2024年3月1日にスタートアップ
大学院 情報理工学研究科 情報学専攻 セキュリティ情報学プログラム
情報理工学域 Ⅱ類 (融合系) セキュリティ情報学プログラム
耐量子計算機暗号(ポスト量子暗号、Post-Quantum Cryptography)は、量子コンピュータが実用化された場合でも安全性を維持できる暗号方式です。従来の暗号方式(例えば、RSAや楕円曲線暗号(ECC))は、量子コンピュータによって脆弱になると考えられています。特に、Shorのアルゴリズムによって、RSAやECCといった公開鍵暗号は効率的に解読できることが数学的に証明されています。そのため、量子コンピュータの進展に備えて、耐量子計算機暗号の導入が急務とされ、多くの組織や政府機関がその実用化に向けて研究を進めています。本研究室では、耐量子計算機暗号において、暗号方式・署名方式の構築を始め、安全性証明、パラメータ評価、高速実装、応用まで一連の研究開発に取り組んでいます。
■ A1. 研究内容Ⅰ: PQC暗号方式・デジタル署名の提案
鍵共有方式の構築、デジタル署名の構築、ハイブリッド暗号方式の設計
■ A2. 研究内容Ⅱ: 暗号解読・安全性評価
暗号の困難問題に対する解読アルゴリズムの提案・改良・高速実装・世界記録達成
■ A3. 研究内容Ⅲ : 暗号技術の応用
機械学習セキュリティ、自動運転システムへの応用、サイバーセキュリティなど
准教授:
王 贇弢 (オウ イントウ)
修士1年生:
戸田 和孝 (トダ カズタカ)
学部4年生:
橋本 廉椰 (ハシモト レンヤ)
井上 文也 (イノウエ フミヤ)
久保田 和磨 (クボタ カズマ)
森脇 拓哉 (モリワキ タクヤ)
大塚 佑基 (オオツカ ユウキ)
研究生:
姚 梓熙 (ヨウ シキ)
学部3年生:
大友 心翔 (オオトモ マナト)
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