかかるエネルギーを減らすことができます。
個人でできるリユース
不要となったおもちゃ、衣類、家具、電気 製品などは、必要とする人にゆずる。
なるべく繰り返し容器を使える詰め替え商品を選ぶ
使い捨てでなく、長く使える商品をえらぶ
フリーマーケットやリサイクルショップを 利用する
遠足、お出掛けなどでは、「マイボトル(水筒など)」を使う
いらなくなった広告用紙をメモ用紙にする
リターナブル製品を選び使用後は回収店舗に持参したり、いらなくなったものはすぐ捨てるのではなく、必要としている人にあげたり、フリマーケットで売ったりしてリユース活動に協力しましょう。
リサイクルとは?
3つ目のリサイクルとは使い終わったものを、もう一度資源に戻し、製品を作ることです。リサイクルをするとその分、燃やす量と埋め立てる量を減らすことができます。回収したものを細かくするなどの加工をしてから資源で再利用します。長期的な資源確保という観点と、本来処理されるべき廃棄物量の減量化という2つの良さを持ちます。
個人でできるリサイクル
どうしても出てしまうゴミは、品目別にきちんと分別をする
生ゴミはリサイクルをする
リサイクル製品を積極的に購入する
ごみのポイ捨て、不法投棄はしない
屋外で出たごみは、家に持ち帰って処分する
リサイクルできるものにはマークが付いているので、捨てるときには必ず確認しましょう。また、不法投棄、ゴミのポイ捨ては絶対にやめましょう。
分別のマークを覚えよう!
ごみの分別マークをきちんと見て分別することがゴミ削減に繋がります。
PET製品
飲料、酒類、特定調味料(しょうゆ、しょうゆ加工品、みりん風調味料、食酢・調味料、ノンオイルドレッシングのPETボトルに表示が義務づけれられています。
ダンボール
リサイクルマークは、「その段ボールがリサイクル可能である」ことを示しています。 大切な商品を安全に保護する目的で利用される段ボールは、その役目を終えたのち、段ボールの主原料として何度もリサイクルされています。
プラマーク
飲料、酒類、特定調味料用PETボトル以外のプラスチック製容器包装に義務つけられた「識別マーク」です。
紙製容器包装マーク
商品の容器や包装で使われた紙が主なものです。ダンボールや飲料用紙容器以外のものです。
まだまだ、たくさん、分別マークはあります。
分別マークを確認して、しっかり分別してください。
私たちの身の回りにはリサイクルでできたものがたくさん!
私たちの身の回りには、リサイクルでできたものがたくさんあります。また、きちんと分別すればリサイクルできるものもたくさんあります。なので、リサイクルできるものやリサイクルでできるものを紹介します。
ペットボトルがトレイや卵パックに!
ペットボトルが服に!
ガラス瓶が道路に使われる砂に!
スチール缶が電化製品に
アルミ缶が自動車部品に
トレイが文房具に!
などがあります。もちろん、リサイクルしたペットボトルがまたペットボトルになるなど、同じものにリサイクルされることもあります。
ですが、ペットボトルが服になったり、ガラス瓶が砂になったりと意外なものにリサイクルされていることがあります。
なので、「これはリサイクルできるはずない。」と決めつけず、マークを確認してゴミ削減を目指しましょう。
他にもいろいろな取り組みがあるよ!
2050年まで住み続けられる世界にするための取り組みは、今紹介したごみの分別、削減だけではありません。他の取り組みも紹介します。
◎歩いたり、自転車などに乗ったりして移動する
車を使わないことで二酸化炭素排出量を減らすことができる
徒歩、自転車、などで行ける距離なら、できるだけ車を使わないように心がけてみてください!
◎コンセントを抜いたり、電化製品の主電源をこまめに切る
電機製品で、操作を待っている状態で消費する電力を待機電力という
家庭の全待機電力量を100%としたとき、ガス温水器が19%、テレビが10%、冷暖房兼用エアコンが8%となっていて、今紹介した3つが待機電力の多い製品と発表されている
使ってないコンセントを抜いたりする
使っていないPCやテレビ、エアコンの電源を切る
◎冷房機器に頼らない
夏の日中(14時頃)に一般家庭で使う電力のうち、エアコンによる電力消費は、約6割を占めるといわれている
日本では、化石燃料を燃やす火力発電が全発電量の約8割を占めている
⇒化石燃料をもやすと二酸化炭素を排出してしまう
⇒地球温暖化につながる
<冷房にたよらなくても涼しく過ごす方法>
すだれ・よしずを使って日差しをさえぎる
打ち水を玄関や庭でまく
体を冷やす野菜(きゅうり・レタス・トマト・ナスなど)を食べる
ぜひ、冷房機器にたよらず、省エネで夏を涼しくすごしてみてくだい!
まとめ
「リデュース・リユース・リサイクル」を一人ひとりが気をつけて生活することは、小さな一歩かもしれませんが、みんなが気をつければ地球温暖化に効果があるのではないでしょうか。
このサイトで紹介したことは、身近で今すぐできることもあると思うので、活用していただけたらありがたいです。
また、下に、ゴミに関係する豆知識や、生き物に与える影響などをまとめたアニメ、クイズを載せてあるので、そちらも、ぜひやってみてください!
さらに、アンケートも載せてあるので、サイト、スクラッチの改善のために、ぜひ答えてください!
最後まで見ていただきありがとうございました。
スクラッチ
このゴミどうする?
ゴミに関係するスクラッチをつくってみました。このスクラッチにしか載せてない情報もあるので、見てみてください!
※音が出ます
私達がつくったクイズです。
このサイトを見れば、らくらく!?
ぜひやってみてください!
※音が出ます
⇦アンケートのリンクです。押すとアンケートに答えられます。
サイト、スクラッチの改善のために、ご協力お願いします!
参考にさせていただいたホームページ
小学生のための環境リサイクル学習ホームページ
http://www.cjc.or.jp/j-school/
ちびむすドリル3ステップ学習
https://happylilac.net/sk1901251048.html
街美化キッズ
https://www.kankyobika.or.jp/kids/
おもちゃの会社 バンダイのCRSニュース
https://www.bandai.co.jp/csrkids/
食品容器環境美化協会
https://www.kankyobika.or.jp/recycle/mark-of-recycle
関西電力 大人も学べる! 教えて!かんでん
https://www.kepco.co.jp/brand/for_kids/teach/2016_01/detail2.html
紙容器包装リサイクル推進協議会
http://www.kami-suisinkyo.org/index.html
全国ダンボール工業組合連合会
https://zendanren.or.jp/
柏崎市ホームページ
https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/soshikiichiran/shiminseikatsubu/kankyoka/2/6/4169.html
市原市ホームページ
https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=60237ea5ece4651c88c19144
産廃メディア
https://sanpai-media.com/column/2403
PROJECT AWARE
https://www.padi.co.jp/visitors/aware/tilitsgone.as
COE LOG
https://coelog.chuden.jp/child-rearing/familiar-examples-of-sdgs/
SDGs one by one
https://sdgs.city.sagamihara.kanagawa.jp/sdgs-17goal/13_climate-action/#13-3
関西電力
https://kepco.jp/ryokin/denki/hapielife/ecolife/life/
DAIKIN
https://www.daikin.co.jp/csr/information/lecture/lec02
資源エネルギー庁の報告書
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/data/taikiji_2012.pdf
NTTファシリティーズでんき案内板
https://www.denki-annai.com/ntt-f/