略称「ド7」。聖書関連・ミルトン失楽園をベースにしつつ、いろいろコネコネしている悪魔創作。
取締役であるルシファーと、本来の住処である地獄を出て地上で暮らしている六柱の悪魔。
人間の生態を探り、魂を堕落させる好機を伺うため、人間に溶け込んで生活している。地上にいる間、人間からは人間の姿に見えている。
チームの正式名称は「七つの大罪」なのだが、地獄のみなさんからは親愛と揶揄を込めて「ドぐされセブン」と呼ばれている。
堕天使の軍勢を率いる地獄の皇帝。地獄で一番偉い。演説がうまく人を惹きつけるカリスマ。元は全天使の長だったが、クーデターを起こし失敗、地獄に投獄され、第二の人生を歩むことに。人間がめっちゃ嫌い。ナルシストでツンデレ。実際顔は良いが、堕天の際に負った傷を隠すため今は黒塗り。
ドラゴン。堕天使が地獄に来るもっと前から地獄に住まう最強の生物で、古の主。暇潰しに建国を助けたが、その後の政治には興味がなく、皇帝の座はルシファーに譲った。実質的な第二皇帝。天使とも人間とも違う価値観を持ち、社交性はあるが共感力が低く、良くも悪くも鈍感。バイトが趣味。
海の怪物。世界終末時の非常食として神に創造され、その時が来るまでは力も自由も与えられている。が、その運命に納得しておらず、神と敵対する悪魔勢力に所属。人間に対しては中立だが、海を荒らす存在には容赦しない。かなりの皮肉屋・毒舌家だが、人見知りなため意外と気づかれてない。
地獄に追われた異教の神。古代世界で「神」と信仰争いをしており、彼が唯一神ではないことを知っている。今は地獄でも地上でもぐーたらしている無職だが、実は自身の復権を画策している。諸事情により人間の妻を娶ったことがあるが全てがトラウマなので触れて欲しくない。結婚は人生の墓場。
金に目がない堕天使。地獄の財務大臣。地獄に落ちてすぐ鉱脈資源に目を付けたことが評価され高い地位を与えられたが、金以外に興味がない。人間のことはマイニングマシンと思っている。天国では建築部門におり、手先が器用だがセンスは成金趣味に偏る。地上では闇ビジネスで儲けている。
地獄に追われた異教の神。古代では嵐の神だった。神の責務を離れた今の隠居生活もなんだかんだ楽しんでいる。フードの中は直接地獄に繋がっており、堕天使からも得体の知れない存在として畏れられている。地上では知る人ぞ知る覆面DJ「BBB神」として信奉されている。お笑い好き。
地獄でクラブバーを経営する淫魔のリーダーで、堕天使。人間は捕食対象かつ共生関係にあると考えている。天界にいた頃「4つの愛」の研究をしていたのだが、唯一天界に存在しない性愛の存在を確かめたくなり今に至る。綺麗好きなので片づけができない同居人にウンザリしている。おかんかよ。
地獄に住み、罪を犯した人間の魂に罰を与える存在。
彼らの多くは元は天界に住む天使であったとされ、彼ら自身罪を犯して地獄に投獄され悪魔となったとされる。
なので、罪を犯した人間の魂を罰しているのは、決して正義心からの行為や、神から与えられた責務なのではなく、単なる八つ当たりである。
彼ら自身の罪の原因のほとんどが人間に起因する(と彼ら自身が考えている)ため、その復讐として人間を痛めつけたい気持ちや、
神の愛する人間という存在を冒涜し、死後神の国へ行かせないようにすることで、彼らを地獄に縛り付けている神への間接的な復讐を行おうとしている……ともされる。
というか正直いうと他にやることがない。
そもそも神に仕えるという目的のために労働こそ生きがいとして創造されているため、神から見捨てられたことによってめちゃくちゃ暇を持て余している、それ自体が苦痛らしい。真面目か。
心の底から悔い改めると「天界に戻れる」らしいが、実行できたものはいない。
元は天使であるため、基本性質は天使と同じであるが、堕天する理由となった「アクの強さ」をそれぞれ持っている。
勤勉さ、同胞への信頼と結束力の強さなどやはり天使らしいと思わせる妙に真面目な面も持ったままである。
天使同様に高い知性を発揮し、天使だったために、天界の秘密やこの世の幸福、礼節なども知っている。そういったものをエサや隠れ蓑にして人間を欺く。
肉体は「霊」であり、物質には依存していない。本質的に形は持っておらず、人のような形も仮の姿である。これは天使と同様。
不死の存在であり、傷を負ってもすぐに回復するが、神の加護を失っているため、痛みは感じる。
同ランクの悪魔と天使であれば実力は互角であり、純粋なパワー勝負なら決着は付かないらしいのだが、神の加護(=主人公補正)が無いことで状況的に不利になりやすい。また、天使とは引き分けだが神には絶対に勝てないので結局負ける。
悪魔のみ得意なものとして「欺瞞」「下ネタ」が挙げられる。勝ちを狙うならなりふり構わず卑怯な手を使うのが一番である。
でもその場の勝負に勝ったところで倍の天罰(クソリプ)が返ってくるので、切ない。
性根が共同体として生活する性質であるため、地獄においても基本的には天使時代の役職や階級構造を受け継いでいる。何かに所属していないと落ち着かない。
ではあるが、専制君主である神に従えなかったこと、堕天使以外のメンバーも受け入れたこと等によって民主主義的な変化も起きている。
最終決定はトップが下すが、国政についての議論は国民全員で行われることになっているし、
天国では生まれ持った階位が覆ることは絶対にないが、地獄では実力次第で上に上がることができる(その実力が生与的ではあるにしても)。
極端な例では重要な役職をくじ引きで決めることもある。極端だ。
天国における「神」はまさに天上の御方であり、限られた者しかお目通りできない存在だったのだが、
地獄のトップであるルシファーは自ら声明発信するタイプであり、そういうところも新進気鋭のカリスマリーダー感が出ている(そもそも神の代理人であるリーダーとして創造されているし、天界にいた頃からそういう役目だったので当然そうなる)。
クーデターの際のマニフェスト(?)に「自由意志」や「解放」といったことを掲げていたこともあって、全体的にそういう風土がある。(つよい)
ここまで書いてあるのはすべて堕天使の特徴であって、それ以外の悪魔については、「悪魔のルーツの違い」を参照されたし
悪魔(堕天使)も元は天使であるため、霊的存在としての基本的な性質は天使と大差はないが、見た目においては差異が出るとされる。
わかりやすくは上記のような特徴を獲得するわけだが、要するに、神と等しい美しい姿から一転して、獣のような醜い姿に変えられるということである。
(ここでは醜い、よりも卑しいという表現の方が適切かもしれない。下等な生物に成り下がるという意味合いですね)
そういうわけで、個体ごとにいくつかの制約が課されている状態になっている。
とはいえ、上位の天使は堕天しても上位の悪魔。擬態能力も高いため、いくら姿を変えられようとそこまで痛手ではなく、角や尻尾も隠すことが可能。
(気を抜くと出てきてしまうが)
また、元々「恥ずべき戒め」としてその姿を強制された筈なのだが、その悪魔的な見た目を「最高にアバンギャルド」「最高にロック」として逆に気に入ってる者も多い。それくらいの感性の持ち主でないとそもそも堕天しないのかもしれない……
天国にはドレスコードが存在しているが、地獄にはないため各々好きな格好をしている。
一応、人間と接する機会の多い悪魔の方が現代的な装いになりやすいという設定はある。(これは天使も同様)
ちなみに年1回、悪魔全員が数日間、蛇の姿で過ごすお祭りみたいな期間があるらしい。
最初は困惑するけど流石に毎年やってたらお祭りでしょうよ。
その1にあるように、獣のような醜い姿になることを課されている悪魔であるが、自身の擬態能力が効果を発揮できる限り、その姿をそのままとるものは少ない。
が、人間をビビらせたいときは別である。
生意気な人間を締め上げたいときは見た目にインパクトがある方がなんかイケてると思うため、一段階上の悪魔的ビジュアルになる。
お化けが化かしている感覚で、まあ遊び感覚である。
上記は堕天使においての話であって、元より怪物としての姿を持つものはそちらこそが自然体であり、別に何か意図がなくてもそちらの形態をとることがある。
「人間の研究のため、地上で暮らしてみる」という計画は、数千年間変わり映えしない地獄に退屈したサタンの発案である。
悪魔的には異例の計画であり、計画実行の是非について地獄の議会「ステイジアン評議会」において議論が行われた。
ルシファーを筆頭に地獄全体では反対派が多かったのだが、サタンも譲らなかったため、
「ルシファー自身も取締役として名を連ねることにし、定期的に成果報告すること」という条件付けで渋々可決されている。
ちなみに他のメンバーは、サタンの思う「話のわかりそうな奴」にサタンが直接声をかけて集められている。
……もちろん、「人間の研究」というのは嘘の大儀名分であり、ただ暇つぶしに社会見学したいだけなのであるが。
地獄の住人「悪魔」のほとんどは、天界に起源をもつ「堕天使」たちなのだが、たまにそうでないものも紛れている。他民族国家(なのか?)。
唯一神により特別な役割を課されて創造された神話世界の特別な生物。
天使とは異なり、霊的存在ではなく物理的な肉体を持つため「生物」に属するが、
霊的な力が使えたり、不死だったり、人間・動物・魚・鳥など、他の多数の生物とは一線を画す。
基本的には一種族一個体で存在しているため、繁殖能力を持たず、人語を介するとしても本質的に社会・集団の構成員になるのは向いていない性格をしている。
古代世界(いつ?)で、現代の「神」とは別の神として崇められていた霊的存在。
当時無数の「神」が存在していたが、覇権争いに負けた結果「悪魔」として地獄に追いやられた……らしい。
ある意味世界の真実を知る者だが、今は立場の弱いマイノリティであり、結局のところ今の「神」の系譜に属する堕天使にとっては敵と判断される可能性もあるため、
彼らが「堕天使以外の何か」であることまでは知られているが、詳細についてはあえて語られていない。
そもそも神とは人間の信仰を糧に活動する霊的存在であり、信仰が得られないと弱体化する。
信仰を得る方法は平和的方法、暴力的方法どちらもあるが、どちらにしても人間に依存した存在であり、人間の研究なんぞしなくても既に十分熟知している。
(よりリアルな設定でいくと、アスモデウスも異教の神と呼べるけど、うちでは堕天使という設定にしたよ。)
ベルゼブブのフードの中は地獄にある「悪魔の胃袋」と呼ばれる辺境の炎の湖に繋がっている。
ここは地獄でもド田舎で、首都に戻るまで(飛んで)三日はかかると言われている。
暑いではなく、熱い。そこら中から火や溶岩が噴出しているので熱い通り越して、燃える。
悪魔たちは長年の地獄暮らしで熱耐性を獲得済みらしいが、最初の頃は普通に焼けていた(こわ)。
また、太陽などの天体は見えず、天気の概念もない。
地表のほとんどが険しい山岳地帯であり、生活に適した平野も少ない。
地獄は罪人の牢獄として創造された場所なので、このような過酷な難易度設定がされている。
唯一の良い点として、地獄全体には鉱物資源が豊富に埋まっていると言われている。
一方、水は一切ない。地中奥深くまで掘っていくと、太古の大河コキュトスに突き当たる。但し、コキュトスは氷河となっており、やはり水は無いに等しい。
地表は灼熱、地中は極寒であるため、その中間地点が辛うじて生息に適する。
地獄で暮らしている悪魔のみなさん。たまに地上へ出張に来てちょっかいを出してきたりする、いわゆるゲストキャラ枠。
悪魔誕生の経緯から、その多くは堕天使で構成される。
堕天使。悪に美学を見出す悪徳の権化。地獄の法務担当。悪魔たちの契約書を作るのに忙しい。大昔、天国と魂の所有権について法廷(?)で争った際、地獄の権利を守り抜いた、優秀な弁護士でもある。
堕天使。月の管理者、魂の導き手。親切心から天界の秘密である天文学の一部を人間に教えてしまい、その罪で堕天させられた。治癒能力にも長け、元はラファエルの助手だった。左目に邪視の力を持つ。
堕天使……と見せかけて、実は天国側のスパイの天使。悪魔のフリをして地獄に住んでいる。物静かではあるが話術に長け、相談役として調停やカウンセリングをすることが多い。天使であるが故に嘘を吐けない。
陸の怪物。神による天地創造の五日目にレヴィアタンと共に作り出されたとされる。気性は非常に穏やか。レヴィアタンとは幼馴染または兄弟のような関係で、非常に仲良し。レヴィアタンが唯一屈託のない笑顔を見せる存在。
ルシファーの娘。地獄の門番。ルシファーが神に背いた際、ルシファーの頭に浮かんだ「罪」の概念が形を得たものだが、ルシファーにはそれが己の信じる「正しさ」と思われたため、美しい姿(=自分と同じ顔)になった。
ルシファーの息子。死神。「罪」の誕生により副次的に発生した「死」の概念が形を得たもの。不死である天使や悪魔にも死を与える例外的な力を持つので周囲から忌避されているが、実は精神年齢は5歳くらいで一人では何もできない。
クーデターを起こし、でもまだ天界にいた頃。
悪魔の対抗勢力、天国側のエース。天界では神の御前に立つことを許されているのは限られた上級天使のみとされており、その上級天使をまとめて四大天使と呼ぶ。
彼らにとって地上は神が人間に与えた土地であるため、悪魔が住まうことをヨシとしていない。
ルシファーに次ぎ二番目に創られたとされる、神の代理人。全天使の長で、天界最高の武勇を誇る最終兵器。役務上、地上に降りることがほぼなく世間知らずなところがある。彼が登場するときは悪魔最大の危機。ブラコン。
三番目に創られたとされる、メッセンジャー。人々に神の言葉を伝えるために世界中を飛び回っており、情報通で頼りになる。最速の翼をもつ。楽園の守護者でもあり、ミカエルの次に腕っぷしが強く、肝が据わっている。
四番目に創られたとされる、医術のスペシャリスト。人間に直接的な救いを与える役割があるため、人間に紛れて地上で暮らしている。悪魔を鎖で縛ってそこらへんに埋めるのが得意。サリエルの堕天には相当凹んでいる。
五番目に創られたとされる、太陽の管理者、魂の審判者。悪魔に騙され、楽園に案内してしまった苦い過去を持つため、悪魔を最も忌み嫌っている。今は天界住みだが、地上で暮らしていたこともある。キレると一番こわい。
ふわふわしていて暖かい。
お日様の匂いがする。
性格は気まぐれ。
七大天使もいるけどまたそのうち……
「神」に仕え、神の愛する人間を「正しい」道へ導く使命を帯びている。
仕えるとは、神のご意志に従って行動することである。悪魔からは「奴隷のように」とよく揶揄されるが、天使的にはそれは隷属ではなく、愛のために自らの意思で行うことであるとされる。
基本的には、愛情深く、勤勉、献身的、正しく清らかな心を持つ存在として生み出されているが、
幾人か堕天しているように生まれつきアクの強い性格の者もいる。神の気まぐれとしか言いようがないが、スパイスのつもりかもしれない。
元々悪意が存在しない世界に創造されていたため、「疑う」ということを知らず、悪魔に簡単に騙されてしまうこともある。
それぞれ何らかに突出した才能を持ちつつも、分野を問わず平均的に高い知性を発揮し、神の創造した世界の「ルール的なもの」を直観的に会得できるといわれる。
「人間はソレを理性で理解するが、我々は感覚で理解する」らしい(ラファエル談)。
肉体は「霊」であり、物質には依存していない。本質的に形は持っておらず、人のような形も仮の姿である。
不死の存在であり、食事や睡眠などの生命維持活動を行わなくても死なないが、神から与えられた祝福の一種として享受することはできる。
全員が神の被造物であり、生まれた時からそれぞれに職務・個性・能力を与えられている。
創造された順番のヒエラルキーが存在しており、職務も概ねそのヒエラルキーに基づいて設定される。
独立した意思を持つ別々の個体に見えるが、実は精神の高み(魂)で繋がっていて、巨大な1つの個体でもある。
彼ら自身、その繋がりははっきりとではないが直感的に感じ取っており、集中すれば魂の共鳴と呼ばれるテレパシーも可能。
(ちなみに堕天使たちとも高次元では繋がったままであるが、精神的な齟齬が大きいので共鳴は難しいとされる)
そのような性質から、秩序・同調・社会性を重んじる文化を共有しており、同胞には互いに深い愛情を持って接するが、
裏切り者は厳しく処罰され、共同体外の部外者には容赦しない。どついたろか?
「セラフィム」と呼ばれる、天使の中でも最も位の高い上級天使は6枚の翼をもつとされている。(ルシファーは更に特別で、12枚あったとされる)
「2枚で頭を隠し、2枚で身体を隠し、残り2枚で飛翔する」とされ、通常、天使の「顔」は見えないものらしい。
(毎回6枚描くのもめんどくさいので省略してます。悪魔と同じく出し入れ自由という設定です。)
その1にあるように、本来天使に顔はない(厳密にいうと実際にあるかないかどうか定かでない状態。人間には不可視)とされます。
というか、特に上位の天使は人の形ですらないという考え方もあります。
異形の者たちですが、人間を怖がらせないために人間の前には人の姿で現れる、とも…。
一方、「人間は、神の形を模してつくられた」とされるように、天界の住人が人型だった故に、人間が今の形をしているという考え方もあります。
そもそも霊的存在なので、どんな形であろうと仮初めの姿でしかなく、それぞれに「お気に入りの姿」はあるものの、自由に形態変化させられる……という風に考えています。(悪魔も同じく)
うちの天使は何で全員「ニコ目」なんだという話。
というわけなので、開眼することもある。
でもなんか目が死んでるのは気のせい^^