5月のせんぱい座談会
皆さん、こんにちは!雫石です。
梅雨入りしてじめじめした日が続いていますね。
今日は、5月のせんぱい座談会についてレポートします。
弓削高卒業生の“せんぱい”
2週間ほど前になりますが、5月31日(火)に第2回目のせんぱい座談会を実施しました。
第1回目のレポートはこちら。
第2回目の今回は初の弓削高校の卒業生が講師となってくれました。
“せんぱい”として進路ストーリーを語ってくれたのは、平成28年度卒業生の時本真弥さんです。
今回のせんぱい座談会には、1,2年生7人が参加してくれました。
時本さんは現在、愛媛大学大学院 教育学研究科の2年生です。子どものころから「教師になりたい」という夢を抱き、教師の種類や教えたい科目などは変わりつつも、教職に就きたいという思いは変わらず現在の進路に進んだそうです。
学力的な不安や人間関係における不安から地元である弓削高校に進みましたが、そのことを時本さん自身は“逃げの選択”だったと振り返ります。
「高い目標にチャレンジしなかったこと。自分に自信がなかったこと。
これらは“逃げ”とも言えるかもしれません。
でも、今振り返ってみると、弓削高校に入ってからテニス部の部長や生徒会役員といったリーダーを経験したり、文化活動部で自分の好きな理科の研究発表をしたりといろいろな経験をして成長することができました。
その時は確信を持てない選択でも、“今この瞬間”を一生懸命過ごしていればこれで良かったと思える経験になるはず」
時本さんはこのように語ってくれました。
時本さんの受験ストーリー
また、時本さんは自身の大学受験経験についても教えてくれました。
弓削高校は理系の生徒が少なく、時本さんの代では、なんと理系選択は時本さん1人。
孤独な闘いになるかと思いきや、「先生を独り占めできたのは強みだった!」と、力強くおっしゃっていました。
AO入試で受けた第一志望校に不合格となっても、あきらめずに一般入試で愛媛大学を受け、見事合格。
理系選択1人、しかも他のクラスメイトは推薦入試で早い段階で合格を決める中で、最後まで大学受験に取り組んだ時本さん。
合格を勝ち取ったときの喜びもひとしおだったと思います。
参加した塾生からは、
「AO入試について知ることができてよかった」
「ときには、逃げるということも大切だということが分かった」
「“今の高校生活の大切にしてください。”という言葉が印象的だった」
といった感想が寄せられました。
せんぱいと話をする意味
せんぱい座談会の企画を考えたとき、1番最初に思ったことは「不安はなるべく少なく、ワクワクはなるべく多く」ということでした。
今回、弓削高校の卒業生ということもあってか、座談会が終わったあとも時本さんと立ち話をする塾生の姿がありました。
「自分がいたころの弓削高はもっと〇〇だったな~」
「今の弓削高でも△△ってあるんだ~!」
そんな話をしながら、数年先を行くせんぱいとの会話を楽しんでいるようでした。
どんな進路に進むにしても、自分の選択を正解にするのは自分自身。
不必要に不安ばかり募らせるのではなく、大人になることで手に入るたくさんの可能性や機会について、少しでもワクワクを感じてもらえたら嬉しいですね。